ブラックウェルに憧れて~四人の女性医師(仮)~

ブラックウェルに憧れて~四人の女性医師(仮)~

715円 (税込)

3pt

3.9

20年前、中央医科大学の解剖学実習で組まれた女性だけの班――長谷川仁美、坂東早紀、椎名涼子、安蘭恵子の4人は、城之内泰子教授の指導のもと優秀な成績で卒業しそれぞれの道を歩んできた。順調に見えるキャリアの裏には、女性ゆえの苦労もある。人生の転機を迎えた彼女たちに、退官する泰子が告げる驚きの事実とは? 今こそ読まれるべき珠玉の人間ドラマ!

...続きを読む

ブラックウェルに憧れて~四人の女性医師(仮)~ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『心身に障害のない、日本人の、男性医師 ー それこそが医局員の標準であって、初めから女性医師は規格外の存在なのか。自分たちは、女というだけで欠陥を抱えているのだろうか』。

    山崎豊子さん「白い巨塔」。医学界の権力争いの極みを見る傑作小説は、女性作家さんの小説をコンプリートすると誓って読書を続

    0
    2023年09月06日

    Posted by ブクログ

    少し前にニュースにもなっていたこと。
    「医学部合格者の操作。男子を優遇し、女子を意図的に不合格にしていた」
    そのニュースが根幹にあるストーリー。

    いまだに根付く「男性優位」の世界。
    女性ということだけで、並列にはされない世界。
    今回描かれているのは、医師の世界だけれども、この女性蔑視の考えは、「女

    0
    2024年03月09日

    Posted by ブクログ

    学生時代、医学部と部活が一緒だったので、彼ら彼女らの置かれてる立場、男女比とか、出世の話もしたし…その時のことを思い出しながら読んだ。
    女性であることがハンデになる傾向はあるとは思う。でも思いがかなわないのはどこにいてもありうることで、それゆえに多様な働き方を開拓できるし選べるようにも思った。

    0
    2023年06月28日

    Posted by ブクログ


    エリザベス・ブラックウェルは1821年にイギリスで生まれ、11歳で家族とともにアメリカに移住した後、1849年、女性として世界で初めて医学学位を取得した。
    この本は、女性医師の未来を切り開いたブラックウェルを灯火として、医療の世界で性差に抗い闘う女性たちの姿を描いた小説。ふ
    主人公は、1998年、

    0
    2023年06月06日

    Posted by ブクログ

    いのちの停車場を読み、南杏子さんを知りました。他の作品も読んでみたいなと思っているとき、ブック・オフで見かけたので購入。
    女性教授と4人の女性医師の話です。大学初の女性教授の葛藤と苦悩、中堅医師となった4人の葛藤と苦悩が描かれています。事実、女であるということでたくさん苦労されてきたことがよく分かり

    0
    2023年05月28日

    Posted by ブクログ

    ブラックウエルとは、世界で初めて医師として認められた女性のことだそうだ。
    数年前にあった医学部不正入試問題、それを踏まえて著者はこの作品を著したのだろう。
    書中、ひとりの女医が言う。
    「つまり大学受験での女性差別は、私たちにとってささいな始まりでしかなかったともいえますね」
    入学試験での女性差別は、

    0
    2023年05月04日

    Posted by ブクログ

    同じ大学の解剖学実習で組まれた女性だけの4人の班。
    城之内泰子教授の元、優秀な成績で卒業し…その20年後…4人はそれぞれ人生の転機を迎えていた。
    医師として、女性として、その実力やキャリアとは関係のないところで苦しみ、悩み、自分の人生とどう向き合うか試行錯誤している様子が描かれている。
    そして彼女達

    0
    2023年10月22日

    Posted by ブクログ

    女性で医師の仕事をするのは本当に大変だと思います。生命に関わる責任の重い仕事だし、総合病院や大学病院だと人間関係にも悩まされそう。
    この小説の4人の女医も、それぞれに苦しみながら真摯に仕事に取り組んでいて感銘を受けました。
    今後もっと、いろんな業種で女性が働き易い環境になることを願っています。

    0
    2023年02月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【内容紹介】
    20年前、中央医科大学の解剖学実習で組まれた女性だけの班――長谷川仁美、坂東早紀、椎名涼子、安蘭恵子の4人は、城之内泰子教授の指導のもと優秀な成績で卒業しそれぞれの道を歩んできた。順調に見えるキャリアの裏には、女性ゆえの苦労もある。人生の転機を迎えた彼女たちに、退官する泰子が告げる驚き

    0
    2023年04月25日

ブラックウェルに憧れて~四人の女性医師(仮)~ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

南杏子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す