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Posted by ブクログ 2014年05月20日
重松氏お得意の学校もの3編。学級崩壊、不登校、いじめなどにくわえ、個人的な問題であったり家庭的な問題をそれぞれ全く重ならずに使っているところが、この作家の実に器用なところである。そして全ての作で共通して、自分の力だけではどうにもならない、不可抗力の中で主人公も読者も押し流されていく辛さは見事としか言...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月09日
「カカシの夏休み」は過去に帰りたい気持ちと今を生きる気持ちを描いている。主人公の37歳という年齢は、ある程度場数を踏んできて、なお色んなことがありすぎる今を生きて葛藤している時だ。でも未来に予想はつかない。だから過去を、ずっとずっと遠い過去に思いを馳せる。終盤の「幸せってなんですか?」という問いの答...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月04日
何と言えばいいのだろう。
私の大好きな重松作品ナンバー2か3に入るかな。
月並みですが良かった。考えさせられた。
長めの短編が3作品。短編と思わずに読み始めたのでびっくりした。
カカシとライオンでは生徒から見ても先生ってそう思うんだろうな…って。
生徒だったのはかなり昔ですが。
カカシはカシオペア...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月17日
表題作『カカシの夏休み』、『ライオン先生』、『未来』の中篇3作。前の2作の主人公は、私とほぼ同世代の中年の教師。過去から引き摺ってきた心の棘と現実に直面している活路の見出せない現在~未来が交錯する世界をどの作品も描いています。そして、最後はいつもの重松作品の通りに希望に満ち溢れたエンディング。正しい...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月10日
ほかの2編も読み応えがありましたが、「未来」はちょっと変わった視点で書かれた話です。
自殺者のために一種の冤罪を受けた人間の目から描かれてます。弟の事件後のみゆきの行動も、まともな精神状態に基づくものなのか、後遺症を引きずっているのか判断がつかないような感じがします。
なんだか不思議な雰囲気をも...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月13日
三作。
カカシと呼ばれ生徒から舐められている先生と、問題児。問題児は実は家で虐待を受けていた。父親も悪気はなくどうしていいかわからない状態だった。ダムに沈んだ故郷を、友人の死をきっかけに再会した四人でみにいく話。
元教え子である妻を亡くし、カツラをかぶっている教師の話。
殺人者扱いされた姉と弟の話。...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月31日
この中では未来が好きだ
TVでいじめのニュースが流れると、ほとんどの親が自分の子は苛められていないかしら?と心配していたことを思い出した
その反対かもしれないのに………
そして、自分の子にイタズラした子を他の保護者を巻き込んで悪者にしてとっちめていた
どっちがいじめだと思ったことを思い出した
...続きを読む
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