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Posted by ブクログ 2016年01月17日
難しかったけど、おもしろかった。
第1巻はまだしも、2巻、3巻、4巻と、とても感動。あついものがこみ上げてきました。
「蒼穹の昴」の続編で、「珍妃の井戸」ではちょっといまいちでしたが、本作はすばらしい物語
清の始まりと終わりが交錯しながら語られるストーリー展開です。
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第3巻では西太后亡き後...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月12日
ラストエンペラー溥儀が即位、孫文の中華民国が興り、北方から張作霖が咆哮を上げる。ところどころで挿入される清の勃興が良いアクセントになっていて、前作で描かれた栄光の乾隆時代の様子を合わせると、清朝のなんたるかが浮かび上がってくる描写も秀逸。いよいよ次で完結を迎えるけど、どういう盛り上がりを見せてくれる...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月13日
中原の虹 1,2 を読み
日本から 買ってきてもらった 中原の虹 3,4。
待ち遠しいほどに 待った本だった。
中国を 外国の植民地にしない という 西太后の決意。
明治維新のような 禅譲。
中国の大きさから 一筋縄では まとめられぬ。
清が滅び 新たな時代が どう確立するのか。
それにしても 清...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月16日
大いなる母・西太后を喪い、清王朝の混迷は極まる。国内の革命勢力の蜂起と諸外国の圧力に対処するため、一度は追放された袁世凱が北京に呼び戻される。一方、満洲を支配する張作霖は有能なブレーン・王永江を得て、名実ともに「東北王」となる。幼き皇帝溥儀に襲いかかる革命の嵐の中、ついに清朝は滅亡する。
今回のシ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月30日
3巻。新たな登場人物がたくさん出てきて物語を追うのに必死です。
蒼穹ではただの面白キャラかなと思ってた戴沢殿下が案外真面目に国の行く末を案じている人で意外だった。ミセスチャンこと寿安との対話が物悲しくて、印象的だった。
日本で暮らす文秀のもとへやってきた蒋介石。教科書で見た名前だ。何した人なのかは覚...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月26日
西太后は中国三大悪女と評される。しかし、『中原の虹』では西太后の悪辣なエピソードはロンドンの出版物によって作られたものとなっている。清朝の高官は出版関係者に怒りをぶつける。
「わが国にはこんな嘘っぱちよりももっと興味深い、もっと面白おかしい事実がいくらでもあるではないか。君たちの国がわが国にいったい...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月23日
時は宣統帝即位から、辛亥革命に至る、激動の時期。
だから、この小説の主人公は、いったい誰なんだろう?と思うほど、たくさんの人物が入り乱れる。
主人公は一人ではない小説なのだろうけれど、この巻の主人公は袁世凱なのではないか、と思うほど。
革命軍と清朝遺臣の官僚たち、そして軍閥の三つどもえの状況で、駆...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月20日
西太后亡き後の清朝は、西太后の思い通りに列強の侵略は受けずに政権交替が進む。清朝というおおきな枠組みを失った中国はいよいよ混迷を深めるのか。袁世凱、孫文、張作霖、それぞれの思惑が交錯するなか事態は複雑に展開する。
歴史を知っているからなんとか意味を理解しながら読み進められるが、知らないと唐突かもしれ...続きを読む
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