無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2010年02月01日
浅田次郎の短編集。初めの短編物語「あじさい心中」でもう引き込まれてしまいました。表題にもなっている「薔薇盗人」も面白いなと思いました。全文手紙形式になっています。息子から航海中(?)のお父さんに向けて出しているのですが、手紙を出す前に一度おばあさんに読んで貰っていて、息子の純粋な手紙だからこそ面白く...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
【ひなまつり】
ただひたすら泣きたい時に読む本です。
これぞ「泣かせの浅田」作品という感じ。
意思に関係なく涙が出てくるので,公共の場所で読むのは注意が必要。
水商売の母と二人暮らしの少女が主人公。
母の元恋人が少女を優しく見つめてくれるシーンがなんとも感動的です。
少女もその彼を慕って,お父さん...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月08日
浅田次郎の短篇集。まあこれくらいの短篇集はお手のものとしたもので、全体的な密度は薄め。冒頭の「あじさい心中」は傑作だが、このレベルに到達している作品はほかになく、「ひなまつり」はできそこなった「鉄道員」だし、「死に賃」「佳人」はショートショートレベルのちょっと捻ったラストだけの短編。「薔薇盗人」も表...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月21日
愛と涙の六短編。
私にとってハズレのない浅田次郎さんの、切なさの残るストーリー。
忘れっぽい自分が、この先忘れることはないだろうなと思うのは、最初の「あじさい心中」の二人。
リストラされたカメラマンと、廃れた温泉街で働くストリッパー。初対面の二人が心中を決意する、そんなまさかの展開を受け入れる自分が...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月29日
○あじさい心中は、人生何がどうなるか分からないと感じた。また、諦めてしまうと何もかも上手くいかなくなるなと。
○死に賃は世にも奇妙な物語にありそうな話。笑
○奈落は結局よく分からなかった。
○佳人は、人は見かけによらず、また、斜め上の事情があるものだなと感じた。完璧な人でも色々あるのだと思わされる。...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月01日
浅田次郎好きの会社の先輩に薦められて手にとってみた。
浅田次郎の短編集は、これまでに『鉄道員』(集英社文庫)と『姫椿』(文春文庫)を読んでいるが、それらに比べてこれは結構毒のきいた大人の話が多い。
先輩が絶賛していた「あじさい心中」は、独白内容が想像を絶し、「これは悲しすぎてダメかも」と思ったが...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。