日本共産党 「革命」を夢見た100年

日本共産党 「革命」を夢見た100年

1,210円 (税込)

6pt

戦前から高度成長期にかけて多くの若者や知識人を惹きつけ、巨大な政治的磁場を作った日本共産党。東欧革命・ソ連崩壊などで深刻な打撃を受けたが、しぶとく生き残り、近年、野党共闘による政権交代を目標に据える。政権を担える事実上の社会民主主義政党になったのか、今なお暴力革命を狙っているのか。本書は、一貫して「革命」を目指しつつも大きく変化した百年の歴史を追い、国際比較と現状分析を交え同党の全貌を描く。

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日本共産党 「革命」を夢見た100年 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    非常に読みごたえがあった。学者らしく、事実に基づいた筆致には感銘を受けた。ただ政治には感情も伴うので、完全な客観性はないと思う。世界の共産党が衰退している中で、したたかに生き悔いてきた日本共産党は原理的でありながら、時の情勢に応じた現実性もあったから生き延びてきたと思う。ただ現在の内部状況(大衆組織

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    2023年09月01日

    Posted by ブクログ

    Wikipediaより正確で、学術書より読みやすい。戦前の非合法な時代から、90年代以降の小選挙区制導入や党員高齢化の苦しい時代まで、現在の課題も踏まえて俯瞰した一冊。内容について志位委員長が批判したようだが、どこがおかしく問題なのかさっぱりわからん。

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    2023年07月09日

    Posted by ブクログ

    自民党や公明党の分析で定評のある政治学者による日本共産党研究。国際比較と歴史研究を併用しつつ明らかにしたのが、1961年に確立された宮本顕治路線の独自性である。それは、ソ連・中国からの自立性の徹底的な追求や、時代状況に合わせた政策メニューの提供といった「柔軟性」を与えたと同時に、革命という最終目標や

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    2022年12月18日

    Posted by ブクログ

     中国共産党結党より1年遅れて、日本共産党はコミュンテルンの日本支部として結成され2022年7月15日に創立100周年を迎えた。スパイ、裏切り、特高警察による弾圧や公安警察による謀略、創価学会からの盗聴事件、暴力革命路線との決別、中露共産党の干渉との闘い、紆余曲折の100年ながら、100年続いた政党

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    2022年10月23日

    Posted by ブクログ

    勉強になった。よくいる反共学者でも御用学者でもない筆者の精緻な分析に学ぶところが多い。
    一貫して日本共産党を支持してきたが、金カネカネの世の中でここまで国民のために力を尽くしてきた人々に心からエールを送りたい。
    いろいろあっても歴史は前に進むものだと思えた。

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    2022年09月20日

    Posted by ブクログ

    日本共産党の歴史を現在に至るまで解説した本。

    政治的スタンスに関係なく、現在の共産党に至るまでの道筋を詳述した本なので単純に面白い。

    【すごくざっくりのまとめ】
    戦前の結成当初は、当然のことながらかなり弾圧を受けました。
    戦後、民主化により合法性を獲得したが、ソ連崩壊などの情勢変化により政治的ス

    0
    2022年09月19日

    Posted by ブクログ

    今年100年の共産党。自分が選挙権を得てから、いや選挙というものを知ってから、ずっとある政党は自由民主党と日本共産党だけになってしまいました。著者はそれぞれについて中公新書を書いている人です。日本の政治の両極を俯瞰した視点から見つめる、というスタンスそのものが、この新書の存在価値を高めているようにも

    0
    2022年09月10日

    Posted by ブクログ

    当然ながら真偽の程はわからないのだけれど
    著者は自民党と題する本も書いておりそちらも大批判等は起きていないようで
    本書も礼賛でもなく罵倒でもなく信頼していいものかなと思う
    日本共産党を誉めるも貶すも本書を読んでからと
    今後はきっとなるのだろう

    0
    2022年08月20日

    Posted by ブクログ

    外部とのあらゆる関わりのなかで、それでもしぶとく生き延びてきた政党の100年の歴史が、ほんとうに緻密に記されている。

    0
    2022年07月07日

    Posted by ブクログ

    一貫して「革命」を目指しつつも大きく変化した日本共産党の100年の歴史を追い、国際比較と現状分析を交え、同党の全貌を描く。
    日本共産党の歴史が詳細かつ実証的に分析されており、日本共産党を理解するに当たって必読の書だといえる。
    日本共産党が時代ごとに大きく方針等を変えてきたということ、特に1955年以

    0
    2024年02月12日

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