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Posted by ブクログ 2010年02月13日
泡坂氏を古き時代の雄とするなら、新しき時代を率いるのはこの方かも?
デビュー作から多種多様のジャンルを網羅し、かつ、珍説・奇説・新説を巧みに突き付けてきます。
そんなわけで、今度は「鬼」。
期待も半端ないわけで。。。
軽やかな文体なのに始まりは鬼の見立て殺人。
事件の推移を縦軸に、鬼の考...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月26日
作者お得意の、歴史や民俗学の謎に切り込む長編ミステリ。さらには今作では殺人事件も絡んでくる。意外にも由来のはっきりしない「鬼」という概念について様々な視点から解説され、読み応えがある。リーダビリティが高いのも好印象。近頃NHKでも「ダークサイドミステリー」や「トーキング ウィズ 松尾堂」で取り上げら...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月21日
死体を鬼に見立てたり、犯人が鬼を名乗ったりと
鬼というキーワードを元に展開されるミステリー。
ではあるものの、ミステリーとしての出来は正直イマイチだし
キャラクターも変なキャラが多いし、話の展開も強引。
それでも、鬼をめぐる薀蓄とよくわからない説のオンパレードを
次から次へと読んでいくのが妙に楽...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月04日
長編推理小説ではあるが。書店の売り場には小説文庫にあるのはもちろんだが、人文書の歴史文化民族のコーナーにも置かれる。
本書は、鬼に憑かれる殺人事件を紐解いてゆくミステリ。
民間伝承上の鬼についての詳細がふんだんに盛り込まれているので、民俗学にも置かれるんだろな。
鬼。子を亡くした母か...
記紀神...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年03月13日
この物語は被害者を鬼に見立てた連続殺人事件を追うミステリーである。
同時に、「鬼」にまつわるさまざまな解釈、謂れ、考察が語られている民俗本のような一面もある。
知っているようで、誰も知らない「鬼」という存在。
ときに忌み嫌われ、畏怖され、まるで悪の象徴のように思われている存在。
物語は「鬼」の謎に迫...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月08日
読み終わって印象は、「京極堂ショート版」。(と思ったら「長編推理小説」にカテゴライズされてた!)
ミステリアス学園を読んだ身としては、言葉を選んでしまう訳ですが。
本格ミステリとしても蘊蓄ミステリ(そんな分類はなかったが)としても、程よいボリュームで大変読みやすかったです。
でも登場人物の個性が弱い...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年01月04日
2008/4/13 アシーネダイエー甲南店にて購入
2011/1/3~1/4
警視庁捜査一課の刑事・渡辺みさとは待ち合わせていた友人の若江世衣子の死体を発見する。世衣子の死体は首を切られ鬼に見立てられていた。その後、鬼を名乗る犯人からの犯行声明が届く。みさとは警察内の友人や「日本から鬼を消す」とい...続きを読む
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