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名探偵ポアロは、夜ごとゲームに興じ悪い噂の絶えぬシャイタナ氏のパーティによばれた。が、ポアロを含め八人の客が二部屋に分れてブリッジに熱中している間に、客間でシャイタナ氏が刺殺された。しかも、客たちは殺人の前科をもつ者ばかり……ブリッジの点数表を通してポアロが真相を読む。
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Posted by ブクログ
手品のような小説 この小説の醍醐味は、一つの犯罪について、被疑者4人のそれぞれのトランプゲームのやり方や言動から犯罪をどう犯すタイプか推測していく過程にポアロの能力が発揮されるところ。 そこに、徐々に過去の事実が明るみにされ、各人の動きも加わり複雑に絡み合って、その先にあることへの期待がましていく...続きを読む。 ところが、終盤に犯行状況が明らかとなったのは単純な理由?そこまで随分と理論的に進められてきたお話が、一転して豊かな感情が現れる……? でもまだ安心してはいけない。 この展開の奥行きは、さすがです。
この作品が原作のデビット・スーシェ主演ののドラマを先に見て、読みたくなった。 ドラマで不自然だったところが本を読んで納得した。 ドラマはドラマで大変よく出来ていたし面白かったけれど、原作のまま仕立ててもまた面白かったのではないだろうか
面白かった
最後の最後までわからなかった。 謎解きされればなるほどなぁと思うけど すっかり騙されました。 いやもう、びっくり。
ブリッジのルールを知っていた方が楽しめると思うけれど、知らなくても十分楽しめると感じた(自分は知らない)。 探偵側と容疑者側が人数の面で当分されていて、探偵側がグループで謎を解いていくという筋が面白い。
ひらいたトランプ ポアロシリーズ長編。再読だが記憶は曖昧。途中、うっすらとだが犯人を思い出したと思ったのだが。恥ずかしい事に、意外性のある結末に初見読みの様なリアクションをしてしまった。作品構成が良くトリックも上手い。 しかし、終盤、とある人物が都合よく睡眠薬を飲んでいる事、それを犯人が見越している...続きを読む事は腑に落ちないが。 初見の際にはまだポアロシリーズの世界観を把握していなかった為、バトル警視やレイス大佐、オリヴァ夫人まで疑ってかかった事を思い出した。後々彼らが登場する作品を沢山読んでいる為、完全に容疑者から除外される訳だが、いかに筆者が「容疑者はこの四人」といっても我々読者は素直に取らないし、筆者はあのクリスティだ!!と構えて読んだ記憶がある。そのせいで理路整然と簡潔に完成された今作の魅力が小さくなっていた事に今更ながら気づいた次第だ。 シャイタナという如何わしい人物がポアロ、バトル含めた優秀な探偵役と名目上は素晴らしい人物合計八人を招待しパーティを開く。シャイタナはパーティ招待メンバーに過去の事件を匂わせ彼らの秘密を握っている事を喜んでいたが、二組に別れて開催されたブリッジのゲーム中、何者かに刺殺されてしまう。ポアロ達のグループはシャイタナと別の部屋におり、メンバーはポアロ、バトル、レイス、オリヴァといわば探偵的素養がある人物達。一方、殺害されたシャイタナと同室にいたのは4人のグループでそれぞれが過去に何かを隠していると思われる人物。犯人はこの四人のうちの誰かである事は間違いなく、彼らの過去を捜査しながら真相を突き止めていく。 ストーリーの土台としてポアロがブリッジの戦い方、スコアシートの取り方などからそれぞれの人物の性格や特徴を読み解き、今回の殺人のケースに当てはめて推理を進めていく。ブリッジを知らない人には彼らの性質をどの様にポアロが読み解いていったのかが少しわかりにくい。また、それぞれが過去に何らかの事件を起こしているだろうと推定できる設定の為、彼らの過去について明かされていく事実が物語に深みを与えている。 