4U ヨンユー

4U ヨンユー

495円 (税込)

2pt

男が長いことつかっていたバスタブの湯は、はたして、スープか――? 毒きのこを食べに長野に出かけたマル、彼への桐子の暖かな想いを綴る「4U」。死んだ風変わりな少女の記憶を辿り、デビュー前の自らを思い起こす「眠りの材料」。右手のない渚子、彼女の義兄への激しい想いと、熾烈な自己愛を描く傑作「天国の右の手」ほか、9つの恋のケミストリーを収録した珠玉の作品集。

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4U ヨンユー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    名言が至る所にたくさん散りばめられた短編集。
    そのフレーズは反則やろ、っていうのがいっぱいあって、何回読んでも飽きない。
    特におすすめなのは、「4U」と「メサイアのレシピ」

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    小娘的恋愛教祖のたくさんの愛のカタチが詰まってる本。どれも逸品だけれど、特に「眠りの材料」が大好き。白紙の遺書を書きたくなったり、土に食べられたくなります。ロマンチックだけどドロドロな純粋愛。「ぽっ*」から「ぎゅー」まで恋愛を堪能したい方に読んで欲しい一冊。

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    Posted by ブクログ 2019年03月21日

    熟れた果実のような恋愛短編小説集。人物や場所の描写が不明瞭なときがある。ただそれが気にならないくらい、筆者独自の考えのインパクトがすごい。ねっとりした描写と反転して考える独特の思想。人生や恋愛や幸福やセックスについて酒を片手に語りたい、人生が熟れはじめてきた40代女子におすすめ。

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    Posted by ブクログ 2016年02月12日

    「何だかよく分からないけれど哀しく、切なくなる」9つの短編集。
    チャラ男との恋、SM女王様との恋、マンションの隣人との不倫…普通に見えない恋愛は、その実至るところに転がっている。特殊に見える立場の人間だって、普通に食事や排泄もすれば、普通に恋愛だってするのだということ。

    そんな中、小さな頃事故で右...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年04月15日

    山田詠美の作品を読み始めた最初の一冊。終わり方がとてもうまい。
    解らない切なさを抱えた登場人物たち。
    4U(ヨンユー)の意味がわかったときは少し愛しい気持ちになりました。

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    Posted by ブクログ 2011年08月31日

    苦手だったんだけど、山田詠美さん。
    本棚に眠っていたこの本をふっと読みたくなって。
    今まで、一度も読まなかったのに。

    30代になったからかな~。
    胸にしみた。なんだか、幸せそうでないのに幸せそうな登場人物が。
    しびれた。文章の節々ただよう痛烈な「毒」が。

    10代、20代では解らなかった作品がたく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月02日

    短編集
    このひとタイトルの付け方素敵
    いっこいっこよんだあとに タイトル見て ほお となった
    けだるい空気がすてき

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    山田詠美さんの短編は“詩”なのだと思う。
    形式、内容ともに完全に小説で、叙情に走った端切れなのではなく、けれど、ある一点における感情の切り取りなのだよ。
    読感、それから読後感が愉しい。
    それを味わうのが、もしかしたら醍醐味なんじゃないかしら?

    きっと、好き嫌いあるよ。苦笑

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    恋愛的な感情などとかは、私はまだ理解できなかったけれど、人間観とか、なんか、人間的な至極当たり前大事なことが・・・なんてゆうか、うまくいえないけれど、目に見えないことなんだけど、至極当然なことがかいてあるかんじで、おもしろかったです。(でも読むのに気力がいる(なぜ)ので 「血止め草式」と「高貴な腐蝕...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    2007/8
    男が長いことつかっていたバスタブの残り湯は、はたしてスープか。
    まず、ライフを細切れにして、1日の大きさにするとこからはじまる。

    エイミーの作り出す言葉はホンマ素敵。

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