名もなき本棚

名もなき本棚

594円 (税込)

2pt

デパートのショーウィンドウの中で暮らす一人の女性。いつしか僕は、そのディスプレイの前で時間を過ごすのが日課になり……(「スノードーム」)。ゴミ集積所に座り込むサラリーマン。回収日ではない日に捨てられたその男は、近所の主婦には迷惑な存在でしかなく……(「回収」)他19編。中学・高校の教科書に採用された「私」「ゴール」「公園」も収録!――5分後には、あなたの日常が足元から揺らぎだす! 幻想、シュール、不条理、感動……。想像を超える驚きに満ちた三崎ワールドを堪能できる珠玉の掌編集!

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名もなき本棚 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    三崎亜記感溢れる19編のショートストーリーが、ショートショートの面白さを再認識させてくれます。
    実写ドラマで見てみたいなぁ。

    0
    2024年04月10日

    Posted by ブクログ

     ”近年ますます、日常生活で「自爆」を求められる状況は多様化している”

     そうなのか?と疑問を挟む余地を与えられずにストーリーは進む。
     解説に書かれている作風の説明で「予め疑問が排除されている空気感」とあり、まさにそうだと思う。
     現実に見えるが、明らかに異なる世界が現実として存在するかのように

    0
    2024年03月17日

    Posted by ブクログ

    三崎亜記さんの大ファンなので、色々なところに発表されていた短編たちがまとめられてとても嬉しい!と思って購入しました。
    収録されている「私」という作品は教科書に採用されていまして、もう既に教科書からさよならしてしまった私にとっては、読みたくても読めない〜!!とハンカチを噛む思いをしていたのでした。それ

    0
    2023年05月29日

    Posted by ブクログ

    三崎さん久々に読んだが、面白かった!常識が違う世界の不条理加減が好み。自爆するときってどんな時なんだろう。

    0
    2023年06月22日

    Posted by ブクログ

    19の掌編。最後の「The Book Day」には羽ばたく本が登場し、これまでの作品とのつながりを感じさせますが、いつも三崎作品に登場する”この国””この街”は出てきません。しかし、原因と結果がひっくり返ったような不思議な世界、理由も分からない不条理な設定、これぞ三崎ワールドという作品ばかりです。

    0
    2022年08月19日

    Posted by ブクログ

    ショートだったり、ショートショートだったりからなる一冊。
    ほとんどの作品が、"結局何だったんだろう"という不可思議話の不可思議結末で終わるけど、それで良いというか、そこが良い作品だと思う。
    ピースの又吉さんのYouTubeでやっている、インスタントフィクションであった作品を思い出

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    2023年11月17日

    Posted by ブクログ

    ありえない事が普通に起こる世界という設定ばかりで星新一みたいだった
    短編も意外と面白いな、と思ったけれど、時々ホラーっぽい話もあって、とりあえず命を大事にして欲しいと思った

    0
    2023年06月28日

    Posted by ブクログ

    普通じゃないことが普通になっている世界の設定が抜群な三崎作品。自爆する権利が普通にある世界、体の部品を定期的に交換する世界などなど存分に三崎ワールドを堪能出来ます。が、やっぱり長編の方が三崎ワールドの彷徨い甲斐があります。

    0
    2023年03月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初読。19編の短編集。いろんな味わいの短編が一息で読める幸せ。コワイものも、ホッコリするものも、悲しくなるものも、幸せに感じるものも、どれもこれも三崎さんらしさが滲みでているのがスゴイ。

    0
    2022年10月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    不思議でブラックなショートショート集。
    「部品」「闇」「私」「回収」「妻の一割」「緊急自爆装置」「流出」が印象に残りました。どれも遠くない未来におこりうるかもしれない、そんな怖さがありました。何よりも淡々とした文章が感情を置き去ったように思えて、不思議な世界観をより広げていました。

    0
    2023年05月04日

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