ぐるぐるまわるすべり台

ぐるぐるまわるすべり台

550円 (税込)

2pt

僕は大学を辞め、塾講師をする傍ら、バンドのメンバーを募集した。<熱くてクール、馬鹿でクレバー。最高にして最低なメンバーを大募集>。そんなうたい文句に集まったちくわ好きなベースの尾崎、黄金旋律を求めるギター弾き・てつろー、板橋のジョン・ボーナムことチバ。4人の個性と人生が混じり合ったとき、「ヘルター・スケルター」は化学反応を起こして、新たなるバンドの伝説が始まる。Look Out! C/Wは、てつろーとチバのはじまりの物語「月に吠える」。

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ぐるぐるまわるすべり台 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    中村航さんのだいぶ初期の方の作品です。塾講師のバイトのかたわらバンドを始めようとする小林と、その塾で教わっているヨシモク(小林が勝手につけたあだ名)、そして、小林がバンドを作ろうと募集をかけた時に話に乗ってきた千葉と哲郎サイドのバンドを始めようとする背景を描いた両局面からの話の展開になっています。

    0
    2019年09月08日

    Posted by ブクログ

    理系の作者らしい蘊蓄がたまらなく好きでした。アルバイト先の塾の生徒のヨシモクと主人公とのほのぼのとしたやりとりがかわいらしくて好きな小説です。

    0
    2017年08月16日

    Posted by ブクログ

    ギターやってる人が読んだら面白いんじゃないかな

    ヘルタースケルターはビートルズの歌らしい何か特に起きるわけでもない夕日の描写が良かった

    0
    2022年06月12日

    Posted by ブクログ

    表題作『ぐるぐるまわるすべり台』と
    その関連作『月に吠える』の二篇を収録。

    気に入ったくだりをいくつか模写してみてわかったけれど、
    中村氏の文章はそれほど美しくなかった。
    ストーリーもシンプルでそれほどスペシャルではない。
    それでも惹かれてしまうのは、たぶんきっと温度のせいだ。

    圧倒的な近似値を

    0
    2013年10月17日

    Posted by ブクログ

    狛犬(仮)のその後も気になるけれども
    いい雰囲気で読み終えられた。

    小林くんは4月からはどうなるのかな。
    塾講はなかなか似合ってるんではないでしょか。

    0
    2013年03月12日

    Posted by ブクログ

    大学を辞めて塾のバイトをしながらバンドを組もうとする青年の話。ぶっちゃけ何が言いたいのか全然わかんなかった。でもそこがよかった。非生産的なところがリアルで文学を感じた。

    0
    2012年10月30日

    Posted by ブクログ

    夏風邪にやられて会社を休んだ日に読んだ。
    カラダが弱っているためか、表題作のように他人に多くを求めないゆる~い作品が心地よかった。

    0
    2012年07月12日

    Posted by ブクログ

    ぐるぐるまわるすべり台
    →黄金比。無限の自己増殖性。自己相似性の永遠。ヨシモク。へルター・スケルター。狛犬。にゅいーん。フレットレス。バンド。
    月に吠える
    →ハインリッヒの法則。1:29:300。ヒヤリ・ハット。ゴン太くん。ホウ・レン・ソウ。オガサー。ギタリストは職業、ドラマーは属性。俺の旗。いつだ

    0
    2012年02月03日

    Posted by ブクログ

    ストーリーの流れや登場人物の会話が独特。
    塾講師をしていた主人公がある日
    バンドメンバー募集の掲示板に書き込みをします。
    その書き込みをみて集まった人達が
    主人公とぐるぐる関わって行くお話。

    主人公とヨシモク君のやり取りと
    募集したバンドメンバー達が
    ビートルズのヘルタースケルターでやりとりする所

    0
    2011年02月20日

    Posted by ブクログ

    大きな出来事は起こらないけれど、テンポよく読め、共感できる作品。

    学校に行く決意をした”ヨシモク”、おそらく軌道に乗るであろう”狛犬”。
    それに反して、”僕”だけがぐるぐる回るのである。

    けれど、それだけが黄金らせんだけが、ある意味、ずっと、たどり着くことのないものではあるけれど、終着点を目指す

    0
    2010年10月06日

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