丸太町ルヴォワール

丸太町ルヴォワール

858円 (税込)

4pt

祖父殺しの嫌疑をかけられた御曹司、城坂論語(しろさかろんご)。彼は事件当日、屋敷にルージュと名乗る謎の女がいたと証言するが、その痕跡はすべて消え失せていた。そして開かれたのが古(いにしえ)より京都で行われてきた私的裁判、双龍会(そうりゅうえ)。艶やかな衣装と滑らかな答弁が、論語の真の目的と彼女の正体を徐々に浮かび上がらせていく。(講談社文庫)

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丸太町ルヴォワール のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月13日

    ルヴォワールシリーズ1作品目。
    論語とルージュの会合から始まる。
    面白い個性を持ったキャラクター達。
    ルージュの正体は誰か、祖父殺しの犯人は誰かという結論に達するまでの天才たちの騙し合いを楽しむストーリ。
    叙述トリック満載。
    真相はどうあれ、大衆が納得すればOKという世の中なので、それができる人が強...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月16日

    短編集かと思ってたけど全くそうじゃなかった。三章の双龍会から一気読みしてしまったけども。 城坂論語と朽紅のルージュの会話は心地よい。論語も一本取られて双龍会に至るわけだが。 双龍会後半では、次々と虚実が入り混じり、怒涛の展開。ルージュの正体辺りはもう一度読み直したい気もするけれど…。謎とは語る者...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月26日

    双龍会での侃々諤々の議論が面白い。論理の応酬は好きなので、読んでいて楽しかった。最後まで意表を突かれまくって、驚き疲れました。

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    Posted by ブクログ 2023年02月26日

    丸太町という聞き慣れた地名なんで読んでみた。
    リーガルサスペンスになるんかな?
    「双龍会」という疑似法廷みたいやけど。
    何で、落花さんだけ、京都弁で他の人は、標準語?って違和感あったけど、京都でなくても、奈良の人とかやし、それなりの言葉使うはずやけど…
    何か闇社会の法廷で、主役達も闇社会っぽいけど、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月13日

    「ぼくの初恋にまつわる話をしましょうか」。冒頭の一文とタイトルに惹かれて、この著者初読み。

    初恋を語るのは、容姿端麗、ものすごい知力を兼ね備え、さらには金まで持っている美少年御曹司、その名も「論語」。祖父殺害の濡れ衣を着せられた彼が法廷へ。といっても、世間的には祖父は自然死したものとされていて、真...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年04月06日

    再読。ラノベ臭さがあまり気にならなくなっていた。なぜだろ?わざとらしく悪趣味とも評価できる過剰さが、古都の艶やかな一面に溶け込んでしまったのか。
    私的裁判が始まるまでが意外に長いことに気づいたが、そこまでを退屈させずに読ませるのがさすが。そして、私的裁判はどんでん返しに次ぐどんでん返し。ラストで一発...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年06月09日

    壮大な屁理屈合戦!緊迫した会場での出来事のはずなのに、くすっとしちゃった。これをミステリーとするならば、こんなミステリー初めて。

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    Posted by ブクログ 2017年05月24日

    西尾維新的な言葉遊びとか、叙述トリックなどが楽しい。私的裁判という法廷ものなのですが、論理と化かし合いはちょっとしたバトルものの雰囲気です
    後半のどんでん返しの連続についていくのは大変ですが、最後はハッピーエンドの「ボーイ・ミーツ・ガール」なので読後感は悪くないですね
    ミステリとしては好みが分かれる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年05月17日

    これ、何で読むことにしたんだっけ?入手してからかなりの期間、積読状態になってしまってたから、理由をすっかり忘れてしまったのです。少なくとも本作を知るまでは名前も知らなかった作者だし、賞レースで目立った訳でもなさそうだし、何でだろう?考えられる理由としては、どんでん返し系が読みたくて色々検索していた中...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年07月21日

    正直これはラノベなのでは……という気がするが、
    ミステリだから問題ないし、何より面白いから
    問題なし。

    京都のお金持ちの間では私的な諍いを私設裁判に
    かける、かつ龍師という弁護士と検事を雇って
    争わせる娯楽を楽しんでいるという設定。

    ……すでに京都の人が怒りそうだ。

    人気の龍師には異名があった...続きを読む

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