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Posted by ブクログ 2013年12月12日
とても優しい視点を感じる本。
ただ優しいだけではなくて息を飲むような重い障害に、毅然と対処しようとする優しさ。
重障害を抱え、自らの身体能力ではただ生存することさえ難しい人たち。神経や筋肉が発達しないために動くことはおろか姿勢を保持することもできず、呼吸をすることですら体力を消耗する。思考や感覚が...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月08日
重い障害を生きるということ 高谷清 岩波新書
障害の問題に関係なく皆に読んでもらいたい
内容の濃い素晴らしい本だし咀嚼されていて分り易い
医者である前に人間として活きている人が
この殺伐とした競争原理至上主義の現代社会にもいたのだ
特に感銘するのは管理による強圧的な恐怖で
人間をつなげて社会を育...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月29日
重い身体障害と重い精神発達遅滞を併せ持った重症心身障害児(者)の施設で働く医師が、障害者と接しながら人間や社会、生きるということの意味について思索する。脳も感覚器官も機能していなくても、筋肉の硬直や分泌など動きうる体のあらゆる反応で、重症心身障害者たちがよりよく生きようとする姿を通し、障害者も健常者...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月15日
重要な本だと思う。偉い。
うーん、現場の医者であるということはたいへんなのだな、とか。とにかく貴重な現場の声。特におそらく「超重症児」とかのデータは重要なのだろうと思う。最後の5章の4の部分、もっと書きたかったけど書けなかったか、書くことがなかったのかどうなんだろう。夏に出した「パーソン論...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月13日
重症心身障害児施設に勤務している医師によって執筆された、タイトル通り重い障害をもった子が生きるとはどういうことなのかを論じた本。
ネットでこの本のレビューを見ると、某知事が物議を醸す発言をしたこととこの本の内容を結びつけ、知事を批判している方が多いが、私も正直なところ、本書に記されている子達の症...続きを読む
この本が発売されて、間もない頃に紙面で買いました。折り目がつくほどに…。この本を見て自分の障害と重ね合わせ、色々参考になることばかりでした。
そして、電子でも読めることを知り、本でなく、電子に切り替えたくなり、再購入。これで綺麗な状態で、読みやすくなりました。今後も愛読書です
Posted by ブクログ 2019年06月02日
重度障害者への医療福祉に長年従事し、施設設立にも携わった医師による手記。
以下、本書の「はじめに」より。
びわこ学園では、心身ともに重い障害のある子や成人が生活し、必要な医療と介護を受けている。
障害の程度は、身体的には「ねたきり」の人が多く、知能的には「ほとんどなにもわからない」と言ってもよい状...続きを読む
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