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急成長しているIT大国インド、世界のリーダーの座を狙う中国、ウクライナ侵攻に突き進んだロシア――歴史をおさえると、各国の思惑がよくわかる!世界情勢を理解するうえでカギとなる主要8か国の歴史を解説しながら、各国の考え方をわかりやすく紹介。これからの世界を深く理解するための必読書です。
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Posted by ブクログ
インド、中国、ロシア、フランス、イギリス、ドイツ、グローバルサウス、ブラジル、アメリカ これらの国及び地域の歴史を『簡単』におさらいし、地政学の観点を踏まえて、今の政治や情勢などが語られている。 学生時代は歴史など一切触れてこなかった自分だが、ここまで歴史を楽しめる日が来るとは想像していなかった。 ...続きを読むロシア・ウクライナ戦争が最近の世界情勢の中心の話題になっているが、ロシア帝国建国からソ連の終焉、そして現在のロシア連邦の流れを知ると、あーなるほどね〜!という部分はある。 戦争が良いか悪いかで言ったら悪いものではあるけれど、歴史も背景も知らずにただその行為を非難するのは知を持たない猿でもできる。 人間として人間を見て、同情する部分は同情し、人道的な解決に向けて話し合いを進めることが人間として最善の解決策であると考える。 また、ロシア単体の歴史だけでなく、周りの列国(主に欧州、東欧諸国)との関係や戦争の歴史を知ることができるのも本書の良いところ。 中田敦彦のYouTube大学など、歴史を概要を学ぶのに適したコンテンツも現代では充実しているが、本で読むことの価値もあると思う。 それは、本を読む時には「余白」があるからである。 それは時間的な余白である。動画だと流し見でもなんでもこちらの理解を無視して進んでいく。テンポが動画主体であるのに対して、本は読者主体。 困ったら読むのをやめ、地図を見直したり、言葉を調べたりしていくことで、理解が一段と上がっていく。 年号なども動画より詳しく視覚で捉えることができるので、頭で整理しながら追うことができた。 若干、本書の感想ではなくなったが、非常に端的にまとめられた作品になっている。 歴史初心者にはおすすめ。
地域ごとに纏まっていてとても読みやすい。 章ごとのまとめがついてるのも嬉しい。世界史の基本的知識を蓄えて再読したい。 ●インド→今や14億の世界一の人口。ロシアから大量の安い資源を購入。ロシアへの態度ハッキリさせない。 カースト制度による身分と職業差別の産物がIT大国。 日本、アメリカの対中包囲網...続きを読むに参加させる。インド太平洋経済枠組みという緩い包囲網。多宗教国家だが、パキスタンとも中国とも宗教がらみの紛争を抱える。 ●中国→100年国恥 アヘン戦争以来の屈辱の歴史から、国家目標は台湾の統一であることがよく理解できる。アヘン戦争、日清戦争、義和団事件、ロシアのコミンテルン支部としての共産党発足、国民党が戦争で消耗する中逃げて力をつけた共産党、香港マカオは返還したが台湾はまだ。 ●ロシア→ロシア帝国のピョートル1世、エカテリーナ二世への尊敬。彼らが獲得した領土はロシアのものという意識。タタールのくびきからの他国への恐れと猜疑心。 ●フランス→労働者がストを頻繁にやるのはフランス革命の成功体験から。フランス革命は人権主義をもたらした。多数の移民受け入れ。パリコミューンは共産主義運動のはしり。労働者中心の先進的な取り組み。マルクスにも影響。ライシテ
池上彰先生の本の中でもわかりやすく書いてある。それぞれの国の歴史と最近のニュースがどう関係しているかわかりやすく解説してある。 旧東ドイツの状態や、グローバルサウスの解説が個人的には勉強になった。
中国、インド、ロシア、フランス、イギリス、ドイツ、ブラジル、アメリカ、さらにはグローバルサウス。これらの国、地域の歴史を振り返り、現在起きている戦争や社会の諸問題の根っこの部分を解説。特にアメリカについては、宗教や黒人差別の問題が現在に与えている影響が解説されていたが、知っているつもりで知らなかった...続きを読むことが多かった。
ロシアやアメリカ、中国、ヨーロッパ諸国など、世界情勢を知る上で大切な国々の歴史や特性などが学べました。 ウクライナ侵攻やイギリスのEU離脱など、現在起こっていることだけでなく背景も知ることで、考えが深まったように思う。 各国ごとに章立てしてあるので気になる国から読むなど、気軽に読みやすいように感...続きを読むじた。
インド、中国、ロシア、フランス、イギリス、ドイツ、グローバルサウス、ブラジル、アメリカについて、各国の思惑の説明を踏まえて現在の世界情勢をわかりやすく説明する。第二次世界大戦後反省を続けてきたドイツにも不満のマグマが溜まりつつあることに非常に興味と危機感を覚えた。中東情勢についてもよく理解できる。2...続きを読む023年10月発行とかなり新しい本なのでこれから起こっていくことを考えるためにも有用な本だと思う。
歴史から各国の思惑を読み解く こうしてみると、改めて戦争や争いの歴史と重なることも実感 人口世界一となったインド ロシアとの関係が興味深い 覇権国家を目指す中国 アヘン戦争から始まる恥辱の歴史からの脱却 ウクライナへの侵攻のロシア ソ連の崩壊から再びの周辺の領土拡大を目指す 移民大国のフラン...続きを読むス フランス革命と人権重視の歴史 移民との摩擦も 情報大国としてのイギリス 旧植民地との連携により情報大国としての地位を築く EUの中心と自負するドイツ 東西ドイツの統一による弊害が影を落とす マルクからユーロによりより経済が発展 インドを中心とするグローバルサウスの存在感 アメリカや中国の二軸から第三極を構成 南米の雄ブラジル 日本からの移民で日本も大きく関係する 勝ち組と負け組の言葉の語源 軍事と経済で世界一のアメリカ 宗教により妊娠中絶が大きな課題 奴隷制度と今だに根付く差別により再び分断の危機
インド、中国、ロシア、フランス、ドイツ、ブラジル、国それぞれに個性や特色、国民性があるが、それは地政学と歴史を学べば、紐解ける。この本を読み改めてそう感じた。 インドは今後凄い勢いで発展するのは明らかだが、カースト制度が職業選択の幅を狭め、足枷になるのではないかと感じた。
匿名
なるほど
日々目まぐるしく変動する世界情勢を紐解くにはピッタリな一冊。どこの国も自分が1番だと思っているんだなぁと思い知らされました。
#深い #タメになる
フランスの項がいいですね。 フランスとは思想の輸出国である。現在まで3回、世界を変化させた。 一が、フランス革命による自由平等、国民国家。 二つ目が、パリコミューンと世界共産主義運動。 三つ目が、60年代の学生運動。 この近代世界の発端には、常にフランスがいる。そして日本を含む世界が変革されてしまっ...続きを読むている。あの国はすごい。
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