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五年に一度、武宮の代表者たちが集い強さを競う「武宮大賽」。優勝者には、因果を操り勝負の行方を決定することのできる宝「武神賽」が与えられる。千里も麻姑山の代表として大賽に出場すべく、弓作りに励むが――。かつての仲間との戦いに臨む時、「強さ」の本当の意味が浮き彫りになる。怒濤のシリーズ第3弾! (講談社文庫)
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Posted by ブクログ
麻姑さまったら~ また、千里に無理難題を! しかも、そのあと武の大賽なんて!無理・・・ しかし、そこは千里君 がんばっちゃうのねぇ~。 何を言っても 言われても 麻姑さまだからねぇ~。ってことなのよね。 それにしても… どうしちゃったの?? 絶海!! と、いう話です。
あの絶海がとことんまで悩んだ挙句、超弩級のヒールになってしまった。 強さを求める若者たちと、世の中そのものを破壊して再生させようと企む煬帝を中心に争う道士や神仙という、二つの意図が交錯して物語はどんどん広がっていく。 次の最終巻でどう落ち着けるのか楽しみです。
千里伝第3弾 これだけ大変な経験をしても、千里はまだまだ成長が不充分というところか。 次巻完結編に向けて、千里は、そして人間世界はどうなるのか?
まさかの坊さん大奮起。こ、怖い…真面目すぎる人がキレるとやばい、の典型ですね…。 怒りで相手を殺してしまうことで、ただの殺戮者になり下がってしまう絶海が哀れです。 誰よりも人間らしい彼だからこそ、優しくてちっぽけで弱かったからこそ、こうなってしまったのかな。 でも、あの場でキレないやつっているの?そ...続きを読むれってもう人間じゃないじゃん。 でも、私なら…どうしただろう。まず、私を代わりに食べてもらったかなぁ。旦那が死ぬくらいなら、その方がいい…他の誰かを差し出そうとは、もともと思わないかな。そんな罪に耐えられるほど、図太くないって自分で分かってるので。 それがわからなかったのが、絶海の"弱さから逃げてる"証左なのではないかと。たぶん、同じことになったら、バソンも千里も、自分を食べろって言ったんじゃないかなぁと思うんですよ。たとえ、代わりの人間が死なない人間でも。死を望んでても。痛みは痛みだし、食べられればやっぱりそれは死だと思うし。 でも、その場にならなきゃどうなるかは分からないので、なんとも言えないけど。後味の悪い1冊でした。何が逃げることなのか、何が戦うことなのか。何が強さなのか。考えさせられる。 ちなみに、うおっ!こんなとこで終わるのかってとこで終わります。完結しててよかった…これ、待てないでしょ次巻。読むつもりなら、これと、次の乾坤の児は絶対一緒に買うべき。読めないと、ああああーってなるに決まってる。
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