統合失調症 その新たなる真実

統合失調症 その新たなる真実

720円 (税込)

3pt

百人に一人がかかる身近な疾患であるにもかかわらず、多くの人にとって縁遠く不可解な統合失調症――そのメカニズムが現在かなりのところまで解明され、治療法は大きく様変わりしつつある。時間はかかるが統合失調症は克服できる病になろうとしているのだ。本書ではこの疾患の背景やメカニズム、治療技術や回復過程について、最先端の知識をわかりやすく伝える。そして、この病を理解して克服するためには、正しい知識とともに人間として共感する姿勢が大切だと説く。○はじめに 克服できる病気に、○第一章 統合失調症とは、どんな病気か、○第二章 闇に閉ざされた歴史から希望の光へ、○第三章 統合失調症の症状と診断、○第四章 統合失調症と認知機能障害、○第五章 統合失調症の神経メカニズムと原因、○第六章 統合失調症と社会、○第七章 統合失調症の治療と回復、○おわりに 統合失調症と上手につき合う

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統合失調症 その新たなる真実 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    すごく勉強になった。
    病気や治療の特徴を、薬だけでなく患者を理解するという側から説明するのがよかった。いろんなパターンが説明されており分かりやすい。

    特に最後の方で周りの人の接し方や、資本主義的な考えへの提議など、とても参考になった。10年前と思えない。重版されるわけだなあと思う。いい本でした。

    0
    2020年08月17日

    Posted by ブクログ

    統合失調症とは何か?人からそう聞かれたら、私はこの一冊を薦めます。統合失調症の疫学、病態、治療の歴史、回復のために家族や医療者、社会に必要とされること、患者との向き合い方、etc・・・。そこらへんの医学書を読むよりも、より深く、より愛着を持って患者さんに向き合うことができるようになると思います。

    0
    2014年02月18日

    Posted by ブクログ

    統合失調症について、その歴史から病気そのもの、発病の仕組み、そしてこの病気を持つ人に対してどうしたらいいのか、までとてもわかりやすく書かれています。
    とてもまじめに書かれているけれど読みやすいです。

    0
    2014年03月27日

    Posted by ブクログ

    医療の真ん中には「共感」があったのだ。そんな当たり前の著者の主張に心が震えた。私は本書で人間の心を少し取り戻すことができた。

    ・慣れ親しみ、安心を与えてくれた日常世界は崩壊し、得体の知れないものに変質している。
    ・不安障害や気分障害、強迫性障害、社会不安障害などの診断を受けている場合もある。
    ・統

    0
    2012年07月09日

    Posted by ブクログ

    環境が治療には重要であること、
    患者のいる世界を理解することが大切であること、
    統合失調症では、感情と思考が調和しない状況であるということ、
    など、多くの学びを得られました。

    統合失調症の方に対するあたたかい視線が感じられて、
    とてもいい印象の本でした。
    繰り返し、大切に読む一冊になりそうです。

    0
    2011年05月06日

    Posted by ブクログ

    症状や薬物治療についてとても読みやすくまとめられている。 特に後半の「統合失調症と社会」は必読。遺伝的な側面もあるのだろうが、やはり、社会の有り様がこの病気に大きく関わっている事を示唆しており、興味深い。

    0
    2017年02月23日

    Posted by ブクログ

    私の母が統合失調症であることから手に取った。本著では、概要はもちろんのこと、歴史、医学や社会などの幅広い観点から統合失調症について書かれており、非常に参考になった。
     また、何と言っても著者が小説家ということもあり文が冗長でなく、内容がスッと頭に入ってきた。だが、新書ゆえなのか、疫学研究などの出典が

    0
    2016年06月19日

    Posted by ブクログ

    近代合理主義が統合失調症増やし悪化させるのにひと役買ってきたとすればいったんそこから脱却することが病を癒すのには必要なのだ。

    0
    2014年10月23日

    Posted by ブクログ

    人口の100人にひとりが罹患するという統合失調症。

    世界的に地域差がないため、遺伝性が疑われていたが、最近の研究では、発展途上国のうちでも、裕福な家庭に罹患率が高いことがわかっている。

    それだけではなく、発展途上国のほうが先進国よりも入院率が低く、社会復帰も早い。

    抗精神病薬が開発は統合失調症

    0
    2013年10月26日

    Posted by ブクログ

    統合失調症について分かりやすく解説している。筆者が、患者に対して好意的であり、そのことが全体を通して感じられ、安心して読める。一方、本人や周囲の人間の苦しみについてはあまり語られていない。筆者は精神科医なので自分に分からないことは書いていないのだろう。
    入門書としてはお勧めだが、対処の役にはあまり立

    0
    2011年12月21日

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