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「書くこと」の深遠なカタルシス 短篇の名手が、深遠なカタルシスを紡ぎ出す。すべて「書くこと」をテーマに、さまざまな日常の忘れられない瞬間を描いた珠玉の十篇! 目次 緑の象のような山々 園田さんのメモ 好好軒の犬 何ひとつ間違っていない 窓 料理指南 つまらない湖 凶暴な気分 名前 小説家の一日
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Posted by ブクログ
不倫、イジメなど胃が重くなる話題が多い短編集。平易な文章なのにその空気感や情景を醸し出す所が、好きな作家さんの由縁。「料理指南」のやるせ無いピュアな樹さんがとても良かった。
読者感情を儘に操る短篇十作品は何れも秀逸。日常の些細なこと、ありがちな出来事を巧みに描写。曖昧さを残したオチもいい。登場人物の台詞ひとつにしても含みを持たせ、つい深読みしてしまった。
小説や日記からメモやSNSなどちょっとしたことまでの「書く」ということをテーマにした短篇集。どういう理由でそれを書くのか。日常のなかの何気ない時や、仕事で必要な時など様々で読んでいると感情がざわざわしてくるような、少し不安になるような感じがあった。そこには本人が思っているよりも多くの情報や自分の想い...続きを読むが入っていたり、受け手の感情も感じ取れるからなのかもしれない。近年読んだ短篇集のなかで一番だと思う。
ゾワっと迫ってくるような怖さを感じる短篇がいくつかあった。過去の自分の心情に似た作品もあり、考えさせられた。
どの短編もとても余韻が残り、不思議な感覚だった。 どの作品も「え、これで終わり?」と思うラストなんだけれどなぜかどれも心に残る感じ。 やっぱり上手いんだなぁと実感。
書くことがテーマだったり、書くことに携わる人が語り手だったりする短編集。 長い物語のほんの一部を切り取ったような印象の作品が多く、そのせいかどの作品も強引にハサミで切り取ったかのような座りの悪い終わり方をしていて独特な読み心地。文章が抜群にうまい。
ものすごく井上荒野的な感じがします。井上さんの作風を知っていてそれが好きな方には楽しめて、それ以外の方にはさほど刺さらないかもしれません。「書くこと」をテーマにした10短編集。お気に入りは『緑の象のような山々』→世紀のクソメールの応酬。『園田さんのメモ』→こんなメモは怖い。『窓』→いじめの描写が辛い...続きを読む。でも少し救われるようなラスト。総括:全体的にモヤ~っとした質感でオチも「え、それで...」となるものが多いがなぜか読ませます。1編が短いので隙間時間にサクッと不穏を楽しめました。
「書くこと」をテーマとした10編の短編集。 「園田さんのメモ」言葉よりも文字で伝える不気味さ、でも園田さんってどこかにいるかも。でも嫌いじゃないかも(笑) 「好好軒の犬」は、あちらにいる鬼のスピンオフ版かなと思える意味深なお話。 贅沢な全10編でした。
井上荒野さんの「書く」ことにまつわる短編集。 とても良い。 ブックカフェで手に取ってそのまま購入。 文字を紡ぐってとても不思議な行為だなぁと改めて思う。
"書くこと"にまつわる短編集。予想通り爽やかな話は1つもないけど、余韻を残す感じが見事なんだよなぁ。短編が十作あるのですが、「凶暴な気分」がささったかな。自分がいかに恵まれているかに無自覚な人間にこれでもかってくらいお見舞いしたい気持ちわかるわぁ。
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