登場人物が限られている事が今作をシンプルにそして一人一人を深く掘り下げる事に適しており、他の作品の様に登場人物の名前や性格に悩まされる事がない。ブリッジ要素以外はわかりやすく読みやすい。僕は今作を手に取ったのが比較的早い段階だったため、探偵側の人物達の知識がなかった。本来であれば非常に洗練された謎解きミステリーだが、あろう事にバトルやレイスを疑ってかかる始末で個人的に反省した部分だ。(全てを疑う様にしたのもクリスティなのだが(笑) ポアロと並び、バトル警視やオリヴァ夫人の活躍も魅力的で、特にオリヴァ夫人の強烈な個性がシリーズ中何度も登場を求められる人物になる事はクリスティの表現力によるものだろう。これほど魅力的なキャラクターは中々他のミステリーにも存在しない(他のミステリーで登場する強烈な人物達は“狙い“すぎていて作品に馴染まない様に見える) 評価としてとても面白かったが、ブリッジを知らない事が残念でならない。おそらく知識があればもっと楽しめた。再読により、ポアロシリーズの世界観を理解した上で読むと何倍も面白く感じた。
ブリッジのゲーム中に悪名高いシャイタナ氏が殺された。 疑わしい人物が4人しかいないので、とても整理しやすい。 だけど結局犯人を当てることはできず、またしても見事に振り回された。 これで解決か...と思った瞬間から展開が二転三転する。 物証が無い状態かつ聞き取った情報のみで推理していくその過程がとても...続きを読む面白かった。 ブリッジのルール等を知っているとより楽しめる内容かもしれない。
登場人物が少なくて、序盤から4人のうち誰が犯人かが絞り込まれて、全員があやしいけど、犯人になり得るけど、ならない、といったような二転三転あり、面白かったです!最後無事閉幕〜と思ったら、そこからまたぐいぐい読ませる。
イギリスの作家「アガサ・クリスティ」のミステリ長篇『ひらいたトランプ(原題:Cards on the Table)』を読みました。 4月からNHK-BSプレミアムで「デビッド・スーシェ」主演による英国ITV(グラナダ)版「名探偵ポワロ」シリーズの再放送が始まったので、久しぶりに「エルキュール・ポア...続きを読むロ」シリーズを読みたくなったんですよね、、、 「アガサ・クリスティ」作品は『パーカー・パイン登場』以来なので、約3年振りですね。 -----story------------- 名探偵「ポアロ」は偶然から、夜ごとゲームに興じ悪い噂の絶えぬ「シャイタナ氏」のパーティによばれた。 が、「ポアロ」を含めて八人の客が二部屋に分れてブリッジに熱中している間に、客間の片隅で「シャイタナ氏」が刺殺された。 しかも、居合わせた客は殺人の前科をもつ者ばかり…ブリッジの点数表を通して「ポアロ」が真相を読む。 (解説 「新保博久」) ----------------------- 1936年(昭和11年)に刊行された「エルキュール・ポアロ」シリーズのミステリ長篇、、、 映像化作品の『名探偵ポワロ「ひらいたトランプ」』で観たことがある作品ですが、真相が二転三転する終盤の展開は記憶に残っていなかったので、本格ミステリとしてしっかり愉しめました。 ■序文 ■1. シャイタナ氏 ■2. シャイタナ氏の晩餐 ■3. ブリッジの勝負 ■4. 最初の殺人者? ■5. 第二の殺人者? ■6. 第三の殺人者? ■7. 第四の殺人者? ■8. 犯人は誰か? ■9. ドクター・ロバーツ ■10. ドクター・ロバーツ(続) ■11. ロリマ―夫人 ■12. アン・メレディス ■13. 二人目の客 ■14. 三人目の客 ■15. デスパード少佐 ■16. エルシー・バットの証言 ■17. ロウダ・ドーズの証言 ■18. 幕間のお茶 ■19. 協議 ■20. ラクスモア夫人の証言 ■21. デスパード少佐 ■22. コンビーカーでの証拠 ■23. 絹のストッキングの語るもの ■24. 三人の殺人容疑者たちを消去? ■25. ロリマー夫人は語る ■26. 真相 ■27. 目撃者 ■28. 