にぎやかな天地(下)
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にぎやかな天地(下)

880円 (税込)

4pt

聖司が生まれる前に父親が亡くなり、仕事を再開した母親に代わって彼を育てた祖母が生前遺した「ヒコイチ」という言葉がきっかけで大前美佐緒という女性を知り、聖司は道ならぬ恋心を抱く。一方、父親の死にも思わぬ真相が……。発酵という営みに人の生死や結びつきを重ね合わせ、命の根源に迫る長編小説。(講談社文庫)

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にぎやかな天地 のシリーズ作品

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  • にぎやかな天地(上)
    902円 (税込)
    熟鮓、醤油、鰹節といった日本の伝統的な発酵食品を後世に残す豪華限定本を作ってほしい――。謎の老人松葉伊志郎から依頼を受けた船木聖司は、早速祖母の死とともに消えていた糠床を蘇らせる。その後、料理研究家の丸山澄男の協力で日本各地の職人を訪ねるうちに、微生物の精妙な営みに心惹かれていく。(講談社文庫)
  • にぎやかな天地(下)
    880円 (税込)
    聖司が生まれる前に父親が亡くなり、仕事を再開した母親に代わって彼を育てた祖母が生前遺した「ヒコイチ」という言葉がきっかけで大前美佐緒という女性を知り、聖司は道ならぬ恋心を抱く。一方、父親の死にも思わぬ真相が……。発酵という営みに人の生死や結びつきを重ね合わせ、命の根源に迫る長編小説。(講談社文庫)

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にぎやかな天地(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ここで終わるのが潔い
    せめて発酵本かと思ってたけど、
    それがテーマじゃないからね!って
    いやいや。それは宮本輝読者だもの、大丈夫だよね?って
    読者を信じる姿勢だよ

    0
    2021年01月10日

    Posted by ブクログ

    三回めの再読。暫くすると忘れている箇所があったり、、刺さる部分が前回とは違ったり。今回は自粛中に読み始め、発酵物に興味を抱いたからだけど 人の心も熟す?熟れて(ナレテ)行く?
    お母さんと彦市さんの場面に感涙。前回はそれ程感じなかったのに。。

    ゆっくり ゆっくり 読みたい一冊。

    生と死は繋がってい

    0
    2020年06月16日

    Posted by ブクログ

    時の流れや縁など、目に見えないものが影響しあって、人生がより深いものとなる。その入口に発酵食品を持ってくるところに宮本さんの凄さを感じます。
    発酵食品や本作り、京都に興味を持てたし、仕事に向き合う姿勢など色々と考えるヒントをもらえました。
    「死は終わりでなく、遺された者にとっては、始まり」
    『21グ

    0
    2014年07月20日

    Posted by ブクログ

    発酵食品の成熟/人生の成熟

    納豆と糠漬と、とろろ昆布に鰹節を入れた吸い物、それにご飯だけの日

    質素だけど高級な食材で体調を整える。
    続けるのは、難しいけど、人生感と合わせて、贅沢だと思いました。

    0
    2012年10月27日

    Posted by ブクログ

    出来事の作用、時間の作用。心の琴線に触れるどころか、心の襞にじわじわと染み入ります。宮本さんの本はやっぱり私の人生の友。

    0
    2012年09月20日

    Posted by ブクログ

    きれいな、ゆたかな世界。
    私には聴こえるだろうか。

    ○倦まず弛まず焦らず、ひとつずつ進めて完成させる。それが仕事というものなのだ(135頁)

    ○アクセルを踏みながらブレーキも一緒に踏むような生き方はあきまへんで
    ○勢いのあるときは、がんがん行きなはれ。それは年齢とは関係おまへん。若い人が伸びてく

    0
    2015年07月18日

    Posted by ブクログ

     主人公の聖司が日本の伝統発酵食品をまとめる本を作る中で色々な人や物や考えに出会う話。
     話の中で、その時は最悪だなと思う事が後々いい事に繋がるという場面がいくつかあった。今の自分の立場はどちらかと言うと悪いと思うが、それが後々プラスになったらいいなあと思った。
     物語の中に登場する発酵食品は、どれ

    0
    2022年03月15日

    Posted by ブクログ

    「倦まず弛まず焦ず」
    「わかりにくいものをわかりにくく言うのは所詮偽物。ゼロから物を産む人は具体的で普遍的なことを知ってる」
    「巧言令色鮮なし仁」
    「学べば則ち固ならず」

    上下で心に残った言葉です。
    (正確に書けているかわかりません)
    多分、受け止めきれていない言葉がたくさんあるんだろうなと思いま

    0
    2020年12月06日

    Posted by ブクログ

    カエルが やかましく泣いている中で
    発酵している 酢の 蔵で 耳を澄ます。

    宮本輝は 阪神大震災を経験することで
    なぜか雰囲気が 変わったような気がする。
    『森の中の海』をよみ 『にぎやかな天地』を読んで感じた。

    勇気って どこから湧いてくるのだろう。
    天から 降ってくるわけではない。

    0
    2015年08月14日

    Posted by ブクログ

    「いいものを造るためには時間がかかる」
    今、いちばん心にとめておきたい一言。
    手技を持つ職人さんを尊敬するとともに、これ以上、職人といわれる人たちがいなくならないといいなと思う。私も無添加粉末ではなくて、鰹節をちゃんと使おうかな。

    0
    2012年08月08日

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