ざくろちゃん、はじめまして

エッセイ・紀行 14位

ざくろちゃん、はじめまして

1,760円 (税込)

8pt

結婚を決めたとき、すぐにSEKAI NO OWARIのバンドメンバーとスタッフに言わなくては、と思ったことがある。
「結婚するということは、妊娠したら出産するということだからっ」
啖呵を切ってみた私にも、実際よくわかってはいなかった。
それは、未開の地を開拓するようなものだったーー。
(本文より)

妊娠後、コントロールできなくなった体と心。膨らむ被害妄想。
愛しい息子の誕生後、夫婦に襲いかかった産後うつーー。

こんなに幸せなのに、幸せだと気づくのは
なんて大変なのだろう。

スタジオから直行した出産、ステージ上での失禁、そしてメンバーからのメールに涙した日……。

アーティストとして、一人の女性として、妊娠・出産、育児の全てを包み隠さず綴り、切実な願いを込めた、笑って泣ける傑作書き下ろしエッセイ!
子どもを生んだ人、生まなかった人、生むかもしれない人、そして男性にこそ読んで頂きたい1冊です。

● 著者からのコメント
初めての妊娠出産、育児をしていると、あまりに大変なことが起きるので、何が正解だったのか、どうしたらよかったのかと思い悩むことばかりでした。でも、だからこそ、 この本をどうしても書きたいと思いました。自分には関係のないことだと思っている方にも読んでいただけたら嬉しいです。

藤崎彩織(ふじさき・さおり)
一九八六年大阪府生まれ。二〇一〇年、突如音楽シーンに現れ、圧倒的なポップセンスとキャッチーな存在感で「セカオワ現象」と呼ばれるほどの認知を得た四人組バンド「SEKAI NO OWARI」では〝Saori〟としてピアノ演奏とライブ演出、作詞、作曲などを担当。研ぎ澄まされた感性を最大限に生かした演奏はデビュー以来絶大な支持を得ている。文筆活動でも注目を集め、二〇一七年に刊行された初の小説『ふたご』 は直木賞の候補となるなど、大きな話題となった。他の著書に『読書間奏文』『ねじねじ録』がある。

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ざくろちゃん、はじめまして のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    セカオワさおりちゃんの妊娠出産育児のリアル体験記。
    自分の家族を持つということの素晴らしさと大変さを教えてくれた本。

    ♪〜
    両手いっぱいの花束みたいに
    幸せだって受け取っていいと、
    恐れることは何もないんだと、
    ずっと思っていた君の隣で〜

    サラバの歌詞にさおりちゃんの想いが詰まってるなぁと改めて

    0
    2024年03月10日

    Posted by ブクログ

    男でゲイのぼく。妊娠・出産・育児からかなり遠い存在だけど、この本を通して体験できました。さおりちゃんありがとう。

    0
    2024年02月18日

    Posted by ブクログ

    彩織ちゃんが書いた本ということで特装版を買って、やっと読みました。妊娠・出産・育児、バンド活動と並行しながら怒涛の勢いでひとりの子を育てていく大変さがしみじみ伝わってきました。彩織ちゃんにおつかれさまと言いたい

    0
    2023年12月23日

    Posted by ブクログ

    ご主人の側から見た同じ期間の本もぜひ出版していただきたいと思いました。

    もうすぐ子どもが1歳になるタイミングで読んだ。同じタイミングで、母親になって後悔しているも読んでいて、思ったこと。妊娠、出産、育児って、やってみないとわからないことが多く、向き不向きがあるけど、仕事と違って絶対に投げ出せない。

    0
    2023年09月04日

    Posted by ブクログ

    読みやすい、話がスラスラ入ってくる
    クスッと笑っちゃう表現が多くて
    読んでて楽しかった!

    さおりちゃんの体験談がありのままに
    リアルだけど分かりやすくて
    疑似体験してるような気分で
    のめり込んでしまった

    大きさを食べ物で例えるの
    このくらいか〜って想像しながら
    一緒に成長してる気持ちになっちゃっ

    0
    2023年07月30日

    Posted by ブクログ

    SEKAI NO OWARIの Saori ではなく、
    藤崎彩織 一人の女性の話だった

    男性ばかりの現場で活動する女性の
    妊娠・出産が伴う 苦悩がリアルに語られていて、
    まだまだ女性へのサポートや理解が、
    世の中全体として足りていないと感じた。

    育休の制度が整っていたり、夫が家事育児をやってくれ

    0
    2023年07月22日

    Posted by ブクログ

    世の中のすべての人に手に取ってもらいたい作品。
    愛する人との間にやってきた
    可愛い命が生まれてくるまでと生まれてから

    仕事(自分のやりたいこと)と家庭・プライベートをどのように両立させていくべきか。

    これは全パパはもちろん
    全ママの永遠の課題なのではないかと思っている。

    saoriさんが命がけ

    0
    2023年07月16日

    Posted by ブクログ

    2023/05/03
    SEKAINOOWARI(セカオワ)のピアノを務めているsaoriさんこと藤崎彩織さんの書いたエッセイ本。今回の内容は、藤崎さん自身の妊娠から出産とその後までの話が、時系列に沿ってかなり赤裸々に語られている本。
    読んでみての印象は「世の中の男性はこの本を読んだ方がいいんじゃない

    0
    2023年05月04日

    Posted by ブクログ

    妊娠期の話はもうちょっと中身を深く書いて欲しかったなと思いながらも、育児編では共働きの中育児をする大変さに共感でき分かる〜〜となりながら読完。
    私もずっと育児はきっと向いてない。でも仕事と育児の両立は難しくて、子どもが体調を崩そうもんなら色んな人に頭を下げながら時間を確保してる。正直、大変だけど我が

    0
    2024年05月15日

    Posted by ブクログ

    ようやく最新作に追いついた。今回は妊娠出産・育児にフォーカスされていて、とてもリアルなエピソードばかりだった。しかも一般的な働いている女性と違ってハードなスケジュールを産休0日で乗り越えていてすごすぎると思った。さおりさんのは一例ではあるがこんなに精神的にも身体的にも辛いのかと不安になった。でも読み

    0
    2023年12月12日

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