無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
2015年4月の映画化作品!映画と本筋は同じですが、それ以外はだいぶ異なるようなので安心してこちらもお楽しみ下さい。
倒産寸前の旅行代理店が、起死回生の策として講じたダブルブッキングツアーが舞台。150万円の高級組と20万円の格安組を、お互いにバレないよう同日・同部屋に宿泊させて費用を浮かせるっていくら小説だからって無理でしょ。
ツアコン二人の四苦八苦(一人がドジ過ぎて泣ける)と、両ツアー客の絶妙なすれ違い、散りばめられたオヤジギャグで、読む手が止まりません。
合間に、水谷豊さん演じるベストセラー作家「北白川右京」(あの右京さんとは違います)の劇中作が織り交ぜられ、物語を二重に楽しめるお得な作品です。
ちなみに、『王妃の館』はパリに実在する歴史的ホテルがモデルですが、普通にネット予約できます。お金と時間があれば・・・
Posted by ブクログ 2017年02月27日
『「ドイツ軍は、パリの市内だけは爆撃をしなかった。フランス軍もパリが戦場になることを怖れて降伏した。ノルマンディ上陸作戦のあとで米軍も、パリに大砲は向けなかった。そしてドイツ軍はまた、パリが戦場になることを怖れて撤退した。彼らはみな、かけがえのないものを知っている。」
「日本は焼け野原になるまで戦...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月20日
テンポいい!
さすが浅田なのかも(^^)
今時当たり前なのかもだけど、登場人物が巻頭で確認できるのはいい。
一気に読めず、間空きながらだとどうしても忘れちゃうので(^^;
フィクションだから当然偶然は作れる。
できすぎの偶然は賛否あるかもだけど、これの偶然はわくわくする。
なんていうか、先が読め...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月29日
月末の手形決算を切り抜けたい旅行会社が、パリの高級ホテル「王妃の館」の一部屋を2組に利用させ、旅行代を二重取りという暴挙に出た話です。光(ポジ)ツアーの方は150万円で、影(ネガ)ツアーの方は20万円という料金でツアーを行います。そのからくりは、お見事といえます。こんなことを思いつくのが凄いです。で...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月26日
パリの歴史ある名門ホテル「王妃の館」へ旅立ったクセのある光と影の団体さんたち。
浅田さんらしく、ベタな展開になりそうな感じだけど、それがまた楽しく読めました。
たぶん、浅田さん自身がこの作品のために出版社のお金でフランスに行ったんでしょ?
そんな裏側も読めそうなライトで楽しめるお話です。
下巻...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月08日
裏表紙のあらすじを見て、やったー。
これはプリズン・ホテル、キンピカに続く浅田次郎お得意の爆笑物だあって。
でも、少し期待はずれ。面白いことは充分に面白いのだけど、ハチャメチャ度合いがちょっと少ない。浅田さんのこの手の作品は、徹底的にカリカチュアされた主人公達のドタバタが魅力なのだけど、カリカチ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。