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Posted by ブクログ
人と呼ばれる存在は決して一つではないのだろう。感じ、思い、考えるものたちを「人」と呼ぶのであれば、きっと存在するもの全ては「人」となる。感じていること、思っていること、考えていることは自分にさえ定かでない。まして他人のそれは絶対にわからない。
だとすると繋がることはできないのか。そこにあるものが何を感じ生きてきたのか、何を思いそこにいるのか、「考える」ことはもしかして繋がることなのかもしれない。
内と外をつなげる。内力と外力をつなげる、つなげようとすること、そして他人のそれと繋げようと思える者こそ、きっとこの天地で生きていく資格がある者なのではないだろうか。
仁木さんの小説は難しいようでやさしい。奥深くに触る心地よさを与えてくれる。さぁ、私も修行にでないといけないな。
Posted by ブクログ
『僕僕先生』シリーズにはまりかけて、ついでに(といっちゃ失礼か)読んでみた。
本編を読み終わり、解説を読むまで、千里なる人物が実在のモデル(高駢)を持つとは知らなかった。
単なるファンタジー小説だと思ってしまった。
天地を占めることを争う、現世の人間と、今は「異界」に追いやられた「人々」。
その異界から来た女性を母とし、唐王朝の名だたる武人高承簡を父とする千里。
両親を「異界」に拉致され、それを取り戻すことで、中国全土を仲間たちと戦いながら旅をするという話。
終盤で、傲慢な千里が、天地の理を感得して、より大きな境地に達し・・・と、王道の英雄の成長物語。
見え見えのパターンと分かっていても、それなりに引き込まれてしまうところがこの作家の力か。
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小説・文芸
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