友情を疑う 親しさという牢獄
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友情を疑う 親しさという牢獄

990円 (税込)

4pt

4.2

友人とは何か、友情とは何か――このような問に私たちはどのような答を与えることができるだろうか。たとえば、友人が悪事に手を染めた時、私たちはどのように行動すべきなのか。本書は、アリストテレス以来、二千年以上にわたって、哲学者たちの頭を悩ませてきた友情の問題が、「公共性」をめぐる問題の一部であることを示し、現代において友情のあり方が社会に看過し難い影響を与えていることを指摘する。

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友情を疑う 親しさという牢獄 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本文中に何度も現れる「友人とは何か、友情とは何か」という問いに哲学の歴史の中で答えは3通り。
    一つ目が、友情とは公共の空間を成立させるための基盤であるとするもの。
    二つ目が、本当の友人とは自分の「分身」であるとするもの。
    三つ目が、利害の一致などでの親密な雰囲気を友情とするもの。

    実感に近い、三つ

    0
    2010年03月13日

    Posted by ブクログ

    中島義道かよ!なタイトルとは裏腹に、とても安定した内容。安定している割には書き手のこだわり?が目立つ本。
    ルソーの影響力にはフランス革命が補助的役割を担ってる、っていう説明にへええーでした。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    タイトル勝ち。友情にまつわる問題が公共性の問題だとは気づかなかった。哲学者が友情をどのように疑ってきたか、どういう問題と認識していたか、を記述した書。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    親しい友人がいることは無条件にいいことだと思われている。
    友人の数が、すなわちその人間の価値だとみなす風潮がある。
    TwitterやFacebookなど、ソーシャルネットワークでも、フレンド数の多さが競われたりする。
    名刺の数が「人脈」と称され、仕事の能力とほぼイコールだと考えられている。
    確かに、

    0
    2012年04月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    友人。
    誰のまわりにも一人はいる身近な存在と考えられている。
    しかし、友人との付き合い方にルールはなく、友人が私たちに何を運んでくるかは予測のつかぬ謎である。
    誰が友人か、どこに友人はいるのか、友人と親しさの差異は何か、そして友情の政治的機能とは…。
    本書は、哲学者たちの友情論を手がか

    0
    2011年04月06日

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