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Posted by ブクログ 2010年12月12日
『科学の現在を問う』(村上陽一郎、2000年、講談社現代新書)
本書は、科学発展の簡単な歴史から、現代の科学技術にかかわる論点(たとえば、科学技術と医療、科学技術と倫理、科学技術と教育)を解説しています。
独特な切り口から論じているのでなかなか面白かったです。
(2009年10月31日)
(2...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月16日
研究者やその支援者は、多くの場合、グラントの獲得と交付の維持に日夜関心を持ち続けている。「国家が科学研究の成果を、国家目的のために収奪」(p.26)していることの裏返しなのだが、当然それによるメリット・デメリットの双方を我々は享受している。この意味で科学研究は、社会の一部を構成するシステムともいえよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月07日
東海村での核燃料製造会社JCOの臨界事故や、クローン羊ドリーの誕生、日本初の脳死者からの臓器移植など、出版当時に話題になったニュースを取り上げながら、社会の中での科学・技術のあり方について論じた本です。幅広い題材を扱っているために、個々の問題点についての掘り下げは足りないようにも思えますが、それぞれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月27日
書中でも触れられていたが、「科学者の集団にはクライアントが不在(だった)」。この言葉に全てが集約されている気がする。思えば不思議な特別扱いだが、責任を曖昧にされては困る。
現在の科学には公的なお金が降りていたり、あるいはその影響がこれまでにない広く大きな範囲に渡ってしまうためにクライアントとして...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月23日
[ 内容 ]
科学と技術の発展は人間を幸福にしたか?
原発・医療・情報化など様々な角度から問い直す。
[ 目次 ]
第1章 科学研究の変質
第2章 技術と安全
第3章 医療と現代科学技術
第4章 情報と科学・技術
第5章 科学・技術と倫理
第6章 科学・技術と教育
[ POP ]
[ おすす...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月16日
村上陽一郎さんの著作はこれで二冊目。同じ著者の本をいくつか読むと理解が深くなるというが本当かも。それに加えて、必要に迫られて科学者倫理の勉強をしたことがここで役立ったと言えるかもしれない。
と言っても、この本はべつに学術的に難しい本でも何でもなくて、科学史・科学哲学を専門としてきた著者がややこしい詳...続きを読む
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