人間にとって科学とは何か(新潮選書)

人間にとって科学とは何か(新潮選書)

1,320円 (税込)

6pt

3.9

純粋な知的探究から発して二百年、近代科学は社会を根底から変え、科学もまた権力や利潤の原理に歪められた。人類史の転換点に立つ私たちのとるべき道とは? 地球環境、エネルギー問題、生命倫理――専門家だけに委ねず、「生活者」の立場で参加し、考え、意志決定することが必要だ。科学と社会の新たな関係が拓く可能性を示す。

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人間にとって科学とは何か(新潮選書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    博士課程の方に村上先生の本を紹介頂いたが、
    非常に勉強になったと感じていますし、他の方にも
    お勧めしたいです。

    村上先生の他の書籍も読んでみたいと思います。

    0
    2011年11月30日

    Posted by ブクログ

    今現在、「科学者」「科学」の置かれている立場を、もう一度、考えるのに、非常に重要な本。
    10年6月刊行。

    巷では、寺田寅彦が持ち上げられているようであるが、『沈黙の春』を挙げるまでもなく、科学を告発する者の多くは、れっきとした科学者である。

    科学技術に裏付けられた物質文明の享受は、再考の余地が十

    0
    2011年11月29日

    Posted by ブクログ

    語りかけるような形式で、科学とはなにか、社会とどう関わってきたか、そしてこれからの社会との関わり方はどのようにあるべきかといったことをわかりやすく説いている。いまの科学あり方を考えるときにはやっぱり成立から現在に至るまでの歴史を追うのは大事なんだなぁと再認識した。技術との違いとかね。たいへん読みやす

    0
    2017年07月18日

    Posted by ブクログ

    冒頭で1999年「世界科学会議」で宣言された「科学と科学的知識の使用」について、以下の主旨が紹介されている。
    1知識の進歩のための科学
    2平和実現のための科学
    3持続的発展のための科学
    4社会のための、そして社会の中の科学

    本書の後半では、特に4つ目の科学が中心の話題となっている。梅棹・湯川の『人

    0
    2012年02月14日

    Posted by ブクログ

    リテラシーの大切さと、文化上意識しなければならない科学の在り方についての初心者本。
    リスクについての、解説が分かりやすい。
    良書ではあるが、好みは分かれると思う。

    0
    2014年11月03日

    Posted by ブクログ

    つい先日、小飼弾氏が「科学的とはどういう意味か」という本の書評をしていた。

    小飼弾氏による科学の定義とはたったの一行。
    「科学とは、知をもって信をおきかえること」
    つまりは、純粋な真理の探究としての科学研究について語っている。

    しかし本書は、"人間にとって"科学とは何

    0
    2013年08月28日

    Posted by ブクログ

    「生命経済学」のテキスト。社会の中の科学の位置づけについて述べている。後半は要点がつかみづらかった。

    0
    2012年06月08日

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