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キプロスの浜辺に、難民とおぼしき老女の遺体が打ち上げられた。新聞で「犠牲者2117」として紹介された彼女の写真を見たアサドは慟哭し、ついに自らの凄絶な過去を特捜部Qのメンバーに打ち明ける。彼女は、彼が生き別れた最愛の家族とつながりを持つ人物だった。一方、Qには謎の男から殺人予告の電話がかかってきた。Qの面々は男が凶行にいたる前にその所在をつきとめられるのか? 北欧警察小説の最高傑作シリーズ!
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Posted by ブクログ
話がパラパラと飛んで行くので、なかなか夢中にはなれないかな。 それとね、日本刀一振は、洋剣よりはるかに重いので、慣れない人が振り回すと足切ります、と言いたい。
アサド謎がついに解き明かされます。 日本人だと感覚的にわかりにくいですが、アラブ系のデンマーク人っているんですね。だから、こういう設定が成り立つと。 中東難民問題がヨーロッパを覆っていますが、それを背景にして、上手く物語になっていきます。下巻が楽しみ。
今まで、濁されてきたアサドの事が明らかになる。 ある程度の予想はしてたけど、それ以上に壮絶で。 どうして、同じ人間同士で、あんな事が出来るのか。 救いようがないほどに愚かなのが人間なのか。 ラースとアサドの関係も サミルとアサドの関係も アサドがこっそりスカイプで会話していた相手も 東欧にコネが...続きを読むある理由も アサド・・・ なんというものを背負っていたのでしょう・・・ 辛い過去を持つもの同士のローセによりアサドの過去がつまびらかになる。そして、特捜部Qのチームで共有し、アサドの家族を取り戻す為動きだす モーナの次女が亡くなっていたり ラースが突然心臓発作で亡くなったり ラースの兄まで亡くなったり、 危篤って言われていったらヴィガの母親は案外元気だったけれど。 辛い話の中、嬉しい話もあったよ。 ローセが戻ってきたり ラースの後任にマークスが復帰したり モーナとカールの間に子どもが授かったり モーデンとミカが復縁してたり ハーディがもしかすると動けるようになる可能性が出て来たり(助けになる確信はないらしいけれど) ブレインコンピューターインターフェース! ローセとマークスの復帰は涙出た。 後、休暇を使ってドイツに突撃したアサドとカールがドイツ警察とチームを組む事になったのは、胸熱です。 だって、ふたりだけで最初、対決するつもりだったわけでしょ? 心配で心配で・・・ アサドが餌になるのは辛いけど、アサド自身はもともとそのつもりだったわけだから、一緒に戦ってくれる仲間が増えるのはありがたい。 デンマーク留守番組のローセとゴードンも、別の事件を捜査してるから、それもどう絡んでくるのか。 今回の事件の発端?とっかかり?になるジュアン。 読み進めて行くほど、フラグ立てまくってて、ある意味笑えるのが凄い。フラグ通りに悪い方向悪い方向へ流されてる。時にはコントのような・・・ 果たして、彼は生き延びることが出来るのか・・・ 日本のひきこもりについての言及があるのには、驚きました。日本特有の社会問題なんだ・・・ 日本の価値観・・・ 下巻、 アサドにどんな事が襲い掛かるのか 心配で心配で仕方ないからこそ、続きを読まねば・・・
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