わたしのあのこ あのこのわたし

わたしのあのこ あのこのわたし

1,300円 (税込)

6pt

3.9

小学5年生の秋は、友だちのモッチの家へ遊びに行った時、大切なレコードをモッチの弟に傷つけられてしまった。秋は、弟を止めなかったモッチが悪いと思うようになる。そして、モッチは自分の考えをはっきりと言えないところも、前から良くないと思っていた。秋は、モッチへのいじわるな気持ちが広がっていくのを止めることができなかった。モッチは、レコードのことで怒っている秋ちゃんをずっと気にしていた。もう自分のことを許してくれないかもしれないと思っていた。秋ちゃんに「レコードを傷つけてごめんなさい」という手紙を書きながら、前に秋ちゃんからもらった手紙のことを思い出した。秋ちゃんは、「友だちになって」という手紙をくれたのに、モッチは短い返事を書いた手紙を、結局渡せずにいた……。ささいな出来事をきっかけに離れていくふたりが、再び心を通わせるまでを描いた物語。

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わたしのあのこ あのこのわたし のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    小学校高学年になり、無邪気に喜怒哀楽できなくなったときの気持ちを思い出す。主役が2人の往復書簡のような小説、字のフォントを変えてわかりやすく表現されていた。

    0
    2022年10月14日

    Posted by ブクログ

    6年。秋とモッチ、それぞれの視点で広がる感覚と違いを、学校の生活や人間関係、そして2人の関係の中で描く。2人のそれぞれの感覚の繊細さがリアルで、共感できるところや、人の感覚と見え方の違いが体験できるところがとてもよい。5年の教科書本ではあるが、感覚のニュアンスやボリュームを読みこなせる力がつく頃にお

    0
    2024年05月01日

    Posted by ブクログ

    そでの部分には、右(始まり)曽良秋(ソラアキ)がモツチに書いた手紙が書かれている。
    「わたし、持沢さん友だちになりたいな、と思ってます。」そでの左(終わり)には、持沢香衣(もちざわかい)からの返事がある。「『友だちになってください』と書いていました。その気持ちはいまも同じです。

    R6年度の小5年の

    0
    2024年02月26日

    Posted by ブクログ

    秋はお母さんと二人暮らし。お父さんの「道夫くん」とは時々会う。ある日、友だちのモッチの家に、道夫くんからもらったレコードを持って行き、一緒に聞いていたら、弟の新くんがレコードに傷をつけてしまう。秋はモッチに怒ってしまうが…。
    子どもたちの鋭い観察眼、柔らかい心、前に向かう力…さりげなく力強い物語。

    0
    2021年03月26日

    Posted by ブクログ

    “人の心は一色じゃない。”
    “『ほんとうの気もち』なんてあるのかな。”
    大人になってようやく分かってきたことを、すんなりと言ってくれる…

    そう、そうなんです。
    きっとどこかでみんな気づいてる。
    誰もが、秋ちゃんみたいな部分、モッチみたいな部分、大沢さんみたいな部分を持っている。

    表紙背表紙、カバ

    0
    2023年12月08日

    Posted by ブクログ

    お友だちとのすれ違い・・・小学や中学くらいの女子のややこしく縺れる人間関係、自分をどう出していくかのさじ加減、意識する異性の目・・・過ぎてきた過去のあの胸のザワザワする感じを、どうしても思い出してしまうので、児童書やYAのこういうタイプの本(あ、これ青春か!!すっかり忘れてます・・・)って胸がいたく

    0
    2021年10月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ささいな出来事をきっかけに離れていく秋とモッチ。再び心を通わせるまでを描いている物語。章ごとに文字が変わり、それぞれの目線で書かれている。こういう作品好きです。

    0
    2021年03月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結婚しないことを選んだ両親のもとで育った秋。時々会う父親から貴重品だともらったビートルズのシングルレコードを、プレーヤーがあると言うモッチの家でかけていたら、弟の新くんに傷をつけられてしまう。
    好きな子が同じ事もあり、秋はもやもやしてモッチにひどい言葉をぶつけてしまう。
    秋の気持ちもわかるし、モッチ

    0
    2024年02月07日

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