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Posted by ブクログ 2010年10月07日
高杉晋作が生涯の中で残した6冊の日記を一坂太郎氏が読みやすいように解説を付けて現代風に訳したという本です。
タイトルに革命という文字が使われているのですが、内容はごく普通の家族思いな青年武士としての生活が大半でした。特に忙しい仕事に追われる最中で自分の誕生日を心の中でひっそりと祝う所が可愛い。どの日...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月10日
高杉晋作の歴史上のイメージが変わる。
こんな人だったんだと思える部分がたくさんあり面白い。
現代語に訳されていて読みやすいが、今後は原文も読めるように勉強し、読んでその時の情景を自分なりに想像してみたい。
興味深かったのは、旅の際に1日に移動する距離。軽く30~40km越えで、宿に入って寝ないで次移...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月18日
坂本龍馬が31歳で岡田以蔵が27歳、吉田松陰の29歳に久坂玄瑞の24歳、そしてこの高杉晋作が27歳というほど、幕末の志士たちの夭折さは今さらながら無念の思いが募るばかりです。
それは単に、あたら若い命を惜しくも失くしたことを嘆くだけでなく、あの時代のあの時期にあってもっとも重要な考え方や動き方をし...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年01月16日
幕末の英傑・高杉晋作の個人日記。電光石火な風雲児のイメージが強い高杉晋作ですが、この日記では、真面目に小姓の研修を受けたり、旅の中で人に教えを乞いに言ったり、毎日地道に本を読んで知識を蓄える愚直な人物像が現れています。真面目で孝行者の一面と「僕は筆と硯の家来になるために生まれたのではありません」と言...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月20日
幕府使節団に加わり清朝中国へ渡航した際の旅日記の『5章 遊清五録』と野山獄へ投獄中の獄中日記『6章 投獄文記』は必読。
アヘン戦争以降、欧米列強が進出した上海に渡航することで、日本が置かれた状況に強い危機感を確かなものとして確信していく過程が生々しく書かれている。
また、現地の兵士と筆談を交わし...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年01月10日
幕末の風雲児、高杉晋作の六冊の日記の平易な現代語訳で読みやすい。尊皇攘夷、倒幕のために闘った革命家の素顔を伝える好著である。藩に仕える平穏な日々、高杉晋作には好青年の趣があった。しかし、欧米列強に蹂躙される支那の実情に危機感を抱く上海渡航記「遊清五録」から、野山獄に投ぜられて記した「投獄文記」に至り...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月22日
高杉晋作の日記六冊の現代語訳。年齢でいえば満22歳から26歳の時期。新社会人になった小姓として上役や先輩から指示を受けて働く様子や野山獄中で思い悩む様子は身近な存在として好感が持てる。幕末の「志士」は大なり小なり偶像化されてしまってるけど、そのイメージに縛られることなく、また貶めるでもなく、等身大で...続きを読む
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