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パスポートとマントをかしてほしい。空港で出会った謎めいた女性の申し出は、外交官スタフォード・ナイを国際的大陰謀へと巻き込んだ。帰国した彼をつけ狙う何者かの不気味な影、世界各地で起こる暴動、そしてドイツ山中の巨大な城に潜む謎の老嬢。諷刺と奇想に富んだ女史得意のスパイ・スリラー。
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Posted by ブクログ
死への旅とかと同じ陰謀ものでも ちょっとわかりにくい作品。 色々広げてたたみ切れなかったような気がするのは気のせいか。
ポワロ、マープル、おしどり夫婦とは無関係のスパイ物。推理はない。 他のクリスティ作品を予想して読むと期待を裏切られるかも。 個人的には、シリーズ以外を読むならこの作品より「そして誰もいなくなった」「チムニーズ館の秘密」だと思う。 クリスティはスパイ物より推理物が好き。
世界的陰謀を阻止しようと奮闘するスパイものです。 謎のある魅力的な女性や好奇心あふれる主人公も好きだけど、田舎に住む主人公の叔母さんが一番好きです。 彼女は田舎で隠居生活を送っていますが、世界を動かす人々となぜか面識を持っていて、要所要所で登場してきます。 彼女の存在のおかげでストーリーが引き締ま...続きを読むって、面白くなっていると思います。
アガサ・クリスティー作品。 ポアロもミス・マープルもトミー&タペンスも登場しません。 ジャンルとしては、スパイものなのかなぁ? 主人公(らしくないけど…)は、外交官のスタフォード・ナイ。 空港で、ある女性と出会ったことから国際的な陰謀に巻き込まれます。 巻末の「クリスティーで読むイギリス使用人事情」...続きを読むは、森薫さん書き下ろしマンガです♪
話を読んでいると、「フランクフルトへの乗客」ではなく、 「フランクフルトでの乗客」というのが妥当なように感じた。 霧で着陸できなかった飛行機が、フランクフルトで乗り継ぐ。 ドイツのルフトハンザのハブ空港はフランクフルトだ。 飛行機の話題があって、アガサクリスティが生きている頃に、 飛行...続きを読む機も利用されていたことが分かった。 話の筋としては、政治的な事項、経済的な事項、旅行、貴族、芸術など、 いろいろあるが、やや気になるのは政治的な事項だろう。 時代を感じさせる物語の一つだ。 解説の森薫さんが、漫画の解説にしているのは出色。 ps. 日本からのヨーロッパへのハブ空港は、アムステルダム、コペンハーゲンが有名だった。最近は、フィンエアーがアジアからヨーロッパへの玄関口としてヘルシンキをハブ空港にしようとしている。
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フランクフルトへの乗客
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アガサ・クリスティー
永井淳
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そして誰もいなくなった
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