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盲目の女の子とわは、大好きな母と二人暮らし。母が言葉を、庭の植物が四季を、鳥の合唱団が朝の訪れを教えてくれた。でもある日、母がいなくなり……それから何年経っただろう。壮絶な孤独の闇を抜け、とわは自分の人生を歩き出す。おいしいご飯、沢山の本、大切な友人、一夏の恋、そしてあの家の庭。盲導犬ジョイと切り拓いた世界は眩い光と愛に満ちていた。涙と生きる力が溢れ出す感動長編。(解説・平松洋子)
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Posted by ブクログ
複雑な気持ちになるストーリー ほのぼのした気持ちから可哀想な気持ち、応援したくなる気持ち 母側の話がなく視線が統一されてるのも好き
みなさんの感想にある通り、この可愛らしい表紙からは想像もつかない、辛いシーンもたくさんある。本でこんなに胸が痛くなったのはいつぶりか。。でも早めのテンポでストーリーが展開されていくため、先が気になってどんどん読み進められた。 ストーリーの良さはもちろんだが、視覚障害者の方にとって、世の中のこんな部分...続きを読むが生きにくいんだ…と各シーンですごく勉強になった。 視覚障害者の方なら点字が読めたり白杖が使えたりするのは、なんとなく当たり前のことだと思っていた。でも実際、それらを習得して日常生活で当たり前のように使っていくのはかなりの練習や勉強が必要であるらしい、、視覚障害に限らず、障害を持ちながらも、工夫して日々を送る皆さんの努力量は計り知れない。
盲目の少女の話、程にしか知らずに可愛らしい表紙の本、との認識で読み始めたら衝撃的な作品だった。 盲目の少女とわは、「永遠の愛」なんて言われながら母親「愛」と二人暮らし。水曜日のオットさんと朝の黒歌鳥合唱団の二つの時計の針しか持たずに育つ。お母さんが仕事に出るようになると「ネムリヒメクズリ」を飲みオ...続きを読むムツにされる。ここら辺から雲行き怪しい… そして10歳の誕生日に突如お祝いされ、ドレスを着て外の世界へ。音が怖くて泣き出すが、母娘の記念写真を撮りにいく。その写真があったから後々とわの年齢も日付もはっきり刻めたのだった。 どんどん凄まじい話になっていくが小川糸さんの世界はやはり暖かい。明るい未来に繋がっていく周囲の人々、恋バナ、盲導犬ジョイとの出会い。興味関心事から生きる喜びへとつながっていく。 前半のどろどろは半分までで、後半は嘘のように前向きなとわの話になるので読んでいられ、読後も悪くない。展開が早く短い作品に詰め込まれた印象だが、昨今の社会情勢に沿った内容なのだろうか。 ローズマリーはなんだったんだろうか? マリさんのお母さんが見かけた、夜中に公園で遊ぶ親子はなんだったのか? 色々疑問は残るが興味深かった。 物語に救われた。文字通り、命を救われた。どんなに現実の世界が辛くても、物語がわたしに逃げる場所を与えてくれた。 ツインレイ、魂レベルの片割れ、もともとは一つの魂だから、どうしても魅かれ合う運命なの。
前半はあまりには辛くて、何度か本を閉じたけど、とわの自分と人を信じて前を向く強さに圧倒され、最後までとわと一緒に歩む気持ちで読むことができた。
とわちゃんは 穏やかで前向きで強くて 素敵な女性です 愛を忘れずに生きてる とても尊敬します ジョイに出逢えて 心から良かった
途中読んでいて辛くなったけれど、十和子の純粋さが読んでいる私まで清らかな気持ちになった。最後の解説にあった「十和子」の中で少女の「とわ」は生き続ける、という言葉に完全に過去を切り離したわけじゃなくて、過去を受け入れて生きている姿にグッときた。
こりゃ衝撃作だ。 表紙のイラストのイメージで読み始めた私は衝撃を受けた。 まだ未読の方は、是非事前情報なしで読んでみてほしい。 ↓↓↓以下感想 出だし、母娘の温かで柔らかな日々が広がっている。 この物語、ずっと盲目のとわの視点だ。 とわの視点だからこそ、光景を他視点で想像するのではなく、とわ...続きを読むの視点で主観的に、見えないけれど感じる変わっていく景色、破綻していく生活を想像する。 どれだけ私の知っている世界と乖離していても、これがとわの世界であると、とわの視点で感じる。想像のつかない事実であっても、当事者にとっては事実であると突きつけられるような。 引き込まれる間に読み終わってしまった。 ずっと、物語に寄り添うように存在するとわの庭。 自然はいつでも、どんな状況にあっても、平等な存在だと感じた。
冒頭の幸せな話から、だんだんと雲行きが怪しくなり…危機的状況の中からの脱却、人生の再構成と紆余曲折ありつつ、強く生きるとわの人生の物語 前半は読んでいて辛いと思いましたが、実際にこういう子どもたちもいるんだろうなと心が痛みました。母からの脱却で自分の人生を自分の手で掴んだとわは何よりも強く素敵な女性...続きを読むです。 個人的には、ジョイとの物語が続く形で物語が終わっていたのが希望であり、幸せの延長を感じたので良かったです。
皆さんの感想と同じく、前半が結構辛いですね。 最初のほうはまだ大丈夫かな?って感じでしたが、進んで行くうちに雲行きが怪しくなって行く。 家から出られた事で事態が好転して行き、主人公とわが前向きに生きて行くのはとてもたくましく感じました。
盲目の少女が主人公、あとタイトルや表紙からのイメージでふんわりした物語かと思っていたら、違った。 ライオンのおやつ で小川さんの作品は穏やかに、でも真正面に死と向かい合っていた。 特に後半で、この作品でも、生きるってなんだろうとか、生きている意味とか、毎日を過ごすことの大切さ、みたいなものをあらため...続きを読むて感じながら読み進めることになった。 自分が盲目じゃないことで幸せなこともあるんだな、とは感じなかった。主人公の視線を介して、私はちゃんと世界を見られているだろうか、感じれているだろうか、生きているこの瞬間を大切にできているかな、と考える時間になった。
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