リラの花咲くけものみち

1,870円 (税込)
9pt

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4.6

30件

幼い頃に母を亡くし、父が再婚した継母とうまくいかず不登校になった岸本聡里。愛犬だけが支えだった聡里は、祖母に引き取られペットと暮らすうちに獣医師を志す。北農大学獣医学類に入学すると、面倒見のよい先輩、志をともにする同級生らに囲まれ、学業やアルバイトに奮闘する日々。伴侶動物の専門医を目指していた聡里だが、馬や牛など経済動物の医師のあり方を目の当たりにし、「生きること」について考えさせられることに――

リラの花咲くけものみちのユーザーレビュー

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感情タグBEST3

＃感動する＃深い＃ほのぼの

Posted by ブクログ 2024年05月05日

北海道の獣医学部に通う学生を描いた物語。おばあちゃんの愛を受け、友人たちに囲まれ獣医学生として、人として少しずつ成長していく。動物病院とか獣医学とかぜんぜん知らなかったから楽しめた。とても人におすすめできる小説。

Posted by ブクログ 2024年05月03日

今まで獣医さんの話といえば、動物のお医者さんのイメージが強く、今回も北海道の獣医学部を舞台にしている小説ときき、また北大かなと思っていたら、今回は酪農学園大が舞台。
簡単に言えば主人公が、色々なことを経験しながら、獣医として成長していく話なのですが、その経験する事がなかなか辛いことが多くて…
読んで...続きを読む

Posted by ブクログ 2024年04月29日

主人公・聡里（さとり）は心に傷を負いながらも、祖母とペットに支えられて北海道の獣医学大学に進学し、獣医師を目指す成長物語。

命の大切さや家族の絆、友情、恋愛、そして獣医師としての決意が丁寧に描かれている。

感動的な出来事や、驚きのシーンでは涙があふれ、特に祖母チドリの存在が心に強く残った。

家...続きを読む

Posted by ブクログ 2024年04月21日

主人公の聡里が心の傷を抱えながらも祖母からの愛情により前に進み、自分の居場所を確立していく。
獣医学の幅広さや過酷さ、大切な人との別れ、そして心の支え…
たくさんの要素が聡里や親友の成長と共に描かれており、絶対に読んで欲しい作品の一つ。
人は人によって再生できるし、人と動物、人と人との繋がりをも強く...続きを読むする。
素敵な作品でした。

Posted by ブクログ 2024年04月20日

絶対にやらなければならないことなんてない
出来ないことは人に頼る。

その言葉にハッとさせたれた。

でもそれが仕事だと出来そうで、出来ないことかも…。

仲間やばあちゃんとの絆に
胸にじんわり来る一冊でした。

Posted by ブクログ 2024年04月16日

最高です
私の中で、ここ数年のNO.1作品でした
号泣して頭が痛くなりました

なぜこんなに感動したのか
1つは、おばあちゃんチドリさんの愛情深さ
1つは命について考えたから
「食される目的で飼育される家畜。飼い主によって環境が様々なペット達。野生の動物など。人間とそれ以外の命のあり方を色々な方面か...続きを読む

Posted by ブクログ 2024年04月14日

主人公の聡里。母と死別し継母と暮らさざるをえなかった辛く酷い数年間。唯一の支えである愛犬のパールと共に実の祖母に救い出され壊れた心を再生しながら獣医を志します。
獣医大が舞台なので大小の様々な動物との出会いの中、人間が主語であるが故、目を覆いたくなる様な場面もあります。しかしながら、藤岡作品の中でも...続きを読む

Posted by ブクログ 2024年04月11日

獣医師を目指す聡里、その彼女の人生を支えたおばあちゃん、そして大学の友人たち。
聡里が北海道の大学で過ごす中で、大きく成長をして、自分の生きる道と、自分の居場所を見つけるストーリー。

北海道の美しくも厳しい大自然や、獣医師として動物と向き合う現実の難しさ、それらがとても柔らかい文章で描かれており、...続きを読む

Posted by ブクログ 2024年04月07日

第7回未来屋小説大賞受賞。

獣医学を学ぶため北海道の広大な自然に恵まれた大学で寮生活を送ることになった聡里の物語。
母が亡くなり父が再婚してからの重い過去を抱えて生きてきた聡里だが、その後現れる聡里の周囲の人達に恵まれ、出会う人達をきっかけに少しずつ良い方向へ導かれるように軌道修正でき、また自らの...続きを読む