ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
学生寮で次々と起きた盗難事件。変哲もない事件に思われたが、たまたま学生に探偵術講義に来ていたポアロは「すぐ警察をよんだほうがいい」と主張する。やがてポアロの予感は的中し、学生の一人が怪死を遂げてしまう。マザー・グースを口ずさむポアロが導き出した二つの事件の意外な真相とは?
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
学生寮で頻発する失せ物という重大事と感じるのも難しいトラブル 一見すると何か法則性が存在するかも想像できない失せ物リスト。それを丁寧に紐解いていく事で見えてくる犯人やそれ以外の者達の思惑 探偵エルキュール・ポアロが関わった事から事態が意外な展開を見せる流れはアガサ・クリスティーの巧みさを感じるね ...続きを読むまた、本作の特徴を上げるとすれば、事件に関わる者達が殆ど学生という点。それによりクリスティー作品に多い遺産や金品を巡る争いではなく、もっと単純で若々しい若者の感性が前面に出た人間関係が事件を複雑にしているね ただ、まあ、事件の要素を紐解いていけば最終的に別の顔を見せるのだけどね いや、本当に学生寮の問題というスタートから意外な着地点へ至ったと感じられる終盤だったよ 一つだけ、難点というか困った点を上げるとすれば、最後まで誰が誰だか判別が付かなかった事だろうか…… ドラマ版を見てればもう少しイメージを固めた上で読めたのかな…?
「アガサ・クリスティ」の長篇ミステリー『ヒッコリー・ロードの殺人(原題:Hickory Dickory Dock)』を読みました。 『終りなき夜に生れつく』、『なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?』、『NかMか』、『ポアロのクリスマス』に続き「アガサ・クリスティ」作品です。 -----story...続きを読む------------- 外国人留学生の多いロンドンの学生寮で盗難騒動が次々と起き、靴の片方や電球など他愛のないものばかりが盗まれた。 が、寮を訪れた「ポアロ」は即刻警察を呼ぶべきだと主張する。 そしてその直後、寮生の一人が謎の死を遂げる。 はたしてこれらの事件の裏には何が…マザーグースを口ずさむ「ポアロ」が名推理を披露する。 ----------------------- 1955年に発表された「エルキュール・ポアロ」シリーズの長篇27作目となる作品、、、 『ポアロのクリスマス』に続き「エルキュール・ポアロ」シリーズ作品です。 「ポアロ」の秘書「ミス・レモン」の姉「ハバード夫人」が管理人として雇われているヒッコリー・ロード二十六番地の学生向けの寮で盗難事件が多発、、、 盗まれたモノは靴の片方や電球など他愛のないものばかり… 「ポアロ」は、探偵の理論と方法という講演をするという理由で寮に入り込み、真相を探ろうとします。 窃盗の大半は、寮生「シーリア・オースティン」が、同じ寮生の「コリン・マックナブ」の気持ちを惹きつけるための犯行ということが判明しますが、一部の盗難について「シーリア」は犯行を否定します、、、 「シーリア」が犯行を否定した盗難に何か意味があるのでは… と推理した「ポアロ」は真相を究明しようとしますが、そんな中「シーリア」が寮でモルヒネにより毒殺され、その後、寮の経営者「ニコレティス夫人」、寮生「パトリシア・レイン」が相次いで殺害されます。 「シーリア」の犯行ではなかった盗品、、、 ずたずたに裂かれたリュックサックは密輸の道具だったり、 電球は警察の捜査時に見えにくくするための工夫だったり、 聴診器は医者になりすます小道具に使われたり、 と、それぞれ意味のある犯行だったんですね… そして、その背後には大規模な麻薬密輸が絡んでいたという展開でした。 