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藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う1人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき――。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
フォローさせていただいている方のレビューを 読み、読みたい!と思いました。 大好きな辻村深月さんの作品です。 たのしみマックスで本を開きました。 白く凍った海の中に沈んでいく くじらを見たことがあるだろうか。 苦しげに息をするくじらが、一頭、 また一頭と沈むのは、痛々しかった。 汚れ一つな...続きを読むい真っ白な氷の間から覗く海の青は、 底なしに暗い。 それは、芹澤理帆子の好きな色だ。 物語は理帆子さんの尊敬する 藤子・F・不二雄先生の遺した言葉 「すこし・ふしぎ」 理帆子さんが自分につけた 「少し・不在」 この色彩の中で優しく限りなく優しく 優しさの中で 激しく心を揺さぶられながら 読み進む時間でした。 私にとっても ドラえもん はとても大切な 物語です。 子供の頃、最初に観た映画もそうですし 最初にみた漫画でもありました。 凄く印象に残っているのには、訳があって 友達はそれをみて ケタケタ笑っていたんですが、 私は友達の様子をみて笑わなくちゃと思い 笑っていた思い出があり、何故?って思って いました。 優しさだけを感じている、可愛いくない子供、、、、 理帆子さんに共感しながら読み進める時間は 凄く・不思議 な優しい時間・・・・ この物語の素敵な言葉が沢山あって 本当に本当にかけがえのない物語になりました。 主な参考資料 「ドラえもん」全45巻 「大長編ドラえもん」 及び、そこに流れる哲学と優しさの全て。 参考資料で涙が溢れるなんて、、、、 私は 「すごく・フォルテ」に 憧れますが 「少し・ 」 かな? 物語を読み終えて 目を閉じて優しい涙が溢れて この本を胸にあて 優しく抱きしめて・・・・・ ほんとうに ・ ありがとう
現実の人間がもし、ひみつ道具を持っていて使えたら…と考えさせられる描写が多くあり、話しの作り込みが素晴らしかった。感動した。 作中に出てくる、辻村深月さんが思う「ストーカーの定義」が凄くしっくりきて今後胸に留めておこうと思えたり、 のび太くんが1話ごとにひとつ成長があるように、少しずつ内面の価値...続きを読む観や考え方が育っていく主人公を書く辻村深月さんに、藤子・F・不二雄先生の作品『ドラえもん』への強いリスペクトを感じました。
前半は大分拗らせている主人公にあまり共感できず、雰囲気も暗いのでなかなか読み進められませんでしたが、後半になるにつれて伏線回収もあり、とても面白かったです。 ドラえもんの道具やエピソードもたくさん出てくるので、ドラえもんを読みたくなりました。
辻村深月さんの本の中で1番好きです! ドラえもんの道具の活用も構成も伏線回収もめちゃくちゃ上手です 電車の中なのに涙が止まらないのに、ページを捲る手も止められない 母親のシーンは大号泣です
圧巻の辻村深月ワールド。 伏線回収が魅力的すぎる。 序盤から中盤にかけてはリアリティ溢れる女子高生の話だが終盤にかけてはリアルからは少し離れた場面に打って変わる。 物語の細部にまで散りばめられた幾多の伏線を9.10章の緊迫感を持った場面で怒涛のように回収していく様子が見事だった。 中でも別所あきらと...続きを読む芦沢光は誰もが驚く関係性であるはずだ。 藤子先生がSFを「スコシ・フシギ」と言うように本作にも「スコシ・フシギ」な要素が含まれていたことが良かった。 この要素がなかったら混乱しそうな設定も「そうか、これはSFの話なんだ」と納得出来てしまう。 自分もドラえもんを読んでいたので作中に知っているドラえもんの話やひみつ道具が出てくると嬉しかった。
辻村深月さんの書く文章がすごく好きだと思った。どこか温かみを感じる。昔のわたしに寄り添ってくれるよう。
半分くらいまで読んで、かなり期間があいてから続きを読み始めたので「この人誰だっけ」となることも多く、また時間があるときに最初から読みたいなと思いました。 辻村さんは「性格が歪んでる人」を描くのが上手だなといつも思います。 終わり方が個人的に好きでした。
先が知りたくて一気に読んでしまいました お母さんの経緯には涙が出ました 理帆子にはわからなくてもお父さんとお母さんには深い絆があったんだね 最後はまさかの展開にびっくりしました あきらの存在 肉親の死についてはこんなことが起きたらいいな…と夢のように思い巡らせてしまいました まさにSFの世界….ドラ...続きを読むえもん私もその道具欲しいです そして、幸せな結末にほっとしました なんだか改めてドラえもんが観たくなりました
今まで多くの辻村作品を読んできたけど、私の中で全てを超えた過去一作品だった。言語化を遠回しにするような心の動きが言葉になって私の心にすんなりと入ってきて、今までどうしても宙ぶらりんになっていた気持ちたちが、ついに居場所を見つけたように落ち着いていくような感覚。あるべきSFがあり、あるべき言葉が並ぶ。...続きを読むフィクションの中でその場所をあるべき場所にさせてしまう辻村先生の天才さ‼️✨とにかくまず、読んで見てほしい
やばい、この本は。圧倒されたし、涙が出た。 主人公の芦沢理帆子は、天才カメラマン芦沢光を父に持つ。父の影響で、『ドラえもん』が大好きな彼女は、藤子・F・不二雄がSFを「少し・不思議」と解釈していたのを真似て、周囲の人々に「SF=スコシ・ナントカ」という個性を当てはめている。 理帆子は高校で不思議...続きを読むなオーラをまとう別所あきらに「写真のモデルになってほしい」と声をかけられ、彼と親しくなっていく。彼を通じて父の友人である松永の私生児、松永郁也と、彼の世話をしている多恵に出会う。 理帆子の元彼の若尾大紀は本当にどうしようもないやつで、言葉が通じない子供。読んでて本当にイライラするけど、辻村さんの人物設計が上手いからか、「こういう人実際にもいそうだな」という気持ちになる。本当に卑怯で弱い人間なので、しっかり悔い改めて生まれ変わってほしい。 理帆子の境遇には闇がたくさんある。けれど、別所や郁也、多恵の存在がそこに光を届けてくれるような、そんな印象を感じた。
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