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700円 (税込)

3pt

富山の刑務所で作業技官として働く倉島英二。ある日、亡き妻から一通の手紙が届く。そこには遺骨を故郷の海に撤いてほしいと書かれており、長崎の郵便局留めでもう一通手紙があることを知る。手紙の受け取り期限は十二日間。妻の気持ちを知るため、自家製キャンピングカーで旅に出た倉島を待っていたのは。夫婦の愛と絆を綴った感涙の長編小説。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    優しい森沢さんワールドに包まれましたが、この本は情景の表現も素敵でした。

    世界を透明なパイナップル色に染め上げていた

    密集した樹々の向こうに熟したマンゴー色の夕空が広がっていた

    集落の奥には、ピンク色の絵の具を流したような小さな海がとろりと横たわっていた

    しばらくぼ〜っと思い浮かべて余韻に浸

    0
    2025年11月11日

    Posted by ブクログ

     亡き妻の遺骨とともに、富山から妻の故郷・長崎の漁師町まで、キャンピングカーでの旅…この4日間に出会った人々が、不思議に繋がり合っていて、驚きと感動の連続でした。一気に読み終えてしまいました。
     妻の遺した手紙に泣けて泣けて・・・
     そして、随所に残る名言に心が揺さぶられました。自分自身の人生の糧と

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    森沢明夫さんの作品を続けて読みたくて、探していたところ表紙が高倉健さんって事だけで手にした本。本作には無い台詞だけど、脳内では所々で「不器用な男ですからー」が、こだましていました。

    0
    2025年08月12日

    Posted by ブクログ

    森沢明夫氏の本は、読書後ホッコリするとともに、自己肯定感が高くなりますね・・。
    改めて、好きな作家さんです。

    ひとりになったあなたにお勧めの一冊。

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

    読みやすい。話の流れ、テンポ良く進む。それぞれの人が抱えるエピソード、表現がすっとはいってくる。終わり方、後味も良く、生きることに前向きになれる。とても良い作品。

    0
    2025年07月17日

    Posted by ブクログ

     青島武脚本の映画「あなたへ」を原案に創作された作品。
     こういう小説の書き方もあるんだと新たな発見だった。

     亡くなった妻の遺言で、妻の故郷の郵便局留めになっている手紙を受け取りに、キャンピングカーで旅に出る倉島英二。
     その道中に偶然とも奇跡ともいえる出会いを重ねる。
     英二と洋子さんの深い愛

    0
    2025年01月24日

    Posted by ブクログ

    物語の始めも最後も涙。でも、悲しみだけの涙ではなくて、美しいものに対する涙も。

    「ありがとう」
    この話を読み終わって、この言葉が特に心に響いています。

    「ありがとう」
    感謝を伝える言葉だけど、時には哀しみを含むこともある。でも、本当に美しい言葉で。

     そして、それは奇跡に繋がりもする。そんなこ

    0
    2024年10月20日

    Posted by ブクログ

    たまたまかかっていた
    KOKIAさんの名曲
    『ありがとう』♫

    聴きながら洋子さんの
    二通目の手紙を読んで
    いたら思い出した。

    先日書類の整理をして
    いたら父からの手紙が
    ポロッと。

    生前ときどき送られて
    きていたうちの一通。

    当時ほとんど流し読み
    していたので、

    なにが書かれていたか
    思い

    0
    2024年09月07日

    Posted by ブクログ

    亡くなった妻の洋子さんの遺言を求めて自家製のキャンピングカーで旅に出た夫の英ニさんに待っていた偶然と呼ばれる数々の人との素敵な出会いによる様々な出来事やその時々の心境等も鮮明に描かれております。
    終盤の洋子さんの散骨、門司港での南原さんへの報告、洋子さんから英ニさんへの3枚の手紙のシーン「あなたへ」

    0
    2023年12月03日

    Posted by ブクログ

    再読。映画の脚本を森沢さんが小説にした作品。亡くなった奥さんの遺言で奥さんの故郷の海へキャンピングカーで散骨しに行く途中に出会った人々とのつながりや夫婦の絆が丁寧に描かれている。高倉健さん主演の映画も感動したが、小説の方も心を揺さぶられるステキな作品だった。登場人物一人一人が何かしらの問題を抱えなが

    0
    2023年10月19日

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