短時間に一気に多くの登場人物が出てくるので、人物の相関関係が判りにくかったなぁ… 特に寮生たちについては、名前と人物像がなかなか一致せず、ちょっと感情移入し難かったですね。 男女の寮生による犯行… そのうちの一人は、過去に犯罪歴(家族を毒殺)があったというオチでした、、、 途中で、ある程度、犯人が想定できる展開でしたが、なかなか面白かったです。 以下、主な登場人物です。 「エルキュール・ポアロ」 私立探偵 「ミス・レモン」 ポアロの秘書 「ハバード夫人」 レモンの姉。寮母 「ニコレティス夫人」 寮の経営者 「マリア」 ヒッコリー・ロード下宿料理人 「ジェロニモ」 マリアの夫 「ナイジェル・チャプマン」 歴史学専攻の学生 「レン(レオナード)・ベイトソン」 医学生 「コリン・マックナブ」 心理学専攻の学生 「サリー・フィンチ」 アメリカ人の女子留学生 「ヴァレリ・ホッブハウス」 服飾品のバイヤー 「エリザベス・ジョンストン」 ジャマイカからの女子留学生 「パトリシア(パット)・レイン」 考古学専攻の学生 「ジュヌビエーブ・マリコード」 フランス人の女子留学生 「ジーン・トムリンソン」 セント・キャザリン病院物理療法研究生 「アキボンボ」 西アフリカ人の留学生 「シーリア・オースティン」 セント・キャザリン病院薬剤師 「シャープ」 ロンドン警視庁の警部
学生寮での盗難事件から始まる連続殺人事件。 登場人物が多くてページを何度も行ったり来たり。とてもわくわくしながら読んだ。やっぱり犯人は全然わからなかった。 海外の学生寮のシステムがよくわからないな、と思った。
意外や、クリスティ作品の中では人気イマイチの一作のよう。 映像で見たのが最初でしたが、大好きな作品です。 学生寮で発生する謎の盗難事件。 盗まれたものは一見意味のないように見えるものばかりだが、有能な秘書ミス・レモンに依頼されたポアロは調査を開始してすぐに、一刻も早く警察を呼ぶことだと告げる。そこ...続きを読むから始まる奇妙な事件・・・。 いちいち癖のある学生たちの描写はステレオタイプながらも面白い。 謎解き自体は複雑ではないですが、盗難品の繋がりを解き明かしていくところが珠玉です。
ポワロは、秘書の姉が勤めているある寮での おかしな盗難について聞かされ、寮を訪れ調査に乗り出す。 一部の犯行は自分だと告白してきた寮生がいたが謎の死をとげる。 謎の死を遂げた寮生は恋に一直線で賢くない人で、 この人を利用した犯人がもつ狡猾かつ残虐な性格と、 及び一連の盗難における真の目的が、ポワロの...続きを読む手であきらかになっていく。 寮生が大勢いるが、彼らの名前と専攻(職業)と 相互の関係を、正確に把握しながら読まないとついていけなくなる。
ミステリーとしてというより、学生の日常を綴った小説として楽しくて好きなのです。 もう一回学生に戻ってみたいなあ! で、今度は寮生活する。
ポアロもの。 ポアロの秘書ミス・レモンの姉であるハバード夫人が寮母を務める学生寮で、盗難騒動が次々と発生。 件の寮を訪れたポアロは、学生たちの前で警察を呼ぶべきだと主張します。 そしてその直後、盗難の一部は自分がした旨を打ち明けた寮生が謎の死を遂げてしまい・・・。 今回の舞台は外国人留学生の多い...続きを読む学生寮(学生だけでなく社会人も寄宿)ということもあって、登場人物が多く、誰が誰なのかを一致させる為、冒頭の登場人物一覧をいつも以上に行ったり来たりしながら読みました。 多種多様な寮生というだけでも大変なのに、寮の経営者・ニコレティス夫人は異常にヒステリックだわ、料理人のイタリア人夫婦もイマイチ鈍いわで、唯一まともなハバード夫人の激務っぷりに同情しつつ、試しに妹のミス・レモンに“一日寮母”をさせたらどうなるのかな・・なんて思ってしまいました(特にミス・レモンVSニコレティス夫人は見てみたいかもw)。 で、盗品&破損品と人物を結びつけたり、寮生たちの関係性を洗ったりしていくうちに、第二第三の殺人が起こり、さらには思わぬ組織犯罪が浮かび上がってくる展開です。 