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読書メーター of the year2021 第1位! 事故による頸椎損傷で、寝たきりの「妻」(49)を介護している「わたし」(50)。設計士の一志(39)と編集者の摂(38)夫婦は妊活が実らず、特別養子縁組の話が。様々な悩みを抱える男女の「過去と未来」が照らし出したものとは――。『デフ・ヴォイス』シリーズなどで現代社会の歪みを描き続けてきた著者渾身の傑作長編。
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Posted by ブクログ
無力の王(1)/真昼の月(1)/不肖の子(1)/ 仮面の恋(1) 無力の王(2)/真昼の月(2)/不肖の子(2)/ 仮面の恋(2) 無力の王(3)/真昼の月(3)/不肖の子(3)/ 仮面の恋(3) エンドロール 始めの話は中心の二人の名前がはっきりしない。摂がいて、岩子がいて、GANCOがいる。岩...続きを読む子とGANCOって?? 読み終わると全部が腑に落ちる。みんながそれぞれ幸せな世界にいるといいな
全く関係がないと思われる4つの男女の物語。構成からしてきっとどこかで繋がるのだろうと予想してきたけれど、そうきたか。 健常者とは障碍者とは、介護、不妊、いや普通ってなんなんだと色んなことを考えさせられる。 全てがわかったときに、驚いた以上に切ない気持ちでいっぱいになった。
新聞の書評を読んで購入、初めての丸山正樹。 障害者、人の尊厳といった物を基軸に、4つのストーリーを時間軸を交差させながら、それぞれの主人公の視点で描いています。 クライマックスで・・いや、エピローグ的な部分の最後で・・・ヤラれます。完全にヤラれました! 是非!予備知識無しで読んで頂きたい!超オススメ...続きを読むです!! そして読んだらぜひ感想をお聞かせください(^_^;)
ななななんとなんと繋がるミステリー^_^ まさにワンダフルライフな女性なの^_^ さらに素晴らしきかな人生…
つい最近NHKでドラマ化された、丸山正樹さんの「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 」。手話を学ぶ者にとっては必読の一冊ですが、それ以外にも丸山正樹さんは刑事物だったり社会はミステリーだったりと幅広い内容の物語を書かれています。その中でも、衝撃的で心揺さぶられる一冊が文庫化されました。 この一冊は4...続きを読むつの物語から構成されてます。事故によって重度の障害を負った妻を献身的に介護する夫、編集者の妻と将来の家について相談し悩む設計士、ネットの世界で独自の世界観と的確なコメントを綴る車椅子の男性、そして福祉の世界に興味を持ち真摯に取り組む女子大生。それぞれの物語が「人としての尊厳」や「人生の哀しさ」、「生きていく上での大切なこと」などを読む者に問いかけてきます。そして、最後には4つの物語が意外な形で一つにまとまるのですが、さらに最後の数ページで衝撃を受けると共に頭が混乱してしまう一冊です。 ネタバレになってしまいますので詳しく書くことができませんが、ネタバレ覚悟で書こうとしても何をどう整理してお伝えすれば良いかが分からない。二度三度読んで、ようやくなるほどそうなのかと納得しつつも、なんとなく納得できない。そんなもどかしい感想を持つ一冊です。 丸山正樹さんは最新作「夫よ、死んでくれないか」でも今までとは趣の異なる内容を書かれていますが、一貫しているのは世の中に当たり前のように存在している「理不尽」を問うていることだと個人的には感じています。それを著者の作品の中で一番感じたのがこの一冊でした。オススメです!
この類の仕掛け、とても好きです。物語が4つのストーリーで構成されていて、「こことここが繋がるのかな?」と想像しながら読むけど、オチは全く違うものだった。混乱したままラストの章を読みました。もう一度読みたくなるというのは、このことか...。時代背景も、あっちにいったりこっちにいったりしているから、ちゃ...続きを読むんと落ち着いて読めるときに一気に読むべき一冊。
必ずもう一度読みたくなる、と言う一文に惹かれて購入しました。 障がいを持つ方に携る人達の短編集 読み進めるうちに、あれ?なんかこれ…と違和感のようなものを抱きつつ、でもそれぞれの人物の人生(生活)がリアルで興味深くサクサクと読み進めていきました。 そして最後で自分でも「あ!」と気づいたのですが、...続きを読む著者は詳しくラストでもきちんとまとめてくれているので、混乱することなく確かにもう一度読みたくなりました!! 人生は障がいを持つ、持たないと言う事で全く違うものになる、それは当たり前のことだろうけどそれを自分の想像以上に教えてもらった気がします。 そして自分なりに深く考える機会ももらえて、純粋に小説としてもしかけがあり面白かったです。
「デフ・ヴォイス」シリーズの作家さん。今回もずっしりとしたテーマを面白く読ませてもらった。 事故による頸髄損傷の妻と献身的に介護する中年の夫。1年限定で不妊治療に臨む30代後半の夫婦。不倫関係にある課長とアラサーのOL。ネット上のやり取りで意気投合した脳性麻痺の青年と女子大生。 4組の男女の話が並...続きを読む行して語られて、どこに行き着くのかと思えば、最後には、ああ、そういうことだったのか、となる構成が巧み。 そうした技巧的なところだけでなく、お話自体が、障害者に関わることを軸に社会の様々な問題について当事者性を持って描かれており、とても読ませる。 障害者に対する虐待が心情的に正当化されがちな世相に対し、障害者は『障害の種類や程度に関わらず、「あなたたちと同じ人間」としてこの世界で生きている』という思いが正面からぶつけられるが、例えば脳性麻痺の青年のスキルや考えや感情や生い立ちを描くことを通して無理なくその思いが伝わり、みんながその存在を知ること、その存在に慣れることの大切さが沁み渡ってくる。 私自身、障害がある人が多く働く職場にいるのだが、「排除アート」といったものの存在や特別養子縁組における子どもを受け入れる条件(養子を選ぶことはできない)なども含め、まだまだ知らないことや理解できていないことが多いことも改めて自覚した。 頸髄損傷のリハビリやその後の介護の描写は読み進めるのも辛くなる生々しさだったが、作者のあとがきを読めば『私自身、作中人物と同じく頸髄損傷という障害を負った妻との生活を三十年続けております』とあり、驚く。 『小説内の設定と異なり、いたって円満に過ごしております』とさらりと書いてあるが、そこには敬服しかない。
妻を介護する夫、家族設計について話し合う夫婦、上司の不倫に悩むOL、ネットの世界に居場所を見出す障害者の男性。4つのストーリーが、交互に展開されていく。 何が柱となっている小説なのか、一体どこで、すべてが繋がっていくのか。少し困惑しながらも、それぞれの物語が魅力的で引き込まれていった。 ラストを読み...続きを読む、疑問に感じていた部分がすっきりしたと同時に、もう一度はじめから物語を追いたくなるような、不思議な読後感に包まれた。 人が「生きる」ということについて、尊厳について、切実に考えさせられる作品だった。
4つの物語が交互に語られていき、最後の最後に繋がりが解る、上質のミステリ。ミステリでありながら、障害者福祉など社会問題も丁寧に描かれていて良かった。書店で「読書メーター総合ランキング1位(2021)」という帯の宣伝に釣られて読みました。初めて読んだ作家ですが、感動しました。
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