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Posted by ブクログ 2016年03月31日
芸術探偵神泉寺瞬一郎のシリーズ。
ヨーロッパ旅行中での一事件を手記にまとめ、日本に帰って叔父がそれを読んで推理するという流れ。いつもながら漢字の表記にはじまりステンドグラスの云々などうんちくもたっぷりw
で、内容は・・・まあいつも通りという感じでしょうか。うんちくを楽しみつつ事件の推理を楽しむ。そし...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月03日
日本のルビって凄いなーと本作を読んで改めて痛感。建物の構造とか良く分からなくても、漢字表記だけで大体のイメージはできちゃうもんな(穹㝫天井とか、尖塔拱頂とか)。
で、ルビに振られた本来の発音表記(日本語では限界あるだろうけど)でお仏蘭西なカホリが漂うし、読み始めの取っ付きにくさを乗り越えれば意外にス...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月25日
最近の好きな作家の一人が深水黎一郎。で、期待して読んでみた。
なかなか実験的な推理小説。物語の中に別の物語があるという「作中作」の手法を使い、その「作中作」ではカタカナを一切使わないという実験的な試みも行っている。作者は他の著書のあとがきで述べているが、このカタカカナを使わない手法と言うのは、推理小...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年01月06日
ミステリと芸術論の融合はさらに磨きがかかっている。
芸術的なものの観光地化や、伝統的なもの、伝統的な芸術と現代芸術との対立、そしてそれを語る一人の老学者と主人公の語り合いが非常に魅力的であり、どちらの意見にもうなずけるものがある。
そして、それを描くために事件が用意されたように思える。
(これに関し...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
作中作のスタイルがとられていますが・・・。
漢字ばっかりです。でも、カタカナを漢字で書く
というのは情緒があってカタカナよりも
綺麗で幻想的な感じがします。
今回もトリックや犯人が意外でミステリーとして
とてもよかったです。
美術描写が分かりにくいので写真とかあったら
いいのにって思いましたが・・...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月21日
とても中身の濃い一冊です。
凝った表現方法をとっているのに、すいすい一気に読まされてしまうリーダビリティ。
ネタバレ感想を順不同で。
マルタン刑事の叙述トリック(?) まんまとひっかかりました。
ジャン・レノ系の渋いルックスで想像しながら読んでいたらアレ(笑
いやジャン・レノも「グラン...続きを読む
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