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与四郎が小間物屋の『足柄屋』を営む深川佐賀町で、旅籠の『日高屋』が火事となった。焼け跡から蘭方医の死体が発見されるが、確たる殺しの証拠もなかったため、跡地の取次を与四郎が、持ち主の銀次から託された。やがて日比谷葉蔵と名乗る侍が、その土地で剣術道場を開きたいとやって来た。道場の普請を棟梁の久太郎に頼むものの、久太郎には悩みがあった。若手の大工・八郎が仕事場にやってこないという。それは、『日高屋』の家事のころからのようで……。大人気時代小説第三弾!
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Posted by ブクログ
訳ありの夫婦が流れ着いた深川。 そこで小間物屋を営む名前は「足柄屋」 地域の人々との付き合いが増し、頼られる存在になりつつある。 ところが、火事が起こる、現場から死体が出て、殺人事件となる。 人情と夫婦愛、親子愛がフォーカスされたシリーズ第三弾。
千住宿。奥州街道、日光街道の初宿であったこの宿場町で、以前自分が北千住で仕事をしていた関係から興味を持って読んだ時代小説。しかし、失敗だったのは本作品はシリーズ3作目であり、以前の作品を読んでいないため、登場人物の人間関係がわからないまま読み進めてしまった。やはりシリーズ物は最初から読む方がいいが...続きを読む、今回は今回で楽しませてもらった。厄介事に巻き込まれ体質の「足柄屋」の与四郎を中心に展開される事件の謎解きが面白い。足柄屋のある深川佐賀町をはじめ、深川周辺や千住が物語の舞台となる。
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