駅路

駅路

693円 (税込)

3pt

平凡な永い人生を歩き、終点に近い駅路に到着した時、耐え忍んだ人生からこの辺で解放してもらいたいと願い、停年後の人生を愛人と過ごそうとして失踪した男の悲しい終末を描く「駅路」。邪馬台国の謎を追究する郷土史家を描きながら、“邪馬台国論争”に関する著者の独創的見解を織り込んだ力作「陸行水行」。他に「ある小官僚の抹殺」「万葉翡翠」など全10編を収めた傑作短編集。

...続きを読む

駅路 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年01月20日

    親近者が行方不明になった時に、人はどのような行動を起こすのか。幾重にも物語が派生する松本清張の企みは愛憎を潜ませる。この素朴な激情が人の業として様々な事象に連鎖して、転落する様がドラマとして魅せられる。いいよね清張。

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月04日

    白い闇:北海道に仕事に行ったきり帰ってこない。東北本線を利用。TVでは新幹線利用。
    捜査圏外の条件:会社の同僚が?
    ある小官僚の抹殺:砂糖に関する癒着、急行なにわ
    巻頭句の女:俳人の女性の死亡にまつわる保険金殺人
    駅路:定年退職の男が80万円持参で蒸発。広島可部線
    誤差:東海道線から私鉄で2時間の温...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年04月05日

    短編集として、次の作品が所収。
    「白い闇」「捜査圏外の条件」「ある小官僚の抹殺」「巻頭句の女」「駅路」「誤差」「万葉翡翠」「薄化粧の男」「偶数」「陸行水行」

    今なお、TVドラマでリバイバルされ続けている松本清張の短編作品。それだけ、どの短編も時代が移ろい変わっても、人間の情欲は不変ということが描か...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2010年12月27日

    何か事件になるんだろうなって分かってても、それを気にしたり考えたりそれでも意外な展開だったりして読んでいくのが楽しかった。これを読ませるのが上手いっていうんだろうな

    0

    Posted by ブクログ 2009年11月14日

    白い闇 ○捜査圏外の条件 ◎ある小官僚の抹殺 巻頭句の女 駅路 誤差 万葉翡翠 薄化粧の男 偶数 陸行水行

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月29日

    松本清張氏の傑作短編集第六弾。推理モノ。完全犯罪をめざすが、ひょんなことから犯行が露見してしまう。特殊なトリックなどなく、ある程度は予想された展開ではあるが、これが昭和30年代の作品とは驚きです。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月09日

    巻頭の話がサスペンス向きで面白かった。
    どの話も独特な暗さを感じるの自分だけだろうか。
    短編とはいえ取材のみならず勉強(邪馬台国の辺りとか)はさすが巨匠だと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月22日

     1957(昭和32)年から1962(昭和37)年、次々と傑作を大量に発表し、清張ブームを巻き起こした脂ののった時期の短編集。調べてみると、ちゃんと発表年代順に作品が並んでいることがわかった。
     おおむねミステリ/推理小説の系列の作品が多いようだが、清張の場合は犯人の欲望を描き、倒叙の形で構成された...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年05月09日

    邪馬台国の場所を推理する郷土史家は、一体何者なのか。悲劇的な結末でありながらも、ある意味幸福だったのではないだろうか。

    0

    Posted by ブクログ 2013年10月04日

    ドラマを見ました。深津絵里が美しい。人生の線路とは。とぼとぼ歩いていくだけか、途中で車線変更するか。―ゴーギャンには絵があった。故人には好きな女がいた。俺には何もない―

    0

駅路 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

松本清張 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す