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Posted by ブクログ 2018年12月18日
上杉謙信というタイトルだが、上杉・武田両方の視点で川中島の戦いを描く。
互いが互いの腹を読みあい、裏をかこうとする。
吉川英治のごつごつした文章が、なぜかつるつると気持ちよく入ってくる。
歴史の結果は知っているけれども、謙信の視点に立てば捨て身の戦法が功を奏するのではないかと、信玄の立場になれば...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月20日
上杉謙信で連想するのは、川中島の戦い、毘沙門天、敵に塩を送るハナシ、等々。信長や秀吉と違って戦国時代日本のトップに立つことには興味がなく、自分の力の誇示に満足するアスリートのような印象がある。吉川英治が描く上杉謙信もストイックな戦いのプロ。戦の感覚を味わうために戦国武将をやっているってカンジだ。かと...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
こよいの霧はすべて血か。
濃霧の中激戦となった永禄四年、第四次川中島の戦いを焦点に、歴史小説の大家吉川英治が読ませます。上の文は、合戦を終えて主従二人で合戦上を引き上げるときの謙信の心情。ゾクっときた。
英雄の心事は英雄のみが知る。
好敵手であった信玄と謙信。
謙信が単騎、信玄の陣中に斬り込み、...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月03日
城巡りを前に、武田信玄に関する小説を読み、それに続けて上杉謙信を読んでみた。
上杉謙信の人柄がこの通りなら、私は武田信玄より上杉謙信が好きだと思った。そして、こんなにも戦国武将に慕われる朝廷の歴史を勉強したいと思った。
また、この本で印象に残ったのは、
自分の理想を実現するには、まず自分を愛すること...続きを読む
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