決壊(下)
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決壊(下)

737円 (税込)

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戦慄のバラバラ殺人──汚れた言葉とともに全国で発見される沢野良介の四肢に、生きる者たちはあらゆる感情を奪われ立ちすくむ。悲劇はネットとマスコミ経由で人々に拡散し、一転兄の崇を被疑者にする。追い詰められる崇。そして、同時多発テロの爆音が東京を覆うなか、「悪魔」がその姿を現した! 2000年代日本の罪と赦しを問う、平野文学の集大成。芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。

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  • 決壊(上)
    693円 (税込)
    地方都市で妻子と平凡な暮らしを送るサラリーマン沢野良介は、東京に住むエリート公務員の兄・崇と、自分の人生への違和感をネットの匿名日記に残していた。一方、いじめに苦しむ中学生・北崎友哉は、殺人の夢想を孤独に膨らませていた。ある日、良介は忽然と姿を消した。無関係だった二つの人生に、何かが起こっている。許されぬ罪を巡り息づまる物語が幕を開く。衝撃の長編小説。
  • 決壊(下)
    737円 (税込)
    戦慄のバラバラ殺人──汚れた言葉とともに全国で発見される沢野良介の四肢に、生きる者たちはあらゆる感情を奪われ立ちすくむ。悲劇はネットとマスコミ経由で人々に拡散し、一転兄の崇を被疑者にする。追い詰められる崇。そして、同時多発テロの爆音が東京を覆うなか、「悪魔」がその姿を現した! 2000年代日本の罪と赦しを問う、平野文学の集大成。芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。

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決壊(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年06月01日

    初、平野作品。長編の上下巻で圧倒的な読み応え。
    ストーリー展開よりも人間の思想、行動に重点が置かれ、純文学的な描写が難しいが今まで読んだことのないようなもので新鮮だった。夢に出てくるだろうな…と思ったら本当にでてきて恐ろしかった。

    登場人物が次々と壊れていく。
    読んでよかったけど、読まなければ良か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月24日

    主な感想は上巻に書きました。

    いろいろな終わらせ方の可能性があったと思うが、著者があれを選んだ理由についてはじっくり考えてみたい。

    0

    Posted by ブクログ 2016年08月28日

    再読。

    私が平野啓一郎先生の本に嵌る切っ掛けとなった本。

    2011年12月、これまで痛快娯楽小説しか読んでこなかった私が、単なる推理小説だと思い購入。

    読み終わると共に放心状態に陥った。
    感想は特に記録していなかったのだが、今でも覚えているのが、「この作者、天才!?」ということだけ。

    それか...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年02月22日

    『だから、こんな世の中イヤだと思ったらさ、やっぱり、とうてい社会が受け止めきれないような過剰な方法を選ばないと。そうなると、もう無差別殺人しかないわけ。別に大袈裟なことやる必要はないんですよ。でっかい建物壊すとかさ、大義名分を掲げてエライ人暗殺するとか、そんなの要らないって。フツーの人が、意味なく隣...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月30日

    言葉を重ねると悪魔はどんどん人間臭くなっていったなという印象。結局、最後までどのキャラクターも好きにはなれなかったし、物語の終わり方もモヤッとするものだった。それでも、「あー、こういう正義を振りかざす奴いるよな」とか「こういう境遇なら、こうなっちゃうかもな」とか、感じることは多かった。特に、「なぜ人...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月27日

    面白くて…というわけではなく、先を読まざるを得ない様な感じで、結局一気読み(^◇^;)

    難しいし、よくわからなくて読み飛ばした部分もあるんだけど、妙に共感しちゃう部分もあったり。

    あー、芥川賞作家らしいわー、文学だわー、ところでいつ殺されるん?と思いながら読んでたんだけど、いやー、重くて、重くて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月17日

    ミステリー的要素があり内容も凄惨。個人的にはあまり好きではないジャンル。ただし平野啓一郎だけあってただのミステリーにはない深さがある。重く残る小説だが評価が難しい。ただ子供には読ませたくない。

    0

    Posted by ブクログ 2020年09月27日

    ネット社会、少年犯罪、犯罪被害者、マスコミ報道、罪、病と責任、取り調べ、子との関わり、格差…… 衝撃的な事件をもとに現代が直面する様々な問題を炙り出す。
    赦しは赦す側のためにある
    共感でつながる現代人
    読み進めていくにつれ、自分の心の闇に触れ、それを決して否定できないことに、また恐ろしさを感じる。

    0

    Posted by ブクログ 2020年09月04日

    怒涛の展開で、下巻は息もつかせぬ感じだったような気もします。ドミノ倒しのように、悪意とそれに関わった警察・マスコミ・人がさらに人を壊していくということに圧倒されました。

    0

    Posted by ブクログ 2020年03月20日

    決壊。
    社会全体のことなのか、沢野家のことなのか、崇なことなのか、、、全て含むのか。
    すごく考えることと、感じることを絶え間なくさせられる本で、そして終わりも、途中から予想はつくものの救いがなく、一言「疲れた」。
    私は、どうも哲学的なことを、論理的に(?)的確に(?)言語化することが苦手なので、読後...続きを読む

    0

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