三国志(四)

三国志(四)

880円 (税込)

4pt

乱世の姦雄を自称し、天下を席捲した曹操も、関羽には弱かった。いかな好遇をもってしても、関羽の心を翻すことはできない。玄徳を慕って千里をひた走る関羽。そして劇的な再会。その頃、兄孫策の跡を継いだ呉の孫権は、恵まれた自然と豊富な人材のもと、国力を拡充させていた。失意の人玄徳も、三顧の礼をもって孔明を迎えることができ、ようやく天下人として開眼する。

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三国志 のシリーズ作品

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1~8件目 / 8件
  • 三国志(一)
    880円 (税込)
    日本では卑弥呼が邪馬台国を統治する頃、中国は後漢も霊帝の代、政治の腐爛は黄巾賊を各地にはびこらせ、民衆は喘ぎ苦しむ。このとき、楼桑村の一青年劉備は、同志関羽、張飛と桃園に義盟を結び、害賊を討ち、世を救わんことを誓う。――以来百年の治乱興亡に展開する壮大な世紀のドラマ。その華麗な調べと哀婉の情は、吉川文学随一と定評のあるところである。
  • 三国志(二)
    880円 (税込)
    黄巾賊の乱は程なく鎮圧されたが、腐敗の土壌にはあだ花しか咲かない。霊帝の没後、十常侍に代って、董卓が権力の中枢に就いた。しかし、群雄こぞっての猛反撃に、天下は騒然。曹操が起ち袁紹が起つ。董卓の身辺には、古今無双の豪傑呂布が常に在り、刺客さえ容易に近づけない。その呂布が恋したのが、董卓の寵姫貂蝉。傾国という言葉は「三国志」にこそふさわしい。
  • 三国志(三)
    880円 (税込)
    黄巾賊の乱より十年、天下の形勢は大いに変っていた。献帝はあってなきものの如く、群雄のうちにあっては、曹操が抜きんでた存在となっていた。劉備玄徳は、関羽、張飛を擁するものの一進一退、小沛の城を守るのみ。打倒曹操! その声は諸侯の間に満ち、国舅董承を中心に馬騰、玄徳など七人の謀議はつづく。誰が猫の首に鈴をつけるのか。――選ばれたのは、当代一の名医吉平。
  • 三国志(四)
    880円 (税込)
    乱世の姦雄を自称し、天下を席捲した曹操も、関羽には弱かった。いかな好遇をもってしても、関羽の心を翻すことはできない。玄徳を慕って千里をひた走る関羽。そして劇的な再会。その頃、兄孫策の跡を継いだ呉の孫権は、恵まれた自然と豊富な人材のもと、国力を拡充させていた。失意の人玄徳も、三顧の礼をもって孔明を迎えることができ、ようやく天下人として開眼する。
  • 三国志(五)
    880円 (税込)
    新野を捨てた玄徳は千里を敗走。曹操はなおも追撃の手をゆるめない。江夏にわずかに余喘を保つ玄徳軍に対し、潰滅の策をたてた。天下の大魚をともに釣ろう、との曹操の檄は呉に飛んだ。しかし、これは呉の降参を意味する。呉の逡巡を孔明が見逃すはずはない。一帆の風雲に乗じ、孔明は三寸不爛の舌をもって孫権を説き伏せる。かくて赤壁の会戦の大捷に導き、曹操軍は敗走する。
  • 三国志(六)
    880円 (税込)
    赤壁の大敗で、曹操は没落。かわって玄徳は蜀を得て、魏・呉・蜀三国の争覇はますます熾烈に――。呉の周瑜、蜀の孔明、両智将の間には激しい謀略の闘いが演じられていた。孫権の妹弓腰姫と玄徳との政略結婚をめぐる両者両様の思惑。最後に笑う者は、孫権か、玄徳か? 周瑜か、孔明か? 一方、失意の曹操も、頭角を現わし始めた司馬仲達の進言のもとに、失地の回復を窺う。
  • 三国志(七)
    880円 (税込)
    「三国志」をいろどる群雄への挽歌が流れる。武人の権化ともいうべき関羽は孤立無援の麦城に、悲痛な声を残して鬼籍に入る。また、天馬空をゆくが如き往年の白面郎曹操も、静かな落日を迎える。同じ運命は玄徳の上にも。――三国の均衡はにわかに破れた。このとき蜀は南蛮王孟獲に辺境を侵され、孔明は五十万の大軍を南下させた。いわゆる七擒七放の故事はこの遠征に由来する。
  • 三国志(八)
    880円 (税込)
    曹真をはじめ多士済々の魏に対して、蜀は、玄徳の子劉禅が暗愚の上、重臣に人を得なかった。蜀の興廃は、ただ孔明の双肩にかかっている。おのが眼の黒いうちに、孔明は魏を叩きたかった。――かくて祁山の戦野は、敵味方五十万の大軍で埋まった。孔明、智略の限りを尽くせば、敵将司馬仲達にもまた練達の兵略あり。連戦七年。されど秋風悲し五丈原、孔明は星となって堕ちる。

