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Posted by ブクログ 2021年12月15日
最後のタイトル回収が秀逸。透明人間とは…。
過去への憧憬とともに語られる、子供の目線だからこそ分からない大人の事情。
子供だった自分と世界がいかに残酷か、大人になってから気付くやりきれなさ。
頼り甲斐のある大人の有難さ…。
子供向けと思い少々見くびっていた。
漢字にはルビがふってあり、子供向けに...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月09日
時代は昭和52年の夏、孤独な少年ヨウイチの唯一の楽しみは、家の隣で印刷所を営む真鍋との語らい。身近なこと、宇宙のこと、将来のこと、様々な事柄を真面目に語り合った二人だが、一人の女性の消失事件が二人の運命を変えることになる。
島田荘司氏らしい奇想と、昭和50年代という某国がまだ理想郷と一部に思われてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月24日
なんとなく買うときから予感はしてたけど、前に読んでた。
でも再読してみても面白かった。
島田さんは初期の作品は文句なく名作揃いだけど、後期はやや当たり外れがあると思う。特に社会派の傾向が強いほどイマイチに感じる。この作品はそれらと比べても独特のテイストがあり、異彩を放っている。
トリック?はまあさほ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月19日
講談社ミステリーランド第1回配本作品の文庫化。
作品冒頭、ペルセウス座流星群の夜が、なんともいえず美しい。
主人公の少年と隣人の男性が、真夏の夜の浜辺に腰をおろし星を見上げながら語り合う…というか、主に男性が語る場面なのだが、その一言一言に心を動かし、見えるもの聞こえるものに敏感に反応する少年の様...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月14日
孤独な少年ヨウイチが唯一心を許し、尊敬する人物である、隣人の真鍋さん。彼は、透明人間が存在すること、そして、納屋で透明人間になる薬を作っていることをヨウイチに告白する。
そんなある日、密室状態のホテルから一人の女性が蒸発するかのようにいなくなり、海岸で死体となって発見される。
真相が明らかにならな...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月12日
御手洗清だと思い込んで購入したのだが、これは違った(^-^;
こういうのも書かれるのだなぁ・・・。
何だかわからないが、文章が読み易い所為なのか?凄く物語に引き込まれる。
まさか、透明人間なんてオチじゃないよなぁ~って思いながら読み進めていき、結末は!!
全く想像していない結末・・・。
楽しく読...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月16日
なんと!!!?普段怪奇大好きな自分としては「透明人間」なるものも怪奇ミステリとして言葉のままに受け入れて読み進めていたが、いやはや社会派ミステリではないですか。しかし、ジュブナイルな部分がとてもうまくキレイに描かれており、感動の作品です。個人的には思いもよらぬラストだったため、読み終えたあとの動揺が...続きを読む
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