おとこの秘図(上)

おとこの秘図(上)

869円 (税込)

4pt

4.0

時は元禄――旗本の息・徳山五兵衛(幼名・権十郎)は、妾腹の子ゆえに父から疎まれていた。剣の修行に明け暮れる十四歳の初夏、侍女への無謀な振舞いがもとで、父子の不和は決定的となった。四年後、道場主の他界を機に、一介の剣士として生きようと同門の浪人剣客・佐和口忠蔵を慕って江戸を出た。父はこの出奔を利用して、執拗なまでにわが子廃嫡の策謀をつづけていた。

...続きを読む

おとこの秘図 のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • おとこの秘図(上)
    869円 (税込)
    時は元禄――旗本の息・徳山五兵衛(幼名・権十郎)は、妾腹の子ゆえに父から疎まれていた。剣の修行に明け暮れる十四歳の初夏、侍女への無謀な振舞いがもとで、父子の不和は決定的となった。四年後、道場主の他界を機に、一介の剣士として生きようと同門の浪人剣客・佐和口忠蔵を慕って江戸を出た。父はこの出奔を利用して、執拗なまでにわが子廃嫡の策謀をつづけていた。
  • おとこの秘図(中)
    869円 (税込)
    権十郎が江戸に帰った翌年、五代将軍・綱吉の死を追うように、反目しあった父は逝った。彼は五兵衛秀栄と名を改め、一家の当主となって新たな道を歩みはじめた。結婚を間近にひかえたある日、佐和口忠蔵の異変を聞いた五兵衛は、見えざる糸で佐和口と結ばれているのを知った。時あたかも、将軍位をめぐる紀伊家と尾張家の暗闘がささやかれ、いつしかその渦中に巻き込まれていた。
  • おとこの秘図(下)
    825円 (税込)
    将軍御狩りの日、暗殺の陰謀を防ぐべく八代・吉宗の身代りとなった五兵衛は、危うく一命をとりとめた。一方、尾張家に荷担、暗躍したかつての剣友・佐和口忠蔵は死んだ。二十年後、五兵衛には、盗賊・日本左衛門との人生最後の対決が待っていた。三河・遠江一帯を傍若無人に荒しまわる、尾張家のはみ出し者らしい……。五兵衛、五十七歳――不屈の魂は、また燃え立った。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

おとこの秘図(上) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    誰にもいえない趣味を持っていますか?剣客として武士として生きた盗賊改方・徳山五兵衛。私は持っています。(笑)

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月24日

    池波正太郎は
    鬼平犯科帳、真田太平記、剣客商売などで映画化、テレビドラマ化されている大衆に支持されている大作家です。

    私の持っている「おとこの秘図」は文春文庫版でして、昭和50年代の初めに発行されたものです。
    「鬼平」の前の8代将軍徳川吉宗の時代に盗賊改方長官を務めた「徳山五兵衛」を主人公に、若い...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年09月11日

    「何事も、己のことは己ではわからぬもの。(中略)なればこそ、人は他人のいうことに耳を傾けなければならぬのでございます。他人の目に映るわが身を忘れてはなりますまい」。

    元禄時代、旗本の妾腹の子として生まれ、父から疎まれ、剣の修行をし、剣士として生きようと決めた男の物語。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年05月03日

    この本ではないが大活字版の短編集で秘図として衆力されているもので、この文庫の源泉となった短編ではないかと思う。登場人物が同姓同名で波乱の人生を送った者である。

    また大活字版には刺客というものも掲載されていた。こちらも真田家の徳川で生きた末裔たちの話で面白かった。

    0

おとこの秘図(上) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

おとこの秘図 の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

池波正太郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す