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『恍惚の人』から半世紀。現役医師作家による衝撃のメディカル・サスペンス! 高齢者だけが身を寄せ合って暮らす山間の村。そこは楽園か、遺棄の地か。 夫の暴力から逃れ、幼い娘を連れて家を出た主婦・明日香。 迷い込んだ山奥の村で暮らし始めた明日香は、一見平和な村に隠された大きな秘密に気付き始める。 住民はどこから? 村の目的は? 老老介護、ヤングケアラー、介護破綻……世界一の認知症大国、日本。 人生を否定される患者。生活を破壊される家族。 認知症の「いま」に斬り込む衝撃作!
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Posted by ブクログ
認知症やヤングケアラーの問題にも踏み込んだ小説。綺麗事を言わなければ周囲の厳しい目から叩かれるけど、綺麗事だけではやっていけない領域にきてるのだなぁとも思う。家族だからで自分の人生犠牲するのを当たり前にしてはいけないし、お金がなければ自分か相手を見殺しにするしか選択肢が出ないのも苦し過ぎる。色々考え...続きを読むさせられる話だった。
衝撃的なスタートだったけど、読み進めるうちに、介護や認知症の病症や入居者の行動や様子が詳しく書かれていたり、南さんという作者さんは、よく勉強されているんだなと思っていたら、現役医師だったんですね。 スイスイ読み進められましたが、早く読みたくてラストを開いたらあまりにも衝撃的過ぎて夜眠れませんでした。...続きを読む ラストをみてしまうと、最初の内容が真実なのか嘘なのか混乱します。 問題視されてるヤングケアラーや、DVにも触れられていて、重い内容なのに、次が気になり、読む手が止まりませんでした。 再度読んだら感じ方が変わるのでしょうか。
夫からのDVから逃げる途中、偶然立ち寄った集落、北海道のとある場所で、ひっそりと隔離されるようにある集落。 看護師である明日香は娘と共に、そこで受け入れてもらい、しばしの安息を手に入れるのだが。 そこには高齢者しかいない、何かみんなの様子がおかしい、普通に機能しているように見えてなにかがおかしい。 ...続きを読む 明日香は色々調べ始めると、想像もできない出来事が隠されていた! それは人道的にも許されないであろう恐ろしい事実。 怖い、怖い。 そして終盤に明かされる明日香についての事実、作者の南さんは医師でもありますが、実にストーリーテラーです。 踏み込んだ医学的な説明も大変勉強になります。
『そこは楽園か、遺棄の地か』 かなり衝撃的な帯が目を引く本作。 本作はヨーロッパではすでに取り組みがある『Alzheimer's Village』をモチーフにした、認知症者同士が支え合う自立型住宅、生活ケア付きコミュニティが舞台。 しかし、その実態は認知症者の脳を不法に剖検し、脳バンクを...続きを読む作るための研究機関だった。 近年、約600万〜700万人。65歳以上の約5人に1人は認知症であると言われている、認知症大国・日本。しかし、認知症の診断精度自体は、まだまだ画像初見からの推察に頼らざるを得ない実情。 『剖検することで診断が確定できる』と本作でも述べられている通り、それくらいまだまだわからないことが多い病気である認知症。 それらをベースとして、昨今の北海道に進出する外国資本により土地買収や、ヤングケアラー、老老介護等、様々なエッセンスをテーマとして取り上げた内容でした。 ・ ・ ・ ・ ・ 『恍惚の人』から半世紀。現役医師作家による衝撃のメディカル・サスペンス! 高齢者だけが身を寄せ合って暮らす山間の村。そこは楽園か、遺棄の地か。 夫の暴力から逃れ、幼い娘を連れて家を出た主婦・明日香。 迷い込んだ山奥の村で暮らし始めた明日香は、一見平和な村に隠された大きな秘密に気付き始める。 住民はどこから? 村の目的は? 老老介護、ヤングケアラー、介護破綻……世界一の認知症大国、日本。 人生を否定される患者。生活を破壊される家族。 認知症の「いま」に斬り込む衝撃作!
高齢者だけが身を寄せ合って暮らす山間の村。 そこは楽園か遺棄の地か。 老老介護やヤングケアラーの話が詳しく書いてあって作品はやや重めの医療ミステリー?になるのかな。どちらかと言うと私は先生寄りの考えだったので、認知症になったらこの村で暮らしても良いかなぁと思ってしまった。 死んだ後に人の役に立つなら...続きを読む検体もありかと...。 ラストはスッキリはしないけど、面白かった。
今までの作品とは違う印象、ミステリー。 認知症の村、アルツ村。現役医師だけあり、わかりやすく症状が描かれている。認知症の方が住みやすそうな村になっているが…その裏では…想像通りだが、リアル。 娘さんのところはところどころ違和感があったが、最後に回収され納得。
現代が抱える大きな問題をこうまで絶妙に表現できる作者は素晴らしい もちろん医師という職業での経験から成せた部分もあるかもしれないが、それだけでは無いだろう 自分の可能性なども考えると心寒い
伏線回収の本。 そう銘打たれていたため手に取りました。 決して明るい気持ちになり続ける本ではないのですが、伏線回収される瞬間を待ち、また、どうしても途中で読む手を止められず、最後は一気でした。 以前、「オレンジランプ」や、「長いお別れ」を読んでいたので、最後まで読めたのかもしれません。 伏線回収、...続きを読む認知症といった単語に関心のあるかたにおすすめです。(心のそこから明るい気持ちになれるかというとそうではないため⭐をひとつ下げました。)
今まで読んだ南杏子さんの本とは違った感じのお話。 アルツハイマーの患者さんばかり集めて、楽しく老後を過ごして貰って、死後は献体してもらうってありそうっちゃありそうって思ってしまった。 娘のリサちゃんの話も何かおかしいって思ってた所が回収されてすっきり。 ラストの旦那さんのお話もあって良かった。
さもありなん 超高齢化社会において何ひとつ展望がないのであれば、アルツ村ですら理想郷ではないのかという気がしてくるのだ。歳をとると他人の迷惑になるの?価値がなくなるの?そんな大切なことを考える場所でなくして教育といえるのだろうか 命の重みと絶望の両方にしんどくなる作品だった
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