自殺 ■29. 事故 ■30. 殺人 ■31. ひらいたトランプ ■『ひらいたトランプ』解説 ミステリ評論家 新保博久 「生きた犯罪コレクションを見せましょう」… 「シャイタナ氏」の奇妙な申し出は「ポアロ」の興味を惹いた、、、 殺人を犯しながら、告発されないでいる人間たちを集めるというのだ… 不気味なパーティは何事もなく進んだ。 食後、「シャイタナ氏」を除く8人の出席者はニ組に分れてブリッジに熱中した… しかし、ゲームが一段落した時、客間の隅では「シャイタナ氏」の刺殺死体が発見された! 「ポアロ」は、ブリッジの点数表を通して殺人者の心理を売み、真犯人を追いつめる… いやぁ、久しぶりの「アガサ・クリスティ」作品でしたが、面白かったですねー 愉しめました。 ブリッジを愉しんだ一組は、医者の「ジェフリー・ロバーツ」、探検家の「ヒュー・デスパード少佐」、ブリッジ狂の老婦人「ロリマー夫人」、可憐な娘「アン・メレディス」… この中に「シャイタナ氏」を殺害した人物がいて、全員が過去に身近に不審な死を遂げた人物がいた、、、 もう一組は、ロンドン警視庁の「バトル警視」、陸軍情報部「ジョニー・レイス大佐」、探偵作家の「アリアドニ・オリヴァ夫人」、そして「ポアロ」と、真相を探る面々… 容疑者4人と真相を探る4人が同じ邸に居合わせ、容疑者4人には、それぞれ怪しい過去があるという導入部からワクワクさせられますよね。 そして終盤の二転三転の展開… 『26. 真相』、『27. 目撃者』、『28. 自殺』、『29. 事故』、『30. 殺人』、『31. ひらいたトランプ』と、サブタイトルを見ただけでドキドキさせられます、、、 真犯人と思われた人物が自殺し、次に真犯人と思われた人物が事故死し、そして、真犯人が明らかになる… 本格ミステリの醍醐味を詰め込まれた作品… 「アガサ・クリスティ」らしさが愉しめる作品でした。 以下、主な登場人物です。 「シャイタナ」 パーティーの招待主。洒落者 「アリアドニ・オリヴァ夫人」 探偵作家 「アン・メレディス」 可憐な娘 「ジェフリー・ロバーツ」 医者 「ロリマー夫人」 ブリッジ狂の老婦人 「ジョニー・レイス」 大佐。陸軍情報部部長。ポアロの友人 「ヒュー・デスパード」 少佐。探検家。 「バトル」 ロンドン警視庁警視 「オコナー」 巡査部長 「ラクスモア夫人」 植物学者の夫人 「ローダ・ドーズ」 メレディスの同居人。ウェンドン荘持ち主 「エルキュール・ポアロ」 私立探偵
ブリッジのルールは結局よくわからないままだったけど、十分楽しめた。 クリスティーは本当にどの作品もハズレがない。 定期的に読みたくなるし、全作品を読破するまで死ねないとすら思うけど、読破してしまう日が来るのもさみしいという…。
限られた登場人物で、それぞれの描写がとても良かった。特にアン・メレディスの、人間の弱さと狡猾さを凝縮したような暗くいじけた若い美女と、対照的に落ち着いて聡明なロリマー夫人、2人が対峙する「幕間のお茶」では葛藤に揺れ動く中で直前の自身の言葉を取り消すように言った(ので傲慢には聞こえない)「人生の暗さな...続きを読むんぞを喋るのは安っぽい人のすることよ」などはっとされるせられるような名言もある。バトル警視の無駄のない適所適材な仕切り方が心地よく、作品全体が引き締まり整う感じ。もっとポワロとの共演作があったらよかったのにと思う。似た個性の大佐と少佐の描写がどちらも好人物ながらあっさり目、大佐の退出直前の会話でなるほど、と思わされる反戦メッセージとの一貫性かな。ポワロの思想としてはオリエント急行の殺人と絶妙に矛盾しているあたりが逆に奥深いと思う。ちょい役ではラクスモア夫人、シャーロックホームズ風のオコナー巡査部長に笑わせてもらった。推理小説としては終盤で何度も振り回されたのが爽快だった。ブリッジ覚えてみたいけど、2人組ルールはハードルが高い…
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