巨大おけを絶やすな! 日本の食文化を未来へつなぐ

巨大おけを絶やすな! 日本の食文化を未来へつなぐ

946円 (税込)

4pt

しょうゆ,みそ,酒など,日本の伝統調味料づくりに欠かせない巨大な木おけ.日本固有のこの巨大おけを,つくれる職人がいなくなる! 「しょうゆ屋が,おけつくったら,おもろいやん!」――立ち上がったのは小豆島のしょうゆ蔵.最後の職人に弟子入りし,次々に降りかかる困難を乗り越えて,おけづくりの輪を全国に広げた奇跡の奮闘記.

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巨大おけを絶やすな! 日本の食文化を未来へつなぐ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     巨大おけを絶やすな!
     木桶の寿命は100~150年。現在桶屋さんは次々に廃業し、桶が壊れても新しく新調できなくなりつつある。その状況に危機感を覚え、小豆島の醤油蔵「ヤマロク醤油」の山本さんは木桶を自ら作る事を決意する。
     木桶は作るのには非常に高い技術が必要で、その技術の伝承ができないのは日本の

    0
    2023年10月01日

    Posted by ブクログ

    それは醤油屋さんの巨大な木桶が壊れたことから始まった。
    この木桶を作る技術が失われる危機。
    最後の職人に弟子入りし、木桶作りを学んで継承する
    プロジェクトを手掛けた、醤油屋さんと仲間の奮闘記。
    それは未来への希望の継承。
    第1章 大桶が壊れた日
    第2章 木の声を聴け―絶滅危惧種、木桶
    第3章 桶ハザ

    0
    2023年04月28日

    Posted by ブクログ

    日本の食文化を支えてきたおけ。その文化が途絶えそうな時たちあがぅたのはしょうゆ屋。100年先を見据えた仕事を通じた仲間との出会いは感動必至。

    おけの耐用年数も材料となる杉も100年。またたがとなる竹も同様に入手方法困難。

    最後のおけ屋が廃業することを知り立ち上がった小豆島のしょう油屋は、地元の友

    0
    2023年04月24日

    Posted by ブクログ

    醤油屋が木桶を作ったら面白い

    それを発端として
    木桶職人の技術の伝承
    木桶による発酵食品の多様性
    江戸時代の肥の循環
    林業の現在
    なんかが語られる

    ジュニア新書ということもあるだろうが
    面白く新しい発見がありイッキ読み

    100年後を視野に
    醸造業者
    職人
    林業従事者
    そんな人たちが働いているこ

    0
    2023年04月16日

    Posted by ブクログ

     酒、味噌、醤油といった日本の伝統的な醸造食品がある。現在それらは、ステンレスやプラスチック系素材を用いた設備で製造されている。昔は(現在でも僅かだが)木製に大桶を使って製造されていた。

     これらの巨大な木桶は、 高さ約2メートル、直径約2メートルもある。そして、一度作ると100年から150年は持

    0
    2023年04月13日

    Posted by ブクログ

    岩波ジュニア新書で字も大きくて読み易いのですが、内容も充実しています。
    私、発酵食品が好きで、それに関する話も好き。“菌には意識がある”ー理屈だけではわからない発酵の世界。絶滅危惧種の”巨大おけ”が古くて貴重なものだから残していくのではなく、おいしい醤油を作り続ける為に必要だから残す。
    古い桶をばら

    0
    2023年11月24日

    Posted by ブクログ

    最近は精製されすぎてる食品はあまり摂らなくなった経緯もあり、醤油もわりとそういう嗜好だったからわりとそっち側で見ることが出来て興味深かった。
    やっぱ発酵とかを最大限に活かすのは微生物の総量と一定時間なのかもと改めて。

    凄いプロジェクトだなぁ。山口近辺でこういう動きがあるなら是非参加してみたい

    0
    2023年05月28日

    Posted by ブクログ

    【感想】
    でっかい木桶って、中々見ない。ワインやウイスキーを熟成させる「樽」は見かけるが、桶はせいぜい小さいものを銭湯で見るぐらいだ。そもそも桶の役割が樽とどう違うのかわからないし、それが絶滅の危機に瀕しているなんて予想だにしていなかった。

    大桶が絶滅寸前の理由は、「大桶のサイクルが長すぎる」こと

    0
    2023年07月15日

    Posted by ブクログ

    巨大おけをつくる技術を絶やさないよう奮闘する人たちの話。
    職人の技術や食文化、一度失われたら二度と取り戻せないもの、そういうものを絶やさず繋げていくというのは、ロマンがある。
    小豆島、ヤマロク醤油、行きたくなった。

    0
    2023年07月08日

    Posted by ブクログ

    巨大桶というと北斎の浮世絵を想像する。

    桶って色々使えそうだなあって想像していつか田舎で桶の修理とか趣味でやってみたいなあとか妄想しながら本を読み進めていくと、その妄想が机上の空論にならざるを得ないことに気づかされる。

    材料は特別すぎる木や竹で、特定の部位を使わないと作れない。製作は共同作業にな

    0
    2023年06月07日

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