おいしくて泣くとき

おいしくて泣くとき

869円 (税込)

4pt

無料で「こども飯」を提供する『大衆食堂かざま』。店のオーナーの息子・心也は、怪我で大好きなサッカーができなくなり、中学最後の夏休みを前に晴れない気持ちを持て余している。また心也は、時々こども飯を食べにくる同級生のことを気にしていた。一人は夕花。クラスから疎外され、義父との折り合いも悪い。もう一人は金髪パーマの不良、石村。友情と恋心、夏の逃避行。大人たちの深い想い。〈子ども食堂〉から始まる思いやりの連鎖が、温かな奇跡を呼ぶ。傑作長篇、待望の文庫化!

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おいしくて泣くとき のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年05月01日

    こども食堂にまつわるストーリー。
    親の死、貧困、暴力、いじめ、友情、恋。
    思春期のもどかしさ。
    あたたかいご飯。
    見返りを求めない無償の愛。
    三人の語り手。
    読み進めながら段々と
    三人それぞれの世界に引き込まれていき、最後に全ての点と点が繋がったときに、思わず声を上げて泣きました。
    上手く作られ過ぎ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月04日

    はやばいです。非常に驚きのラストで途中まで一切気づかない展開になって自分が鈍感なのか、兎にも角にもマスターが心也なんかもうズルいので、もう両方が同時進行すると思うから、夕花が社長だってうおー、阿久津が幸田だって、そこは早く気付いてくれ。でも母親の出だしの生き様に母親父親心也の思い出の海の出来事甘酸っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月21日

    こちらも子ども食堂のお話。
    子供たちのその後までお話が続いていたのが良かったです。
    無力なままの子供時代のお話だけでは少し寂しさが残ってしまう。
    今いる場所で精一杯生きた子供たちが大人になりその思いを忘れずに叶えていきます。
    生きていくのは大変。けれども生きていかなければその先の幸せにも出会えない。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月17日

    森沢明夫さんの「大事なことほど小声でささやく」を読んで、とても良かったのでこちらの本も読んでみました。
    1日で一気に読んでしまいましたが、途中から涙が止まらなくなり読み終わった時もすごく心が温かくなる物語でした。
    私の夫も、この物語に登場する「オヤジ」のように寛大で息子を信じる父親になって欲しいと思...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月11日

    自分の置かれた環境を子供が変えることは難しい。
    命が守られていたことにホッとした。
    自分の心を大切にできる人はまわりの人も大切にできる強さがある、と感じた。最後まで読んで
    よかった。

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    Posted by ブクログ 2023年06月30日

    大きく2つの物語で構成されており、この交わることの無かった2つの物語が、終盤で繋がり、温かな奇跡が起こる…

    主人公の心也と、心也が幼い頃に他界した母、男手一つで心也を愛情たっぷりに育てた父…

    生前の「母の夢と願い」が父から息子へ受け継がれており、母が自慢の息子と評したとおり、心也がいつだって他人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月01日

    よかった~ 間違いなく☆5つ。。。

    テーマがイジメ、虐待、そして子ども食堂。
    すごく興味があるテーマだったので、英語の勉強は一切出来ず、この本を読みました。(言い訳)
    森沢明夫さん すごいなぁ。
    どうなるの??って思っていたけれど、最後の収束感がすごすぎて。

    多くの人に読んでもらいたい、おすすめ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月14日

    こども飯をだす食堂の息子心也は幼なじみの夕花とひま部を作る。
    心也の父の店は偽善者の店と陰口をたたかれていた。
    ゆり子はこども食堂をやるカフェ店員。トラックが店に突っ込み店は半壊。タカナシ工務店が救いの手をだす。
    厳しい現実の中でやさしさの連鎖が心地好いお話だった。

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    Posted by ブクログ 2023年04月25日

    本当に良かった。胸がギューっとする感じ。暗い現実から逃げたいのに、15歳という年齢が邪魔をする。でも、だからすごく純粋でキラキラしていて切なかった。
    最後あっと驚く展開に、心がじんわり温かくなって本当に感動した。もしかしたらあの場面は違う物語と繋がっているのかなと思うところもあって、違う作品も読んで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月10日

    事情があってろくに食事ができない子供のための「こども食堂」を舞台に広がる物語

    2つの話が平行して進み
    最後に感動を呼ぶ。

    中学3年生の夏休み、ほのかな恋心や友情

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