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Posted by ブクログ 2017年08月11日
破戒的、暴力的だけど、宗教的。ペシミスティックでもあり、紫色の小説だった。イグナシオが様々な人と出会い、愛や温もりを知るたびに、その自我は密かに、しかし確実に崩壊へ進んでいく。差別を定義するのはすごく難しいけど、あいつに言われるのはいいが、こいつに言われると腹が立つ、と超主観的に説明していたイグナシ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
『王国記』シリーズを読む前にこっちを読むべきだったかな、と少し後悔。向こうのシリーズはまだ文庫の2巻までしか読んでいませんが。
ここでこういう選択をしたら、こっちに行くのかな。読んでない人には訳が分からないだろうけれど。
まあ、言ったとおりに『王国記』を読み終わっていないから、逆の選択をした結...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
純粋な破壊衝動を持った少年イグナシオが「施設」という閉鎖世界から脱出し、「歌舞伎町」という開放世界に逃げ出し、そこで自分を見つけようとする物語。って感じでしょうか。
現代の若者にも通じるような部分があると思うんです。気に食わないから殴ったとか、誰でも良いから殺したとか(誰でもいいってのはこの話には無...続きを読む
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