三浦綾子 電子全集 銃口 (下)
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三浦綾子 電子全集 銃口 (下)

550円 (税込)

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激動の時代を描く三浦綾子の長編小説!

昭和16年、思いもよらぬ治安維持法違反の容疑で竜太は、7か月の独房生活を送る。絶望の淵から立ち直った竜太に、芳子との結婚の直前、召集の赤紙が届く。入隊、そして20年8月15日、満州から朝鮮への敗走中、民兵から銃口をつきつけられる。思わぬ人物に助けられやっとの思いで祖国の土を踏む。再会した竜太と芳子の幸せな戦後に、あの黒い影が消えるのはいつ……過酷な運命に翻弄されながらも人間らしく生き抜く竜太のドラマ。
「第1回井原西鶴賞」受賞作品。三浦綾子、生前最後の小説。

1996年(平成8年)、NHKで「銃口 竜太の青春」としてテレビドラマ化され、作品が第14回ATP賞‘97奨励賞を受賞した。

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三浦綾子 電子全集 銃口 のシリーズ作品

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  • 三浦綾子 電子全集 銃口 (上)
    550円 (税込)
    人間の本質に迫る三浦文学の最高傑作! 昭和元年、北森竜太は、北海道旭川の小学4年生。父親が病気のため納豆売りをする転校生中原芳子に対する担任坂部先生の温かい言葉に心打たれ、竜太は、教師になることを決意する。竜太の家は祖父の代からの質屋。日中戦争が始まった昭和12年、竜太は望んで炭鉱の町の小学校へ赴任する。生徒をいつくしみ、芳子との幸せな愛をはぐくみながら理想に燃える二人の背後に、無気味な足音……それは過酷な運命の序曲だった。 「第1回井原西鶴賞」受賞作品。三浦綾子、生前最後の小説。 1996年(平成8年)、NHKで「銃口 竜太の青春」としてテレビドラマ化され、作品が第14回ATP賞‘97奨励賞を受賞した。
  • 三浦綾子 電子全集 銃口 (下)
    550円 (税込)
    激動の時代を描く三浦綾子の長編小説! 昭和16年、思いもよらぬ治安維持法違反の容疑で竜太は、7か月の独房生活を送る。絶望の淵から立ち直った竜太に、芳子との結婚の直前、召集の赤紙が届く。入隊、そして20年8月15日、満州から朝鮮への敗走中、民兵から銃口をつきつけられる。思わぬ人物に助けられやっとの思いで祖国の土を踏む。再会した竜太と芳子の幸せな戦後に、あの黒い影が消えるのはいつ……過酷な運命に翻弄されながらも人間らしく生き抜く竜太のドラマ。 「第1回井原西鶴賞」受賞作品。三浦綾子、生前最後の小説。 1996年(平成8年)、NHKで「銃口 竜太の青春」としてテレビドラマ化され、作品が第14回ATP賞‘97奨励賞を受賞した。

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三浦綾子 電子全集 銃口 (下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「銃口」とは結局何だったのか。
    古参兵から曹長に向けられた銃口。
    集団自決をした男の銃口。
    曹長の夢に出てきたもう一人の自分が向けてくる銃口。
    帰国後竜太が背後に感じた銃口。

    同調圧力が言葉の感覚として近いのだろうか。
    個人の何かへの信じ方の問題かもしれない。

    0
    2021年01月30日

    Posted by ブクログ

    三浦綾子の作品はいつも心洗われる.戦時下の小学校教師の苦悩を描いたこの作品も根底に慈愛が満ち溢れている.著者の出身でもある旭川が舞台なので,神楽岡などなじみのある地名も多数出てくる.教育関係者にはお薦め.

    0
    2018年10月09日

    Posted by ブクログ

    感動する小説は世の中に数多あります。
    ただ、打ちのめされる小説に出合うことは滅多にありません。
    打ちのめされました。
    世に言う「北海道綴り方教育連盟事件」を題材にした94年刊行(単行本)の小説です。
    と聞けば、こういうご時世です、「反戦平和小説ですか」「サヨクですね」と揶揄する向きもあるでしょう。

    0
    2017年03月12日

    Posted by ブクログ

    上巻に引き続き再読です。

    学生の頃、貪る様に読んでいた割には内容は余り覚えておらず。

    結婚目前に召集された主人公は北海道から満州へと行きます。
    そこで様々な人に助けられる。

    最後の最後に『昭和が終わってもまだ色々な事が尾を引いている』と書かれていますが、本当にその通りだと思う。
    戦争が終わって

    0
    2016年08月06日

    Posted by ブクログ

    治安維持法のもと、いわれない無実の主人公がその経歴の為に翻弄される。
    主人公だけでなく、あらゆる人々が人としての生き方を戦争によって蹂躙され、そんな中でも人として正しく生きることの美しが描かれる。
    三浦綾子の長編としては最近の作のため、平易で美しい文章で読むことができる。

    0
    2013年09月03日

    Posted by ブクログ

    今『銃口』の読書会に参加中。
    ふだんはひとりで向き合う本に、みんなで向き合う。
    感じるものは本当に人それぞれ。
    毎回新たな発見があったり、自分の感受性を肯定的に捉えてもらえたり。

    0
    2012年10月12日

    Posted by ブクログ

    人としてどう生きるか・・・何を選び、何を大切にするか、時代の波の中で誠実に向き合うことの大切さを教えてくれる本です。私のこころの1冊です。

    0
    2011年01月01日

    Posted by ブクログ

    下巻でこんな展開になるとは思わなかった。戦争が悪というよりも、戦前から戦中に見られた一部の日本人の愚かさや自惚れっぷりが印象に残った。今はどうなんだろう?

    0
    2019年08月18日

    Posted by ブクログ

    主人公の竜太が勾留、戦争により非常に苦しい状況に陥る。そんな中でも坂部先生、近堂一等兵、山田曹長、金俊明など竜太に優しく接してくれる人々がいる。竜太は自分の至らなさを嘆くが、竜太自身の思い、行動があったからこそ彼らの優しさを受けられたと思う。
    こんな時代もあったのか、と感動的な物語と受け取ることもで

    0
    2018年02月04日

    Posted by ブクログ

    タイトルにサスペンス的な空気を感じたけど、
    想像していたような話とはまったく違ってた。

    女史が描く公正明大な人物たちは心清らかで真っ直ぐで、
    その隙のなさ、溢れる暖かさに泣かされることしばし。

    人を信じられなくなったときにオススメ。
    かな。

    0
    2015年09月07日

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