第三の女

第三の女

自分は殺人を犯したらしい。相談したい。そう言ってポアロを訪ねてきた若い娘は結局何も話さず立ち去ってしまった。その午後、事情通のオリヴァ夫人から事情を聞いたポアロは俄然興味を示し、夫人とともに調査を始める。だが娘の周囲に殺人の匂いはなく……死体なき殺人の謎をポアロが追う。

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第三の女 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    翻訳はほぼ満点! 不自然なところが殆どなく、クリスティのユーモアがとても活きています。それだけでまず星五つの価値があります。
    お話も充分に面白いし、トリックも私には充分意外だったし、楽しめました。

    0
    2012年11月13日

    Posted by ブクログ

     ポアロは決してなんでもお見通しのホームズの様な探偵ではなく、思考の手順や道筋を整理しながら、ジグソーパズルの様に組み合わせていく、とても人間味のある探偵だ。従って、当然、推理の道筋が違っていて軌道修正する事もあるし、事件の連鎖を未然に防げない事もある。しかし最後には真実に行きつき、そしてハッピーエ

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    2023年11月03日

    Posted by ブクログ

    ポアロ
    読後感は良い。途中がとにかく長い。なかなかちゃんとした事件が起こらず。
    ところでクリスティー作品ではよくなりすましやなりかわりの登場人物がいて、そのたびに「んなわけないやろ。気づくやろ」って思ってしまう。でも歌舞伎ではしょっちゅう役名◯◯実は△△、ってあってそんなに不自然とも思わないので、古

    0
    2021年12月07日

    Posted by ブクログ

    死体なき殺人事件。
    今回はオリヴァ夫人の冒険もあり、
    面白かった。
    ポワロの思考が細かく書かれているのも珍しい。

    最後は暖かいパパ・ポワロ

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    2011年04月20日

    Posted by ブクログ

    「殺人を犯したかもしれない」そう言い残してポアロの元を去った若い娘と、その周りの人々を巡る死体なき殺人事件。

    殺人事件が起こってから犯人を探してゆく、という従来のスタンスとは違って死体そのものを見つけるという趣向が面白かった。人物描写も細かくてしっかりと練りこまれてる感がたっぷり。どういう人物か頭

    0
    2011年03月06日

    Posted by ブクログ

    人を殺した“かも”しれない、という頼りない娘の話に興味をひかれ、ポアロとオリヴァ夫人が殺人事件の存在から探し始める。
    先が見えない展開で面白い。

    0
    2010年05月14日

    Posted by ブクログ

    ミステリの導入はその後に始まる又は既に始まっている事件をどのように捉えるかを決定付ける重要なポイントだと思っているのだけど、本作ほど実態を掴めない導入は珍しいかもしれない

    ポアロを頼ってやって来た依頼人、けれど彼女が口にしたのは「自分が犯したらしい殺人について相談したい」などとちょっと要領を得ない

    0
    2024年05月16日

    Posted by ブクログ

    ほほお、そうきましたか。
    散らかっていた事象が一つに集約される瞬間が好きだなあ。
    「自分が犯したらしい殺人についての相談」と聞いた時点で、これは何かあるなと分かる。
    結局、その“何か”には最後まで気づけないが。
    まあでも自分なりに推理しても、ちっとも当たらないのが楽しい。
    そして、ロマンスを忘れない

    0
    2024年03月24日

    Posted by ブクログ

    自分は殺人を犯したかもしれない。という依頼人。結局依頼はせず、そこから物語が進んでいく。クリスティ晩年の名作。

    0
    2023年09月12日

    Posted by ブクログ

    殺人を犯した“かも”しれないという依頼人の登場で始まる死体なき殺人事件。当人に自覚のない殺人事件とはー?
    年寄り扱いされたことを根に持ち、オリヴァ夫人の趣旨のぼやけた会話にうんざりするポアロは人間らしく魅力的なキャラクターで、ポアロに合わせてついつい他の登場人物にも感情移入をしてしまう。始めの4/5

    0
    2022年12月27日

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