今回もポアロは“いい仕事”をしてくれるのですが、いつもに比べて前面に出てこず、“整理と紐づけ作業”に徹している印象です。 そして一緒に捜査をするシャープ警部も、ニコレティス夫人にブチギレされながらも、辛抱強く関係者たちへのヒアリングをしたりと地道に頑張っておりました。 余談ですが、西アフリカ人のアキボンボ君の「(被害者が殺されたのは)部族間の血の恨みだったのでは・・」という証言には、“大喜利の回答か!”とツッコミたくなりました・・勿論、彼は大真面目なんですけどねw 犯人に関しては、“一周廻ってそこですか!”という感じでしたが、“あの人”と“あの人”が母娘だったというのは驚きで、見抜いたポアロは流石です。 事件解決後は、急にカップルが誕生するなどほっこりしたラストで、ミス・レモンもノーミスになり、めでたしめでたしでございました。 ところで、前述したようにこの話には多種多様な人種のキャラが登場するのですが、今だったらポリコレ的にマズイんでねーの?という程差別表現満載で、これも時代なんかなー・・と思った次第です~。
スーシェ版ポワロさんに合わせて手に取りました。 しばらくはドラマのエピソードに先駆けて読むタイトルが決まりそうですが……この次は『ゴルフ場殺人事件』。じゃあいいか笑。そしてその次が『もの言えぬ証人』。おおこれは気になります。 さて今作は、ポワロさんの優秀な秘書ミス・レモンが仕事上のミスを犯すところ...続きを読むから始まります。 それにしても、ドラマ版ではあんなにチャーミングなミス・レモンですが、原作では「実務的な観点から見れば、彼女は女ではなくて、機械だった――完璧な秘書だった」と表現されているのがちょっと面白い。良い改変だ。 そんなミス・レモンの気が散ってしまっていたのは、お姉さんの悩み事のせい。 ということで、彼女が管理を任されている学生寮が今作の舞台となります。 「学生寮」といっても、暮らしているのは学生だけでなく社会人も。様々な国籍の人物が出てくるので、当時のアメリカやアフリカの人々がどう見られていたかも垣間見られて興味深いです。 いつものごとく、国籍と専門(職業)と性格を一致させるのに苦労したのですが……今回それより気になったのがポワロさんの口調! 年配の訳者さんだったので予想はしていましたが、ミス・レモンや学生相手に「あんた」と呼びかけるのはなんだかなんだか〜!ドラマではどんな表現になっているのか、よくチェックしたいと思います。 そんな引っ掛かりはありつつも、中盤からするするとページを繰る手が進んでしまうのはやっぱりいつものクリスティー。 「いかにも怪しい人物はシロ」「いかにも怪しい人物がクロ」、両方のパターンがありますがさて今作は。私は裏をかいて見破れませんでした笑。 たくさんの人物が出てきますが、読み終える頃にはすっかり認識できるのがクリスティー作品のすごさですよね。アキボンボ、いいひとだなぁ。
ロンドンの学生寮で起こる盗難騒動。 盗まれたものは靴の片方、電球、聴診器、リュックサックといった他愛のないものばかりで、まるで一貫性がない。 個性豊かな寮生達の言動も怪しく、そのうちの一人は謎の死を遂げる。 この二つの出来事の繋がりに気づけるかどうか。 それが事件解決の鍵だった。
学生寮で起こる盗難事件。そこから起こった連続殺人事件。盗難事件と殺人事件は繋がっているのか。学生の名前が誰が誰だか分からんくなる!!
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
ヒッコリー・ロードの殺人
新刊情報をお知らせします。
アガサ・クリスティー
高橋豊
フォロー機能について
「クリスティー文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
そして誰もいなくなった
試し読み
春にして君を離れ
火曜クラブ
白昼の悪魔
メソポタミヤの殺人
ABC殺人事件
愛国殺人
愛の重さ
作者のこれもおすすめ一覧へ
▲ヒッコリー・ロードの殺人 ページトップヘ