聖職の碑

聖職の碑

628円 (税込)

3pt

4.3

伊那駒ケ岳稜線上に聳え立つ遭難記念碑は何を語るか……大正2年8月26日、伊那駒ケ岳登山中の中箕輪尋常高等小学校生徒ら37名は、突如襲った台風に遭難、11名の死者を出した。信濃教育界に台頭する理想主義教育と実践主義教育との狭間に、深い哀しみと問題を残した惨劇の実相を著者自ら登攀取材した長篇小説。

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聖職の碑 のユーザーレビュー

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    購入済み

    登山の参考に

    当時の登山がいかに過酷であったのかが良く分かる作品です。木曽駒ヶ岳に何度も登っていたので以前より興味がありました。読了して当時の状況が現況と照らし合わせることができ、とてもリアルに伝わってきました。

    0
    2015年08月02日

    Posted by ブクログ

    私の地元では中学生になると行事で登山をします。
    登山が怖かったので先に読みました←
    余計怖かったけど、読まないほうがさらに怖いので…
    山の事故は怖いですね

    0
    2009年10月14日

    Posted by ブクログ

    大正時代に駒ヶ岳で起きた中学校修学旅行の遭難事故(11人死亡)を題材とした小説.自然相手の活動を行う際,どんなに事前準備をしても,自然の急変等により事故が起きる可能性がある.このことは常に肝に銘じるべし.事故後の教育会(今でいう教育委員会?)の対応も示唆的.現在ではこのような対応は難しいかも.

    0
    2018年10月09日

    Posted by ブクログ

    読みたい
    登山好き、新田次郎好きの友達に借りた。八甲田山もこの人に借りた。
    教育者なら絶対読むべき二冊のうちの一冊だと。もう一冊は「エミール」だって。そうなんですか?

    10/11/2011
    読み終わった

    0
    2011年10月20日

    Posted by ブクログ

    新田次郎の本は、講談社からも出ていたんですね。読んでみました。
    この本は、尋常小学校の校長、生徒が修学旅行で駒ヶ岳を目指し、死傷者を出してしまった悲しい事故が元になっている。しかし、当時の聖職者たちの考え、立ち振る舞いに明治の日本人を見ることができる。
    いまは、教職員の犯罪も毎日のようにニュースに流

    0
    2010年03月06日

    Posted by ブクログ

    涼しくなる1冊。冬に読んではいけない。
    ひたひたと近づいてくる寒さ。
    小学校の遠足登山(とはいっても戦前)で、集団遭難。
    遭難する前から、押し寄せてくる嫌な予感の連続攻撃で、寒いことこのうえなしです。子供がたくさん遭難しちゃうので、涙もろい人はご用心を。
    題名だけだと、すばらしい教師の話のような

    0
    2010年09月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大正三年におきた中箕輪尋常高等小学校の修学登山事故を洗い直し、新田次郎の手によってドキュメンタリー風に書き出された山岳小説である。
    初版は昭和五十一年。構成は三部立てとなっており、第一章は登山という行事がどのような教育理念の下に行われるのかを当時の状況を以って示し、第二章で事故のあらましがドキュメン

    0
    2012年02月20日

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