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三国志(四) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ついに登場、三国志一の英雄こと諸葛亮孔明。
    …なのに劉備の煮え切らないことと言ったらない。この巻は呉の話が結構あって、呉の将軍が最も好きな自分にはたまらない、特に呂蒙、程普、黄蓋が好き。
    赤壁まであと少し、いよいよ面白いが止まらない。

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    遂に諸葛亮孔明登場。
    ほんと良く出来た娯楽読物です、そりゃ昔から皆大好きでしょう。かなり多くのキャラが登場しますが、個性豊かなだけでだけなく、無理なくストーリー展開するところが偉大なり。

    0
    2022年08月20日

    Posted by ブクログ

    ついに諸葛亮孔明登場!名前は知っていたが、劉備の軍師だったのね(今知った)話は加速度的に面白くなっていく。それにしても劉備が女々し過ぎてイラっとくる。

    0
    2019年10月18日

    Posted by ブクログ

    曹操がいよいよ勢力を強めて、戦う度に覇者に近づいて行く。
    劉備は曹操の勢いに抗えるわけもなく、踏みにじられてしまうが、豪傑の忠臣関羽が曹操に一時降伏するところが最大の見所かな。
    よく関羽の条件を曹操が飲んだものだ。恐るべし関羽。

    0
    2018年04月08日

    Posted by ブクログ

    2018年初の本は、吉川英治三国志(四)
    曹操に捕らわれていた関羽が劉備の存命を察知し当初の約束通り遠く劉備の元に戻る件より、劉備がかの有名な三顧の礼を以て諸葛孔明を登用し、少数の兵力ながら策を巡らせ曹操と対峙しているあたりまで。

    0
    2018年01月02日

    Posted by ブクログ

    劉備の元に趙雲、徐庶そして孔明と歴々の誉れ高い名将たちが揃っていく。そして、関羽千里行、趙雲の単騎での亜斗救出劇、張飛の長坂橋大喝と熱い展開ばかり。もうホントに読んでて武将の威容が目に浮かぶようで、電撃が走るような名場面の連続。読ませます。

    0
    2013年12月12日

    Posted by ブクログ

    面白い!!!

    「関羽は杯を下において、
    『むかし漢の高祖は、項羽と天下を争って、戦うごとに負けていましたが、九里山の一戦に勝って、遂に四百年の基礎をすえました。不肖、われわれも皇叔と兄弟の義をむすび、君臣の契をかため、すでに二十年、浮沈興亡、極まりのない難路を越えてきましたが、決してまだ大志は

    0
    2013年06月26日

    Posted by ブクログ

    関羽は曹操の下を離れ、3兄弟が揃う。呉は孫策から孫権へ。劉備一同は劉表の庇護に。孔明登場。赤壁の巻へ。

    0
    2011年06月06日

    Posted by ブクログ

    信義とは、愛とは、名誉とは、忠義とは、友情とは。
    恥じとは、嫉みとは、怨みとは、善とは、悪とは。
    驕りとは、裏切りとは、功名とは。
    武とは、智とは、舌とは、心とは。

    人の持つ様々な側面や感情を、絶妙なリズムで語る。
    第四巻、いよいよ、その人。-諸葛孔明、立つ。

    次巻は"赤壁"

    0
    2011年01月15日

    Posted by ブクログ

    曹操も悪人ってわけじゃないんだなぁ。
    前もそう思っていたけれど、今回も思った。
    あれだけ優秀な武将を集めて離さずに上手に用いるのはすごい。
    さすがに、三国時代を勝ち抜くだけあるんだなぁ。

    呉は孫策が死んで、孫権に代わった。
    孫権って曹操や劉備より20歳近く年下なのか。若!

    劉備は負けまくってボロ

    0
    2010年05月26日

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