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長編歴史小説にプラスして、関連の短編小説1本、ノンフィクション1本も収録したお得な3本立て。
○第一部「小説 河井継之助」……平藩士から上席家老へ異例のスピード出世を果たし、画期的な財政改革を成し遂げた継之助が、命を賭けて目指したものとは何だったのか? “日本史上もっとも個性的な英雄”の実像に迫る歴史巨編。
○第二部「小説 米百俵」……小泉元首相が国会演説で賞揚した、今の痛みに耐えて明日を良くしようという「米百俵」の逸話を小説化。継之助との対比で描き出される長岡藩士・小林虎三郎の生き方。
○付記「実録!軍事総督河井継之助と長岡藩の戦い」……圧倒的な兵力の新政府軍を向こうに回して、一歩も引かず奮戦した継之助と長岡藩士の壮絶な戦闘――北越戊辰戦争を図解で再現。
※本書は2002年3月に東洋経済新報社より刊行された『小説 河井継之助(完全版)』を電子書籍化したものです。
Posted by ブクログ 2017年02月18日
司馬遼太郎の峠で味わった河井継之助の雰囲気は、この小説でも確認できる。一本気でありながら時代の趨勢を確かに読み、論客でかつ行動力がある。しかし、性格ゆえに引き起こす周囲との衝突は、彼自身の不器用さも表しはしないか。思えばこういうタイプは、社会に偶にいる。自身ゆえに相容れぬ性質を持ち合わせてしまうのか...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
司馬遼太郎の小説「峠」の主人公である河井継之助を童門冬二さんはどう描くのか、また、山田方谷を継之助の立場からはどう見るのかに関心があって読みました。
まず、継之助は強い自尊心と鋭すぎる洞察力と先見性を持っていた人間であることがよりわかりました。さらに、正義感、責任感、積極性という今の世の中で欠け...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月08日
2011年12月公開の映画「山本五十六」の出身でもある越後長岡藩。
そ長岡藩の家老が河井継之助。彼の身分は高くなかったがその先見性と政治能力はずば抜けていたために、どんどん出世していき、最後は主席家老となり、武装中立を画策し藩兵を洋式に変え藩士の給料を百石に近づけることなどの改革もした。徹底した現場...続きを読む
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