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桐野夏生が描く「バブル」 欲、たぎる地で迎える圧巻のクライマックス 時代はバブル全盛に。東京本社に栄転が決まった望月と結婚した佳那(かな)は、ヤクザの山鼻の愛人・美蘭(みらん)のてほどきで瞬く間に贅沢な暮らしに染まっていく。一方の水矢子(みやこ)は不首尾に終わった受験の余波で、思いがけない流転の生活がスタートする。そして、バブルに陰りが見え始めた頃、若者たちの運命が狂い出す……。
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Posted by ブクログ
上下巻!? 長いなぁダラダラ系かなぁ と、少し疑いながら(笑)読み始めたら... 全然ダラダラ系じゃなかった(笑) さすが桐野さんです。 内容は、バブルの頃のお金がらみの話だけど人間模様も面白く、あの時代、こう言った人たちがたくさんたくさんいたんだろうなぁと。 少し読み始めに躊躇した上下巻でした...続きを読むが、読み終わってみると、上中下巻でもよかった! それでどーするの?どーなるの?と、どんどん読み進む読み進む。 最後が、"ご想像にお任せします"的な、すっきりしない終わり方でなく、あの人...そんな終わりだったのね...と、きっちり読み終わらせてくれました。 再読したい作品でした。 ぜひ、読んでみてください(^^)
面白かった!なんとなく結末は読めたけど、ハラハラしたなぁ。マネーゲーム恐い。お金って人を変えてしまうんだなぁ。
あ、これヤバいぞって 子供だってわかるのに、 欲に目が眩むと人って どこまでも愚かになる んですよね。 どこで道を誤ったのか。 後から振り返るとよく わかるその分岐点も、 そのときは気付かない。 あるいは薄ら気付いて いてもリスクを軽ーく 甘ーく見積もるんです。 まるで綿アメのように ・...続きを読む・・ 波に乗ってるときほど 冷静さを失わないこと ですね。 とても身につまされる 作品でした。
傑作。600ページあるがすぐに読めた。恐らく意図的に読みやすくしていると思う。 破滅へ進むストーリーに意外性は無いが、むしろそれがどのような展開を持って終わるのかが、好奇心となり読み進められる。 バブルを経験していない崩壊後の世代からするとバブルに取り憑かれて破産した人たちは哀れに見える。ただこの小...続きを読む説を読むと自分が当時の野心をもった若者であったなら狂乱のバブルに挑もうという気概は無かったのだろうかと自問する。そして歯車的に取り返しのつかない流れに飲まれることも。 また当時は当たり前であった男女の格差が随所に現れる。現代だと嫌悪感を催すが今もたいして変わり映えしないことこそに嫌悪感が増す。
間違いなく2023年ベスト。子どもだった私が実感することのなかったバブルに浮かれるとはこういうことか、足をすくわれるとはこういうことだったのか。創作ももちろん入ってるだろうけど、あながちウソでもないんだろうな。当時の世相だけでなく、そこからつながっている現代の闇もきっちり書き出していて秀逸。しかし最...続きを読む後、あんな風に終わるとはな…夜中に読んでいて鳥肌が立った。
多分、2023年最高の1冊! 転落していく若者たち〜 でもその潔さもかっこいい〜 最後に真珠とダイヤモンドという題名の意味がわかった… もっと幸せになって欲しかったとも思うけど 不幸になっていく様も気持ちよかった♥︎
昨夜手に取ってからの一気読み!下巻の展開にはグイッと引き込まれた。自分が過ごした同時期に、湧き上がっていたバブルの世界とは、こんなに狂乱に満ちて脆かったのか。
すごかった。桐野夏生やっぱりすごい。 上下巻一気読みです。 そして読み終えてから、なんとも言えない気持ちがもやもやしている。 上巻では、望月がどうにもこうにも好きになれず、なのに佳那がなんの抵抗もなく望月に取り入れられてしまうのをイライラしながら読みましたわ。 最初の頃の佳那の勢いで、望月に見切り...続きを読むをつけてほしかったよ・・・ 自分は少し年下だけれど、バブルの時代の空気感は分かる。 でも、実際に株取引をかしてないし、家族や親戚も株とは無縁だったので、こんな壮絶だったとは!と衝撃。 水矢子とか、頭もよくて堅実そうだったのに、すごく哀れな最後で悲しい。
転落するのはわかっていても、どんどん読み進めずにはいられなかった。水矢子まで転落させるところが桐野さんらしい気がする。 今、書かれたということがどういうことなのか。今の株高はバブル時代とは違うのか。
まさしく虚飾と狂乱の果て‥の下巻。 お金によって人が変わっていく様がありありと描かれ、望月と佳那に訪れるであろう破滅の予感にハラハラしながら読んだ。 堅実なみやこには、転落せず潜り抜けて欲しかったけど。 上下巻の長編だったけど、中だるみする事なく面白かった。
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